著者 : raemz
夏休み。藤志高では恒例の、2・3年合同の勉強合宿。と言っても、2年生の俺たちにとっては、仲間たちと夏のイベントを楽しむいい機会だ。どこまでも青い空と海。色とりどりの女子の水着。夜、ふたりきりのナイショ話。男だけの温泉回(?)…。眩しい光景を見つめながら、あるいは目をそらしながら。俺たちは、こぼれ落ちそうな思い出を、ポケットいっぱいに詰め込んでいく。-なにかが変わる夏が、賑やかに密やかに、幕を開けた。“チラムネ”初、130pショートストーリー冊子付き。
自他共に認めるコミュ障な永遠。誰からも愛される向日葵みたいなリリ。正反対だけどいつも一緒な、大親友の二人にはある秘密が。それは「カブ厨」なこと。「メルベイユ!」「尊すぎます!」今日も放課後の空き教室で、様々なカップリングへの愛と妄想を語り合う日々。そしてリリには、永遠にも言えないもう一つの秘密がー本当は、永遠が好き。永遠との語らい、見つめ合い、笑い合う放課後。大好きな人を独り占めできる最高に幸せな時間。のはずが…近頃、続々と乱入者が現れて!?華ざかり。最強に可愛い女子高生の秘密がつまった放課後ガールズラブ。
インハイ予選を終えた7月。陽はチームの新キャプテンになった。仲間とぶつかり合いながら切磋琢磨し、ともに高みを目指す日々。その姿はやけに眩しく、俺の心を揺さぶった。そんなとき、野球部のエース、江崎が現れる。「朔…頼む、野球部に戻ってくれ。どうしても、お前の力が必要なんだ」-あの暑い夏の日。自分で止めた時計が、もう一度音を立てて動き出した。これは、挫折と葛藤、そしていまだ胸にうずく“熱”の物語。あの夏を終わらせて、もう一度、夏を始めるための物語。
それは、ニセモノの恋の物語。 「千歳しかいないの。どうかお願いします。私と付き合ってください」 面と向かって女の子にこんなことを言われたら、大概悪い気はしないだろう。 それが、七瀬悠月のようなとびっきりの美少女ならなおさらだ。 でも、うまい話には大概裏がある。 美しい月の光が、ときに人を狂わせるように。 これは、そうして始まった、俺と七瀬悠月の偽りの恋の物語だ。 ーー人気沸騰の“リア充側”青春ラブコメ、待望の第2弾登場!