出版社 : 主婦の友社
世界樹に襲撃をしかけてきたルーラースライムを討伐したトモヤ達。新たにシアという仲間を得て、次なる旅の目的地を求め東大陸に戻る決断をする。多くの出来事を通して絆を深めていく四人であったが、ある日リーネのもとに兄・モントから手紙が届く。その手紙には、リーネの故郷・デュナミス王国に戻ってこないかと書かれていた。トモヤ達もデュナミス王国を目指すことになる。その道中、リーネから幼少期の出来事や、仲の良かった幼馴染などについての話を聞き、期待に胸を躍らせる。だがデュナミス王国に到着した彼らには、大きな陰謀が待ち受けているのだがーー。
ついに開幕する太陽祭。盛り上がる王都の人々とは裏腹に、手に入れた大金を借金の返済で失ったアルトは気晴らしにロザリンと出掛ける。太陽祭にはしゃぐロザリンにつられ、アルトの気分も晴れてきた。だが、フレアと名乗る騎士の少女が現れ、アルトに対して敵意ムキ出し。更には防毒マスクで顔を隠した奇妙な騎士ワイズマンも現れ、アルト達は理由もわからず騎士団総団長ゲオルグに水晶宮へ出頭するよう要請される。王都の北街では、天楼がひた隠しにしていた牙を突き立てようと画策していた。狙いは王国を守護する水神リューリカが座する寝所。天楼のシドは自らが抱く野望と復讐を果たす為、自らと同胞の血でリュリオン湖を赤く染める。対するのは王国の絶対たる守護者・エンフィール十二騎士団の団長達。誰も知らない王都の裏側で、アルトとロザリンは騎士団と共に天楼との決戦に挑むことになるのだったーーーーー。
康太たちが、移民島を救ってから、しばらくのこと。夏だというのにヘカトンケイルでは、やけに肌寒い日々が続いていた。移民島の二人の少女・白茅とキュネーは、変わりゆく状況に翻弄されていた。一方、康太と榛美は、ピスフィからヘカトンケイルの国家元首にしてピスフィの父、ピスディオ・ピーダーの帰国祝いに相応しい料理をつくってほしいと依頼される。ピスフィには、ナバリオーネとの対立によって空中分解寸前となってしまったピーダー閥を、饗宴によってつなぎとめる狙いがあった。康太たちは腕を振るって料理を作る。仕事が終われば、みんなでお酒を酌み交わす。仕事は楽しく、お酒はおいしく、すべて世は事もなし。そんな平和な日々に感謝する康太たち。一方、ヘカトンケイル人は、忍び寄る凶兆に気づいていなかった。朽ちない遺体を乗せた小舟が、風雨と共に潟に打ち寄せたことにーーー。
セルティアからアルティアに帰還した太一たちは、久しぶりにエリステイン魔法王国の地を踏んだ。セルティアの精霊から聞いた、想いがねじ曲げられているという言葉。これを解決するには、やはりセルティアとの因縁にけりをつけるしかない。そのためには、まず太一の戦力アップのためにサラマンダーとの契約は必須。シャルロットの伝手を頼ってクエルタ聖教国に赴くことにしたのだった。Aランク冒険者の箔が必要であり、太一、凛、ミューラは無事ランクアップを果たしてクエルタ聖教国への入国を果たす。そして、クエルタ聖教国内のイフリートがいるドナゴ火山の麓、衛星都市パリストールで再会したのは、カシムとグラミ、そしてロドラ。彼らからパリストールには罠があると聞かされるのだがーーー。
無事に西都に到着した猫猫。環境は変化しても仕事は相変わらずで、薬屋として、また医官手伝いとして働いていた。どこに行っても呑気なやぶ医者に、何を考えているかわからない新人医官・天祐。猫猫は、壬氏の火傷が二人にばれないようにとひやひやしながら西都での日々を過ごしていた。 壬氏もまた皇弟として政務をこなす毎日だが、西都側は壬氏を名前だけの権力者として扱っていた。そんな中、猫猫は農村部を視察するために連れて来られた羅半兄とともに農村へ行くことに。視察するにあたって、かつての羅漢の部下・陸孫が動いていることに気付く。彼は、中央とは異なる農村部のやり方に疑問を持っていた。一方、かつて起こった大蝗害の生き残りの老人と出会うのだがーーーーー。
領主となったガングレイブは毎日仕事に追われていたが、反領主派によるストライキが起こしたり、ガングレイブたちの親と名乗る人物が現れて多方面に迷惑を掛けるなど、混乱が増していく。また、アーリウスとの関係も曖昧なままでいるなど、プライベートの問題も山積していた。一方シュリも、弟子となったガーンとアドラと共に城の厨房で忙しく働いていた。そんなある日、オリトルの宮廷料理長ゼンシェの孫、ミナフェから料理勝負を挑まれる。彼女も実力ある料理人。周りからもてはやされるシュリの腕を疑う彼女は初対面でいきなり喧嘩を吹っ掛ける。「お前がそんなご大層な料理人だとは思えないっち。証明しろ」テビスたち立会いの下、お菓子対決が行われることになるのだがーーーー。その結末は、まさかまさかの……!?
私立三空学園高等部一年A組、瀬上雪斗。ごくごく普通の目立たない彼にはクラスで憧れを抱く生徒が二人いる。生徒会副会長で成績優秀、大企業の御曹司の藤原海維。もう一人は現役アイドルとしても活動している宮永芽依。雪斗は二人と同じクラスであることがささやかな自慢だった。特筆すべきことがないながらも、平和な日常が愛おしい。そんな生活が突然変わってしまったのは、二学期の期末試験を前にした、ある寒い日だった。突然、教室が光に包まれたかと思うと、瞬く間にクラスメイト全員が異世界転移してしまったのだ。召喚者の説明では邪竜に世界が征服されようとしていて雪斗達に助けを求めてのことだという。クラスメイト達は目の前の状況を信じられず、混乱の中で話をすることもできなかった。そんな中、真っ先に動き出したのが海維と芽依、そして雪斗。美少女剣士と共に、三人の異世界を救うための闘いが始まる!
激化する戦いに備えて神官や巫女のジョブを取得した道夫と4人の奴隷たち。迷宮ではロクサーヌの無茶ぶりもあって、神官や巫女のジョブも駆使してより上の階層へと登っていく。ますます敵は強い相手ばかりだったが、比例するように、道夫も順調にレベルを上げていき、ついには冒険者のジョブを獲得した。ハルツ侯爵に対する隠し事が一つ減ったと、以前から誘われていた公爵のところへ出向く。要件は会食への誘いだった。承諾しボーデの城で会食をすると、帝国解放会なる団体への入会を持ちかけてくる公爵。迷宮で戦う以上入っておいて損はないと、道夫は入会試験へと歩を進める。道夫たちは、試験官の前で戦い、またボス戦をクリアすることで、入会に足る実力を見せつけ、無事入会を果たすのだった。
イスピリトでの騒動も一段落し、キッド達一行は学園へ戻ることに。しかし、戦争になるかもしれないという疑念を解決できないままモヤモヤしたままの帰国であった。そんな中、学園では野外演習が始まる。貴族、王族ばかりのメンバー達は野営はもちろん、料理すらしたことがない者達ばかり。しかもレアやソルシエール三姉妹はキッドに頼りっきりで寄生する気満々。不安を覚えたキッドは禁断の「SRカード」を使用する。そこから現れたのは変身できる能力を持った黒猫。黒猫はどんなものにも姿を変えられるいいことにやりたい放題。従者の立場を忘れて好き勝手に行動する黒猫に翻弄されながらも、キッドは得意のチート能力で、苦難なはずの野外演習を快適なキャンプへと変えるのだがーーーー。
過去に決着をつけ、カルト集団の野望を打ち砕き若き英雄となったアルト。五大貴族の令嬢アレクシア・イシュゼルドから告白をされる。ユスティーナだけではなくて、どうしてアレクシアまで? 困惑するアルトではあるが、彼女に対して真剣に向き合おうと誓う。一方でユスティーナは嫉妬するものの、同じ人を好きな者同士、次第にアレクシアと打ち解けていき、二人は仲の良い友達に。ところがある日、アレクシアに一方的に想いを寄せるテオドールが現れる。アルトはアレクシアを守るためにアレクシアの恋人のフリをすることに。しかし、それでもテオドールは諦めず、むしろ燃え上がり、アルトに決闘を挑む。校外試験の場で優劣を競い、どちらがアレクシアにふさわしいか決める。その決闘の裏側では、アルト達に不穏な影が忍び寄っていた。
探求者たちによる学校占拠事件を乗り越え、ヴァルプルギスの夜を満喫したフェリスたち。黒雨の魔女レインや天使ヨハンナも仲間に加わり、あいかわらず賑やかで平和な日々を過ごしていた。そんなある日、イライザ先生をはじめとする戦闘教官が、王国軍に召集されてしまう。不穏な空気が漂う魔法学校だったが、更なる騒動が巻き起こる。ボロボロになったエリーゼ姫が逃げ込んできたのだ。クーデターが発生して拡張論者の一派に国王が幽閉されたという。拡張論者の一派が望むのは、かつてアリシアの母が亡くなった隣国プロクスとの戦争に、再び火を放つことだった。迫ってくる大きな災いの気配、襲い来る闇の刺客『影狼』。追われて力尽きたエリーゼ姫は、フェリスたちに助けを求める。フェリスたちは大切な友人であるエリーゼ姫を守り、戦争を防ぐため動き始めるのだがーー。
ザイン攻略の鍵であるセルマを手に入れたライエル一行。だが、チャンスはあっても戦争をするための兵力が心許ない。ダンジョンで稼ぎもするが、これからを考えるとどうしても支援者が必要であるという結論に達する。そこで、ベイムでも指折りの大商人であるトレース家の依頼に目を付ける。商船の護衛を引き受け、トレース家に近付くライエル。船長のヴェラはトレース家の長女で、当主のフィデルからも溺愛されていると知る。歴代当主たちはヴェラの籠絡を指示するが、乗り気になれないライエルは失敗を繰り返してしまう。結果、そのことがノウェムたちに知られ、問い詰められることになる。事情を話すと、アリアたちが呆れてしまう中、ミランダは激怒する。「遊びじゃないんだから本気でやれ」仲間たちのサポートもあり、困惑しながらもヴェラにアプローチするライエルなのだがーーーーーー。
クインブランド皇国の軍勢がビオスの国境を侵し、戦争が始まった。その隙を突いて中央連合アインビストの精鋭がビオスの聖都アギアポールへと迫ると、新教皇の座に就いたルヴァインは手を尽くして停戦へと持ち込もうとした。それが功を奏して、多くの血が流れずに済んだのだが、アギアポールにさらなる災厄が降りかかる。夜な夜な、アンデッドモンスターが街のいたるところに出現するというのだ。ルヴァインはシルバーフェイスにこの事件の調査を依頼するのだが、話を聞きつけたアインビスト盟主のゲルハルト、それに副盟主のジルアーテもまた調査に参加したいと言い出した。しかし、この事件にはどうやら逃亡中のランナが関わっていた。再び立ちはだかる宿敵・ランナ。対決の行方はいかにーーーー!?
現代日本でサエないサラリーマン生活を送っていた三十男。なぜか、異世界に転移してしまうと、一転、夢のような生活が待っていた。思いがけず手にした力を使い、欲望のままに美少女たちとアンなコトやコンなコト…?現代日本なら、スーパーアイドル間違いなしの美少女三人組が夜伽を…?現代日本なら、ウン万円必至のメイド服×犬耳×美少女×ひざ枕…?現代日本なら、相手にもされないムリめ美女の服を思いのままに…?現代日本なら、夢物語でしかない魔法の絨毯に乗ってアラジン気分…?そんな至福にドップリのはずが…?突然この男に、過去最悪の厄災が降りかかる。ついに不敗神話が崩壊してしまうのかっ!?ついに人生の墓場へ誘われてしまうのかっ!?ついに真ヒロインが覚醒してしまうのかっ!?悠々自適な異世界スローライフのはずが…!?
魔王討伐軍の準備が整い、精鋭との鍛錬を終えた平太たち。いよいよ大陸の平和を取り戻すと気合を入れた軍は、大陸西側の陣地から出発し、魔王の住む朽ちた都市へと進んでいく。だが、旅路の途中、角族と魔物の襲撃に遭ってしまう。なんとか払いのけた軍は、ようやく目的地に到着する。平太によって作られた城壁を中心に陣地を作り、初日の魔物との戦闘に挑む。見事、その戦いに勝利し一行は魔王軍との戦いも必ず勝てると大いなる希望を持つのだった。士気上がる一同。だがしかし、その希望はーーーー魔王によって砕かれた。魔王の夜襲は、軍の大半の者たちに絶望を抱かせるに十分だった。圧倒的劣勢。その中にあって平太たちは魔王への戦意を失うことはなかった。武器を握り、二本の足で大地を踏みしめ、立ち向かう意思を見せたのだった。
第10弾の舞台は、空に浮かぶ広大な大地。噂に導かれ冒険心からやって来たエムリスとアーキッドは、辿り着くなり争いに巻き込まれてしまいます。混迷を深める空飛ぶ大地に、彼が現れます。銀の光に蒼き刃。新婚旅行中の銀鳳騎士団団長、エルネスティ・エチェバルリアが。空飛ぶ大地の戦いは活発化してゆきます。空には史上最強の対飛空船戦闘艦である飛竜戦艦。大地からは絶えたはずの超巨大魔獣、竜の姿が現れます。人とハルピュイア、飛竜と魔獣。大地の支配者の座を巡り激戦が繰り広げられる中、エルネスティの眼前に思いもよらぬ因縁が現れます。「できるならばあなたとは戦いたくなかったですが……。勝つか負けるか。トイボックスマーク2、最期まで全て魅せて差し上げなさい!」戦いの決着へと向けて、覚悟を乗せた蒼き騎士が空を翔けるーー!
かつての敵・アルガティの勧めでセルティアに行くことになった太一たち。情報収集に動き出した太一たちは、シェイドの手によって直接セルティアに乗り込み、侵略阻止の攪乱工作に協力することになる。世界樹ユグドラシルから世界を渡りセルティアに辿り着くと、そこには衝撃の光景が広がっていた。赤茶けた地面に、オレンジ色と紫色がマーブル模様に混じった空。アルティアとは全く違う世界だった。太一たちはセルティアへ拠点を構築する作戦を遂行する人たちを手助けしながら、行動を開始する。一方、強力な魔物が跋扈する生態系の調査に向かうことになるのだが……。異世界から更なる異世界に向かった太一たちを待ち受けるものとは、一体?
異世界に転移して吸血鬼の神祖の力を宿した青年ギンは、暗躍する神々の存在や、まだ見ぬ広い世界に立ち向かうため、新たな力を手に入れようと試行錯誤していた。大悪魔の空亡もが残念ヒロイン属性だったと発覚したり、孵化したばかりの神獣に希少な超金属を食われてしまったりと慌ただしい日々を送っていたギンは、ある日ギルドでレイシアからの使命依頼を受けることになる。「とある人物と会って話すだけ」と言われ、出現した魔法陣で問答無用で飛ばされた先は、幻想的な和風庭園。そこで待ち受けていたのはゴシックドレスを着た美少女だったのだがーー。「私……ゼウス。よろしく……ね?」ギンを呼び出したのは全知全能の神ゼウスだった。
アスラはその命をもって、王都を守り抜いたと都民に語られていた。そして、彼を模し、敬意を込めて都民はウサギの仮面をかぶり、「英雄ウサギ」に扮するようになっていた。変わり始めた世界は、最も強大な力を持つと言われる精霊、「神級精霊」に協力を求め国力増強を図るようになる。しかし、エアスリル王国にだけは神級精霊が現れずにいた。そんな中、ある事件を契機に兵を蹴散らし、城を瞬く間に制圧する「神級精霊」の存在が王都の王族の耳に伝わった。「この神級精霊は、二年前に精霊祭で姿を現した英雄ウサギに容姿が酷似している」その精霊の正体はーーー?そして、ミレディ=フォンタリウスとの偶然の出会いから、物語は大きく動き始める。
元魔王家との同盟を成立させたリーズンデたち。その魔王家との交渉のため、シルフォニアの国・バッヘルガルン王家から王子と王女が派遣されることに。第一王子のアンゼルと第三王女のリミフィニアが代表となって元魔王家と交流を深めていた。しかし、その中で驚くべき事実が明らかに。勇者カインの幼馴染であり、元魔王軍大隊長であったヴォルフとリミフィニア王女は三年前に出会っていたというのだ。敵国に捕まってしまったリミフィニアはヴォルフに救出されたことがきっかけで、心を奪われていた。リズたちはリミフィニアの恋の応援をできるのか。魔族と人の交流は上手くいくのか。 リミフィニア王女の恋の包囲戦が、今始まる。