著者 : 鍋島テツヒロ
ベリル、覚醒。 料理中に指を怪我したり、剣術の指導中に不覚を取ったりと、どうにも調子が悪いベリルの今日この頃。疲労か鍛錬不足か、あるいは老いか。違和感の原因を調べ始めたベリルは気付く。--目がよく『見えすぎている』ことに。自身の覚醒を悟ったベリルの剣術は、ヘンブリッツ、そしてスレナやアリューシアを一蹴するほどの領域に到達しており!?ベリルが更なる高みへと踏み出したとき、ミュイとの関係に変化をもたらす事件も発生してーー。
山脈を越え、因縁を断つーー。 “最強の冒険者スレナ・リサンデラが消息不明となった” 突然の一報を受けたベリルは彼女を救うため、アリューシアや冒険者ギルドの助力を受けながらスレナが最後に依頼で訪れたアフラタ山脈へ直行する。慣れない獣道を進んだ先、どうにかスレナと再会できたのもつかの間。待ち受けていたのはスレナの仇にして、若き日のベリルを打ち負かした特別討伐指定個体(ネームド)の姿だった。「ともに立ち向かいましょう、先生」「今度こそ無様は晒さないよ」深山幽谷にて最後に立つのは獣か、人か。今こそ、かつての因縁に決着をつける時。
春、来たる。おっさん今年も大忙し! 隣国スフェンドヤードバニアでの戦闘により餞別の剣を失ってしまったアリューシアのため、彼女にふさわしい新たな武器を授けると決めたベリル。「これを素材に考えているんだけど……どうかな」持ち出したのはかつて仕留めた特別討伐指定個体(ネームド)の素材!?さらにはレベリオ騎士団入団試験では受験する弟子の奮闘を見守り、北方遠征にて思いがけず再会した幼馴染みの大隊長と旧交を温め、そんな多岐にわたる特別剣術指南役の仕事疲れを癒やすのは……温泉!?片田舎のおっさんは、今日も元気に奔走します!
迷宮都市で始まる逃亡魔王様のにぎやかダンジョンライフ!! 宿敵の女勇者リタと共に農村の危機を救った引退魔王シグルド。 そんな彼は何故か農村から逃げて、ルトイッツ地下迷宮を潜る新米探索者シグさんとして、新たな生活を始めていた!? 魔王としての力や知識をほどほどに活かし、第三の生活を楽しむシグルド。しかし、それを追いかけるようにリタもやってくるわ、さらなる大事件にも巻き込まれるわ、まだまだ落ち着けないようでーー 新米探索者な魔王と、不器用な純朴美少女勇者、親密になった宿敵二人のドタバタダンジョンライフが始まる!!!
教都、動乱。 レベリス王国のサラキア王女と隣国スフェンドヤードバニアのグレン王子の結婚が迫るなか、王女護衛のためベリルはレベリオ騎士団とともに隣国への国外遠征の任に就く。道中貴族の娘シュステと交流を深めたり、滅多にない外国でのひとときを過ごしていたベリルだったがーー婚儀当日。祝福を受ける二人の影で反乱を画策する存在がーー?両国騎士団、歴戦の傭兵に冒険者、人智を超えた怪物たち、そして思わぬ協力者の存在。異国の都にて役者が揃う。「俺の剣が役に立つのなら、いくらでも振ってみせるよ」ここに、おっさん最大の戦いが始まろうとしていた。
引退魔王と現役勇者が一つ屋根の下でスローライフ始めました!? 戦いの日々に疲れ魔王を引退し、山間の小さな村で人間に混じり、“農夫のシグっさん”として暮らす“異邦の王・シグルズ”。セカンドライフを満喫する彼の元に、突如、打倒魔王に生涯を捧げてきた美少女勇者・リタが乗り込んできてーー 「魔王シグルズ、私はあなたを許さないーー絶対にだ!」 命がけの追いかけっこをしたり、協力して戦ったり、一つ屋根の下で暮らしたり!? 小市民な農夫と化した魔王と、不器用な純朴美少女勇者、親密になった宿敵二人のドタバタスローライフが始まる!!!
おっさん、優雅な貴族生活…!? 父・モルデアとの一騎打ちを経て、少しだけ“己の剣”へ前向きになり始めたおっさんベリル。心機一転、今日も元気に剣術指南ーーと意気込んでいたところ、ベリルに届いたのはフルームヴェルク辺境伯主催の夜会への招待状。「……なんで?」国や王族に関する案件らしいが、例によって断る余地のないまま、同じく招かれたアリューシアとともに貴族の屋敷へ赴くことに。絢爛豪華な食事、貴族が集う煌びやかな夜会、貴婦人からの歓待と、なんとも居心地の悪い優雅なひと時を過ごすベリルの前に、彼を昂らせる新たな強敵が現れて!? 大人気おっさんファンタジーは、次なるステージへ!!
おっさん、里へ帰る。 夏。おっさんにとっては年々体力の衰えを痛感する季節。汗を拭いつつ故郷・ビデン村からの手紙を読んだベリルは、ワケあってミュイとともに里帰りすることに。「……ただいま」家族揃っての穏やかな食卓、近所の川辺で遊んだりと、久々の実家でゆっくり過ごせるーーかと思いきや。急遽付いてきたクルニとヘンブリッツ、魔物サーベルボアの群れ退治、さらにはベリルの“親父殿”も剣を抜き!?予想外だらけの出来事に、束の間の休暇は大忙しでーー。暑さに負けず剣を振り抜く、大人気おっさんファンタジー!
おっさん、魔術師学院へ!?重版続々大ヒット!! 大人気おっさんファンタジー、待望の第4弾! 近頃は王族からも信頼されているおっさん、ベリル・ガーデナント。彼の卓越した剣技への評判が日増しに高まるなか、ルーシーとフィッセルの魔術師コンビがやってきてーー「お主、魔術師学院で教鞭を執ってみんか」「私は賛成」いやいや、おっさんは“剣術”の師範なんですけど!? 専門外の依頼に戸惑うが、どうやら新設された剣魔法科で講師を務めるフィッセルを手伝ってほしいようで……。新米教師フィッセル&ベテラン(?)先生ベリルによる剣魔法講義の行方とはーー。魔術の世界におっさんの剣が唸る、シリーズ待望の第4弾!!
まもなく始まるレベリス王国と隣国スフェンドヤードバニアの王族の友好行事に向けて、両国の騎士団が警護に当たるらしい。そして当然騎士団長アリューシアからは、「先生をご紹介する、良い機会かと」そろそろ大役にも慣れ始めたおっさんだが、さすがに『王族』と聞いて悶々するなか、相手国の騎士団が到着したようでー「うふふ。貴方の愛弟子、ロゼ・マーブルハートですよ〜」スフェンドヤードバニアの副団長もかつての弟子!?再会に驚く間もなくアリューシア・ロゼと共に王族護衛の任に就くが、その背後では王族を狙う黒い影が徐々に動き始めていてー。片田舎のおっさん、人生最大の超重要任務に挑む!!大人気成り上がりおっさんファンタジー、第3弾!
弟子アリューシアに引き立てられ、不承不承に都へやってきた剣術師範のおっさん、ベリル・ガーデナント。ようやく新生活に慣れてきたのも束の間、まだまだ最強の弟子や都会の喧噪は彼を放っておいてくれないようでー「先生の剣!こいつは腕が鳴るぜ!」凄腕の鍛冶師に成長した弟子と再会したり(!)、「るっせぇ!アタシに構うな!!」ワケありな不良少女の教育をしたり(!!)、さらには魔法師団長ルーシーから、国家で蠢く策謀の解決を頼まれてしまって!?「あの…何度も言うけど俺、しがないおっさんだよ?」-と困惑しながら、今日もベリルは剣を抜くー。
片田舎の村で細々と剣術道場を営む男、ベリル・ガーデナント。いつか夢見た剣士としての栄光はどこへやら。「しがないおっさん」を自称しながら過ごす今日この頃。“このまま静かに年を重ねていくのだろうか”そうぼんやり考えていたある日のこと、若くして王国騎士団長に昇り詰めたかつての教え子、アリューシアが訪れる。「先生を騎士団付きの特別指南役として推薦しました」「…ナンダッテ?」困惑したまま王都へ出立したベリルはさらに、最高位冒険者やエース魔術師など、大成した弟子と次々再会し、彼女たちから教えを請われてしまって!?「絶対俺もう必要ないでしょ…」と、卑下するのはベリル本人ばかり。長年培われた剣術はもはや並ぶ者なく、彼の活躍は“片田舎の剣聖”と都で評判になっていきー「その称号、かっこ悪くない!?」最強の弟子たちの“師匠”が遂に報われる、おっさん成り上がりファンタジー!
「獣腫」の猫耳を持つエミリアは、学術都市ラグノマで学院に通う18歳の貴族令嬢。 決められたレールを歩む人生に悩んだ彼女は、一念発起し「自分探しの旅」へ繰り出すことに! 壮年の執事・ロイドを連れて、未知への一歩を踏み出した。 「獣腫」とは、人体が獣の形質を宿す現象。 世界は戦後の穏やかさに浸りながらも、「獣腫差別」が残存していた。 いざ、世界を見つめ、自分を見つける卒業旅行へ! <Chapter> 宿場を荒らす“精霊鯉”退治!? ーーーー第一話 ここからが素敵な旅の始まり 怨霊と呪詛に塗れた遺跡探索! ーーーー第二話 土の下こそがふさわしい 来たるべき“結婚”とは? ーーーー第三話 後三十年は先のこと かつて龍がいた谷を蝕むものは? ーーーー第四話 例えば私が 学院祭の派閥対立に香る戦火の予兆。 ーーーー第五話 どいつもこいつも
ダンジョンに潜り、動画を撮り、その閲覧回数で人気とお金を稼ぐ仕事ー冒険者。女子高生で冒険者になった掛田志保は悩んでいた。急に魔王を名乗る男が自宅に押し掛け「吾輩がお前を一番上の冒険者にしてやる」と宣ったのだ。志保のレベルは1で、人気ランキングも下から数えたほうが早い。しかし魔王は「モンスターのことなど熟知しておるわ」と志保にある指示をするのだがー。魔王の知恵でランキングを駆け上がれ!魔王×JKのサクセスコメディ!第1回ファミ通文庫大賞優秀賞受賞作!
愛され、殺し、愛されーー街に溢れる呪いを喰らうミコと彼女を殺し続ける禊。そんなある日、禊を狙った凶悪で淫靡な《夕焼けの女王》が出没する。 「競争よ。だれがいちばんのミコか」 殺戮と狂気を振りまく小学生のミコ。 「ミコを探しにきて、ミコを愛してーー」 愛に妄執し禊を求める中学生のミコ。 「わたしこそが本物の“緋崎ミコ”」 妖艶な美貌で人を狂わす大人のミコ。 ミコを凌駕する偽物の女王たち。最も美しい愛を禊に捧げるため、街に殺戮の華を咲かせる。そして矛先は、禊だけではなく大切な仲間たちにも向けられーー。
師匠に「ダメ弟子」と認定されて破門されてしまった少年ジェセットは、道中で仲間にしたドラゴンの少女カイアとともに、強くなるためにあてどない旅を続けていた。カイアの背に乗って空を飛んでいると、人だかりを発見する。どうやら病を治して回っている「聖女」と呼ばれる存在がいるらしく、その聖女・エリュキナを狙って山賊たちが集結していた。ジェセットは山賊を倒そうとするのだが、エリュキナは「暴力はいけない」と諭し、なんと言葉だけで山賊を改心させてしまった。エリュキナはジェセットに戦いの影が見えると言って、ついてくるのだが、ジェセットの前にエリュキナと「全く同じ顔」をした少女が現れてー。
「師匠」に育てられながら、十年間格闘術の鍛錬に励んだ少年ジェセットは、十五歳になっても師匠に一撃も与えられないダメ弟子として、ある日突然、破門を宣告されてしまう。仕方なく師匠の元を去ることになったジェセットは道中で遭遇したドラゴンモドキを倒しながら、王都へとたどり着いた。いつか師匠に一発見舞ってやると誓い、強くなるための修行を続けようと考えていると、ちょうど王都で武闘会が開催されることを知る。ジェセットも参加しようとするのだが、周囲から子供だとバカにされ、取り合ってもらえない。しかしそこに、騒ぎを聞きつけた王女アラニスが現れてー。
「久しぶりね禊、わたしの可愛い飼い犬」 五年ぶりの故郷の街。禊が級友から告げられたのは、奇妙な噂だった。 “夕焼けの女王が還ってきたーー” かつてこの街を支配し、禊たちの青春を黒く塗りつぶし、忘れられない傷を植え付けた女王・緋崎ミコ。 そして囁かれる女王帰還とともに、次々と不可解な事件が起こりはじめているというのだ。 ミコが帰ってくることなどありえない……。だが、禊の手で“殺した”はずの美しき女王は、再び目の前に現れ、妖しく微笑む。もう一度私を殺して、と。 ノロわれた街を舞台に、女王との淫らな黒い青春ホラーが幕を明けるーー。
異世界に召喚され、かつて水の勇者として活躍した新藤裕也も、今では三十一歳の平凡なおっさん。王都の自称『何でも屋』として、母親の形見の髪飾りを失くした少女からの依頼を無事に解決したユウヤは、依頼人だった少女に剣術指南をしつつ、再び自堕落な毎日を送っていた。「遠出の依頼を持ってきた。港町で魔物を片付けてきてくれ」そんなユウヤの下に、王都を守護する騎士団の副団長から依頼が舞い込んだ。どうやら港町の沖に魔物が居座っているせいで、漁船が出せず町が滅ぶかもしれないらしい。今度の敵は小島ほどある魚の魔物アスピドケロン!?圧倒的なスケールの巨大魚を討伐するため、元・水の勇者はどう戦うのか!?訳ありの新たな勇者も登場し、潮の香りに港町が躍る!その後の勇者を描いた異世界便利屋ストーリー第二弾、いざ開幕!