出版社 : ポプラ社
後宮の王妃たちの病気を、薬膳医・桃香が治します。 ……でも、そのためには契約結婚が必要で!? トラブル続きの中華風後宮ファンタジー! 見習い仙女は百年間、人間界で人を幸せにしながら徳を積むと一人前になれる。桜桃香(さくらとうか)は陶器の『声』を聞く修行中の陶仙女で、七十二候ノ国にて満腹食堂を営んでいた。。常連で後宮の御用聞きでもある陽伊鞘(よういさや)に助けられるが、料理の腕を見込まれ、後宮付きの薬膳医になる羽目に。 さらに、後宮に入るためには伊鞘と契約結婚する必要があって? もふもふの仲間たちと王妃たちの病を治すために奮闘する、中華風後宮ファンタジー! ■著者 江本マシメサ(えもと・ましめさ) 長崎県出身。『北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし』(宝島社)で2015年にデビュー。著書に『見習い神主と狐神使のあやかし交渉譚』(ポプラ文庫ピュアフル)、『皇妃エリザベートのしくじり人生やりなおし』(二見サラ文庫)、『浅草ばけもの甘味祓い〜兼業陰陽師だけれど、上司が最強の妖怪だった〜』(小学館文庫キャラブン!)、『身代わり伯爵令嬢だけれど、婚約者代理はご勘弁!』(アリアンローズ)などがある。
生まれつき鬼霊を視る才を持つ本好きな甜花は、元博物官でたくさんの蔵書を持つ祖父を看取った際、この書物を後宮の図書宮に入れたいと熱望する。そして自分はそこで働く書仕になりたい、と。そのため後宮に下働きとして潜り込むが、なぜか末席の陽湖妃の付き人にされ、トラブルに巻き込まれてー。やがて皇帝も鬼霊が視えていると気づいた矢先、後宮を巻き込む大事件が!あやかし×謎解き中華風後宮ファンタジー。
最後まで、特別なことしか起きないアパート 〜地底から宇宙へ〜 感動のスペシャルクライマックス!! * * * * * ある日一葉たちが、「馬鐘荘」の地下二階の部屋に集まっていると、突然激しい振動が起こった。外に出てみると、一階の雑貨屋「迎手」の庭に、銀色の宇宙船が墜落していた。ひしゃげた扉から姿を現したのは、緑の瞳に赤い髪の女の子。なんとか壊れた宇宙船を修理し、彼女の帰還を助けようとするが、思わぬ危機的状況が到来し、一葉たちはとうとう地底から宇宙に飛び出すことに……!? 人気シリーズ感動の完結巻! <目次> 第一話 墜落! 謎の宇宙船 こぼれ話 七転八倒、一葉の将来 第二話 再襲来! 我が妹 こぼれ話 さらば、真夜中の移動販売店! 第三話 終幕! 地底アパートよ永遠に カバーイラスト:serori
Netflixにて2024年映画化決定! ーーそれは世界一、幸福な日々。 僕たちの、切なくて儚い『期限付きの恋』が始まった。 高校一年の冬、早坂秋人は心臓病を患い、余命宣告を受ける。絶望の中、秋人は通院先に入院している桜井春奈と出会う。春奈もまた、重い病気で残りわずかの命だった。秋人は自分の病気のことを隠して彼女と話すようになり、死ぬのが怖くないと言う春奈に興味を持つ。自分はまだ恋をしてもいいのだろうか? 自問しながら過ぎる日々に変化が訪れて……? 淡々と描かれるふたりの日常に、儚い美しさと優しさを感じる、究極の純愛小説。 ■著者プロフィール 森田碧(もりた・あお) 北海道出身。2020年、LINEノベル「第2回ショートストーリーコンテスト」にて「死神の制度」が大賞を受賞。2021年、本作でデビュー。
いぬじゅんが贈る、「冬」シリーズ第3弾! 「物書き人」として詩や、ブログで日記を書いている冬野咲良はある日、誰かに追われている気がして、カフェのテラス席にいる男性に声をかけた。そこにいたのは静岡でプログラマーとして働く鈴木春哉。ふたりは“運命の出会い”を果たし、関係を深めていく。が、春哉はかつて交通事故に遭い、一部の記憶を失くしていた。やがて衝撃の事実が明らかになり……? 驚きのどんでん返しの後、温かい涙が頬を伝う、この冬最高の許しと愛の物語。 ■著者プロフィール いぬじゅん 奈良県出身。2014年、「いつか、眠りにつく日」(スターツ出版)で毎日新聞社&スターツ出版共催の第8回日本ケータイ小説大賞を受賞し、デビュー。本作を含む「冬」シリーズ「この冬、いなくなる君へ」、「あの冬、なくした恋を探して」(いずれもポプラ社)や「奈良まちはじまり朝ごはん」シリーズ(スターツ出版)などヒット作を数多く手掛ける。
高校生二年生の小早志麗人は、共に暮らしていた祖父が亡くなったため、長い間疎遠になっていた叔父が所長代理を務める探偵事務所に転がり込むことに。叔父の武知は、捜査一課の刑事を辞めて、うだつのあがらない日々を過ごしていた。麗人は自分の面倒を見てくれるかわりに閑古鳥の鳴くこの事務所を繁盛させてみせると宣言し…!?頭脳明晰で絶世の美少年、生意気で毒舌の甥っ子に戸惑いながらも、武知は麗人とともに事件に挑むー!
本が大好きな少女・茅野しおりの楽しみは、憧れのいとこ・美弥子さんが司書を務める雲峰市立図書館へ通うこと。幻の司書をさがす男性、〈本と海〉に隠された宝の地図、本を残して家出した少年に切り裂かれた本の秘密……しおりと美弥子さんたちが図書館で起こる一風変わった事件の謎を追う、大好評ほのぼの図書館ミステリー!
暴力団松岡組の組員見習いの銀次は、腕っぷしは強いが極度の怖がりで「霊」がらみの話にはことさら弱い。ある日、兄貴分から「ある方のボディガードを頼む」との命を受ける。銀次が指定された場所へ行くと、そこにいたのは古風な名前を持つ女子高生だった。しかも驚いたことに、彼女は「心霊相談所」なるものを開いており、「相談料五百円、除霊三千円、交霊五千円」で怪しげな商売をしているのだった…。
王子の年末の恒例行事「狐の行列」に今年も参加した瞬太と祥明。そこで瞬太に接近してきたのは、琥珀の瞳のあの男…。 大晦日の夜にプロポーズしようとした倉橋家の双子の話、猫を飼いたい娘と買わせたくない母親のバトルの話、槙原の柔道教室で繰り広げられたバレンタインの闘いの話、そして山科春記を巻き込んでの「琥珀の瞳の男」探し……、瞬太の卒業はどうなる? 盛りだくさんの人気シリーズ第13弾! <目次> 第一話 新年はやっかいごととともに〜倉橋家の双子たち ふたたび 第二話 猫の幸福学 第三話 猛獣たちのチョコレート戦争 第四話 妖怪博士と正直な尻尾
<古都・金沢には妖怪たちが息づいているーー> 妖怪たちの古道具ーー古“妖”具を取り扱う不思議なお店「蔵借(くらがり)堂」。 店主を始め、店員も皆妖怪。金沢に引っ越してきた男子高校生の葛城汀一は、普通の人間ながらそこでアルバイトすることに。 クラスメイトで、実は唐傘の妖怪である時雨や汀一がひそかに思いを寄せる亜香里たちとともに驚きの毎日を過ごしていた。 人と妖がともに暮らす古都を舞台に、出会いと別れを繰り返しながら、汀一と時雨は友情を育んでいく。 しかしある日、妖怪祓いをしている少年・小春木佑が現れて、くらがり堂にピンチが訪れる……!? 『絶対城先輩の妖怪学講座』著者がおくる、ほっこり温かく、ちょっぴり切ない妖怪の日常系事件簿。
<プロフィール> 田井ノエル 『暖簾のむこうは神様のお宿でした』 で「第6回ネット小説大賞」を受賞しデビュー。著作多数。 <内容紹介> 都で評判の女性占術師・凜可馨は謎に包まれている。 いつも御簾の向こうにいて姿が見えず、助手の翔夢鈴に鑑定結果を耳打ちするだけだが、その占いは驚くほど当たると噂だーー。 そんな凜可馨の正体はゴツいオネエ。翔夢鈴のプロデュース力を使って活躍している男性占い師なのである。 そんな二人のもとに、後宮から使いがやってきた。 多額の謝礼に目がくらんだ二人は、正体を隠して後宮入りするのだが……
待ち受ける驚きのラストに心揺さぶられる、新感覚エンタメ時代小説! 明治44年に起きた吉原大火ののち、東亰・隅田川に花艇を浮かべて返り咲いた、優雅で艶やかな水上遊郭。 大火で両親を亡くし、客を送迎する番人見習いの船頭になった利壱は、ある日、長春楼楼主に頼まれ、娼妓見習いのツバキを切見世へと連れていく。 利壱が見つめるのは、欲望渦巻くまやかしの世界だったーー。 水上吉原を牛耳る老獪な廣川が仕掛ける謀略。そして、その先に待ち受ける驚きのラストに心揺さぶられる、新感覚エンタメ時代小説。
都内の大学に通う大晴は、将来に対しての夢もなくただ無為に日々を過ごしていた。ある日、祖父が倒れたという知らせを受けて実家のある田舎町へ帰郷した大晴は、そこで幼馴染だった黎夏と7年ぶりに再会する。美しい女性に成長した黎夏を見て、大晴の胸に再び恋愛感情が湧き上がる。だが久しぶりの再会にもかかわらず、黎夏の表情は曇ったまま。そこには、黎夏が抱える残酷な秘密が横たわっていた……。
仕事一筋の男前杜氏と契約結婚ーー!? 「寺嫁さんのおもてなし」著者が描く、京都酒蔵のかりそめ夫婦生活! 京都の趣深い建物にあこがれ、リフォーム会社の契約社員として働く沙耶。 しかし、ある日生来のおひとよしから余計なお節介をやいてしまい、クビに……。 社宅も追い出されて、家ナシ、職ナシ、彼氏ナシで途方にくれていた時に出会ったのは、小さいながらも歴史のある酒蔵の杜氏・新堂だった。 酒蔵の存続のため嫁探ししていた新堂と、沙耶は利害の一致から契約結婚することにーー!? 隣のお寺の金髪イケメン坊主に変人だらけの職人たちと個性的な人物に囲まれながらも、沙耶は偽装夫婦だとばれないように蔵元の花嫁の仕事に奮闘する! だが、最初は“酒造りにしか興味がないイケズな京男子”だと思っていた新堂の不器用な優しさを知り、嘘嫁なのに徐々に恋心をいただいてしまいーー。 京都出身・在住の人気作家が京都の魅力を存分に描いた、契約夫婦物語。
うれしい日もかなしい日も「こつまみ」でほっこり。 福岡が舞台の好評シリーズ第2弾! 福岡薬院の裏通り、古いビルの2階にある「文月」は、《本が読めて、手紙が書ける店》。三日月から満月の夜の間だけ営業している、いっぷう変わったお店だ。今日も、仕事に、恋愛に、人間関係にちょっと疲れたり悩んだりするお客さんが、看板の文字ーー終電前のちょいごはん どうぞーーに導かれてやってくる。 店主の文がつくる季節折々のこつまみに心癒される、美味しい物語。巻末にレシピ付き。
「茶の湯だけでも奥深いのに、 弓と剣まで納めなくてはいけないとは。 友衛家に生まれなくてよかったとしみじみ思いました。 しかし他人事にも思えない本書です。(笑)」 --武者小路千家若宗匠 千宗屋氏 「“粗茶”シリーズの世界に遊ぶことは、 小説を読む悦楽に浸ること。 夏、涼しく、冬、暖か。 いつまでもいつまでも読みつづけていたい。」 --作家 大島真寿美氏 異色の青春お仕事小説の傑作! 弓、剣、茶の「三道」を伝える〈坂東巴流〉の 嫡男・友衛遊馬、二十歳。 家出先の京都から帰還するも、 家元でさえ副業しなければ家族を養えない貧乏流派ゆえ、 働き口を探してこいと言われてしまう。 建造が始まったスカイツリーの警備員に収まるが、 周囲からは「あそこの跡継ぎはダメだ」と後ろ指を指され、 ガールフレンドとの仲も“行き止まり”。 冴えない日々の中、曲者ぞろいの茶人武人にやりこめられながら、 遊馬は自分の進むべき道をぐるぐると探しつづける。 明日が見えないあなたに贈る、笑えて泣けて元気になれる物語。
呪いを解くために、偽りの妃として後宮へーー。 『わたしの幸せな結婚』著者がおくる、切なくも愛おしい宮廷怪異譚。 白髪に赤い瞳の容姿から鬼子と言われ、親に捨てられた過去を持つ李珠華は、まじない師・燕雲に拾われ、街のまじない屋で見習いとして働いている。 ある日、今をときめく皇帝・劉白焔がおしのびで店にやってきた。 珠華の腕を見込んだ白焔は、後宮で起こっている怪異事件の解決と自身にかけられた呪いを解くこと、そのために後宮に入ってほしいと彼女に依頼する。 最高の待遇と報酬を約束された珠華は、偽の妃として後宮入りを果たす。 さっそく式神のサンとロウを使い調査にかかるが、他の妃たちの嫉妬と嫌悪の視線が珠華に突き刺さり……。 まじない師が愛憎渦巻く後宮の闇に迫る、中華ファンタジー!
地味で目立たぬ若者が、若くして世を去り幽霊に。影の薄さに磨きをかけて暢気に暮らしていたが、街で見かけた善意の学生をその死の運命から救おうと思い立ち……。優しい幽霊の物語、『柳の下で逢いましょう』。遠い昔に別れた人との不思議な時間を描いた『約束の夏』、すれ違う少女たちの願いが切ない『踏切にて』の三本。大切な探しものがある人だけがたどり着ける不思議なコンビニたそがれ堂、大人気シリーズ第9弾!
私ったら、 凶悪コワモテと儚げイケメン、 二人の龍神様にはさまれて、たいへん! …なようなそうでないような!! * * * * 札幌の私立高校に通う宍戸琴音は、ある日学校の帰りに怪しいタクシーで「とこよ」のボロい温泉宿につれていかれる。そこには優しく儚げな龍神ハクと、強面で高圧的な龍神クズがいた。病弱な親友ハクの嫁になって助けるように、とクズに命じられた琴音は、とりあえず宿の仕事を手伝うことに。ところがこの二人、仲が良すぎて、琴音はすっかり壁の花…? イレギュラー契約結婚ストーリー! 装画・スオウ
アルバイト先は妖怪が営む古道具屋。扱う品は、不思議なものばかりーー。 金沢に転校してきた男子高校生・葛城汀一は、街を散策している際に店先にあった壺を壊してしまい、古道具屋でアルバイトすることになる。しかしそこは普通の古道具屋ではない、妖怪たちの道具“妖具”を扱うお店だった!店の主人をはじめ、そこで働くクラスメイトの美男子・時雨も妖怪で、人間たちにまじって生活をしているという。汀一はアルバイトをする中で、さまざまな妖怪や妖具に出会う。 最初は汀一をよく思わなかった時雨だが、二人の友情も次第に深まっていく。しかし、ある事件をきっかけに時雨は自分のアイデンティティに悩むようになり......。 『絶対城先輩の妖怪学講座』の著者による、金沢あやかしバディ・ストーリー!