出版社 : 小学館
俺達はアニメの原作を書いてるんじゃない! 妹バカの小説家・羽島伊月は、人気シリーズ『妹法大戦』最新巻の執筆に苦戦していた。気分転換のためゲームをしたり混浴の温泉に行ったりお花見をしたり、担当への言い訳メールを考えたりしながら、どうにか原稿を書き進めていく伊月。彼を取り巻く可児那由多やぷりけつ、白川京や義弟の千尋といった個性的な面々も、それぞれ悩みを抱えながら日々を生きている。そんな中、伊月の同期作家で親友・不破春斗の『絶界の聖霊騎士』のテレビアニメがついに放送開始となるのだがーー。 妹と全裸に彩られた日常コメディ、第2弾登場!!
あの「GJ部」がちょっとだけかむばっく! いつもの放課後、いつもの部室。決して変わることのないここは、木造旧校舎の一室にある謎の部活「GJ部」。 ここには背は低いが態度は大きい部長の天使真央を筆頭に、ゲームの天才で大人っぽい皇紫音、のんびりマイペースでいつも紅茶を注いでくれる世話焼き係の天使恵、謎肉を食べている腹ぺこ不思議な綺羅々・バーンシュタイン。そしてポテチが大好物な「GJ部」の妹係・神無月環。そんな個性的な女の子たちが集まる謎部に入部してしまった主人公で平和的敗北主義者の四ノ宮京夜は、“つんでれ”がわからない部長に説明してみたり、古いストーブの付け方をならってみたり、休日にみんなで部室を飛び出してカレーを食べに行ったりと、毎日いつも通りのゆるふわな時間を過ごす。 今まで語られることのなかったGJ部の新たなる部活動の記録がここに……って、あれ? あんまり変わってない? 読売中高生新聞に大好評連載された4コマ小説全30話+テレビアニメ「GJ部@」に特典として掲載された「NYの思い出」と「このあいだのファミレス」の2作品も初掲載したちょーお得版で登場! またまたちょっとだけ帰ってきた真央たちGJ部部員たちと一緒に走りだそう!!
「剣と魔法の大冒険」は遠く昔になりにけり かつて、偉大な始祖文明が大地に栄えていた。 だが滅びた。 かつて、剣と冒険と神秘の時代があった。 だが廃れた。 現在、『新大陸』はとても平和である。 未踏の地を夢見て、若者たちが冒険の旅に出たのも、今は昔。冒険なんて、時代遅れもいいところ。今の若者の夢は、無事に就職すること。 主人公・チタンは一生安泰の宮廷務めを目指し就職活動中。しかし、なかなか採用されず苦戦続きでやさぐれていた。 そんなチタンの前に現れ、冒険という悪の道に誘う中年男・ケントマ。しかし、今時、冒険者など流行らない。食べていけない。 冒険者の才能がある、としつこく誘うケントマから逃げ回るチタンだったが……。 さえない大男、あまり美しくないエルフ、そして一匹の白い犬が織りなす「ファンタジー世界」の青春とは?
小手毬がいなくなったら、俺はーー 「異能力制限法」により異能力者はすべて社会から管理され、戦う機会が奪われた現代。 俺ーー冬川朱雀と相棒の少女・小手毬は無能力者との戦いが終わり、いつもどおりの生活に戻れると思った。しかしその矢先、小手毬が血を吐いて倒れた。そして意識を失い、俺の隣に眠っている。どうかこれを眠りだと、定義させてほしい。たとえ息をしていなくたって、眠りと言わせてほしい。ふとももに小手毬の重さを感じているから、よりそう思えるのかもしれない。小手毬の重さは意識がなくても変わらない。あいつの頭の重さが俺の脚を支配する。 どうして、お前の首元、こんなに冷たいんだよーー。 誰かを倒せば小手毬が目を覚ますのか? --そんな敵は存在していない。 最強を目指してあれだけ悩んで、戦って、傷ついた。 強くなった。なのに俺にはなにもできない。 俺が何をすれば、小手毬が戻ってくるんだよ! ・・・・・・誰か、教えてくれーー。 無能力者との戦いの末に、煌霊でも人間でもない状態に陥った小手毬。果たして彼女を救う手段は存在するのかーー。予想外の展開をみせる異能力リアルアクション第5弾!
残忍な王と身代わり妃の中華ラブコメ! 芝居小屋の娘、瑶蘭は、弟の学費を稼ぐため、病弱な貴族の娘の身代わりを引き受ける。 ところがそれは「墓掘り王」の異名を持つ、残忍な王の妃の身代わりだった! 即座に王から見抜かれたものの、王の密偵になる条件で見逃される。 表面は妃として振る舞いつつ、王宮に潜伏しているという邪教の教祖の正体を探りはじめる瑶蘭。瑶蘭は、王と共に過ごすうち、その不器用な優しさに気がつき惹かれていく。 一方、「密偵として役目を終えたあとはこの女を始末しなければ」と思いつつ、王もまた瑶蘭に対し今まで知らなかった感情を抱きはじめていた。 そんな中、邪教の魔の手が、ついに瑶蘭にのびて…!? 跳ねっ返り娘と不器用王のちぐはぐ中華ラブコメ!
まちがい続け、いつまでも手の届かない答え 一色いろはの依頼を受け、バレンタインデーのイベントを手伝うことになった奉仕部。そのイベントには三浦や海老名、川崎などいつものメンバーも加わり、より大規模なものになっていく。穏やかで暖かな空気の中、だんだんと見過ごせなくなってくる小さな違和感、慣れないことで戸惑っているのだと自分に言い聞かせようとしても誤魔化せない気持ち。 本物から目をそらしてでも、この時間がずっと続けばいいのかもしれないーー。 何も気づかないほうが良かったのかもしれないーー。 提案される「彼女の相談、彼女の依頼」。 雪は静かに降り積もり、彼ら、彼女らの今という景色を変えていく。
過去の亡霊が、2人を襲いかかる 太平洋上に突如として出現した超空間ゲートの向こうにある異世界“レト・セマーニ”と地球との玄関口である都市・サンテレサ市。この街の警察で、特別風紀班のメンバーとして所属するマトバの元に、ある男が怪死したという知らせが届く。その男はかつてマトバと共にセマーニ世界に平和維持軍として従軍していた過去を持つ人物だった。その後、彼と同じような殺され方をした死体が次々とサンテレサ市内で発見され、その奇妙な殺し方から同じ人物の犯行ではないかとの見方が強まる。検死の結果、殺人の手口は地球での技術とセマーニ世界の魔法、両世界の技術を使わなければ行うことのできない殺しの方法であることが判明する。さっそく捜査を始めたマトバと相棒のティラナだったが、殺しのターゲットはついに2人が仕事がらみで世話になっている人物たちにまで及ぶように。だが調べを進めて行く内に、殺人の手口が、かつてセマーニ世界で起こった紛争時に地球の軍事訓練を施され組織された、セマーニ人の部隊が使っていた方法と酷似していることが判明する。はたして犯人の目的とは何なのか? 1年ぶりに帰ってきた痛快無比のポリスアクションシリーズ第五弾が登場!
世界最大の魔導都市国家、フルホシュタット。そんな“魔都”で民間騎士事務所を営む龍之介は、幼なじみのエリート騎士・七慧の紹介で、とある依頼を引き受ける。それはダークエルフの姫君、ファナ=リリオネーラの護衛だった。彼女の命を狙うのは、残虐なる忍者集団・黒角会。倭皇国の巫女である千聖も加わり、龍之介たちは苛烈な戦いに臨むが…そこには、国々をも巻き込む大いなる陰謀が待ちうけていた。第9回小学館ライトノベル大賞ガガガ賞受賞作!魔都を駆けるハイスピード×ソーサリィ!
TVアニメ本番目前!もう我慢できない!! 「--耳かきと大人ペニスの違いって、なんなのかしらね?」 「先輩はバカなんですか?」 アニー襲来を乗り越え、再び下ネタテロ組織としての活動を続ける華城綾女(かじょう・あやめ)たち《SOX》の面々。 だが下ネタを解放することはできぬまま、時は刻々と過ぎていくーー。 奥間狸吉(おくま・たぬきち)たちが通う時岡学園も卒業式の時期を迎えた。早乙女乙女(さおとめ・おとめ)の卒業。不破氷菓(ふわ・ひょうか)の生徒会入り……。 しかし、そこにアンナ・錦ノ宮(にしきのみや)の姿はない。 《SOX》は怒っていた。 なんでもイキすぎれば崩壊する。 いきすぎた下ネタ規制は、イキすぎたAV女優のごとく、その痴態をさらしている。 性知識を持たぬばかりに傷つき、ひきこもるアンナのためにも、下ネタを解放しなくては……。 そして《SOX》のもとに、アニーからの情報が届く。 国会図書館の地下に眠る、数多のエログッズと利用者データの存在。 それは、規制を主張する人間たちの、恥部を貫くビッグマグナム。 《SOX》は、性なる武器を手にするために、地下に潜んだエロの楽園へと向かう! 絶対規制なんかに負けたりしない! アニメ化決定の大人気シリーズ9発目!! 【編集担当からのおすすめ情報】 第6回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作にして、最終選考会にて物議を醸した問題作。 放送業界の限界に挑むTVアニメは2015年7月より放送予定。 ●くわしい情報はアニメ公式サイトにて! <a href="http://www.shimoseka.com/" target="_blank">http://www.shimoseka.com/</a> 同著者の別作品『二度めの夏、二度と会えない君』も好評発売中です!
エリアドールの七人、再会を果たすーー 国家の思惑により「エリアドールの七人」と呼ばれ若き英雄として祭り上げられた七人の士官候補生。しかし時代の狂熱は七人を異なる四つの勢力へちりぢりに引き裂く。 ウラノスにてミオ・セイラとライナ・ベックは、健気な女王ニナ・ヴィエントに心惹かれながらもゼノンの意志に逆らうことができず、煩悶の日々を送っている。シルヴァニア王国には女王・エリザベート・シルヴァニア、ワルキューレ隊長・坂上清顕、副隊長・イリア・クライシュミットが所属し、第二次イスラ艦隊との合流に成功するが、エリザベートはセントヴォルト帝国からの独立を計るとともに、南多島海の三千近い島嶼群、ハイデラバード群島をまとめあげて、ウラノスに対抗しようとしている。ミッテラント大陸を追い落とされたセントヴォルト帝国にて作戦参謀・バルタザール・グリムは、秋津大陸に置き去りとなっている百七十万人の味方将兵を撤兵させ、ミッテラント大陸へ逆上陸させたいが、それには慧剣皇王国と休戦協定を締結せねばならない。 秋津大陸では、連邦制崩壊に伴い再び独立国となった「慧剣皇王国」において、紫かぐらが現政権転覆をもくろんでいるが……。
消えた名画の謎に補習クラスが挑む! 新たちは補習授業で使っている中央図書館の地下に、今や世界的アーティストとなった学校の卒業生・綾羅木彩が高校生時代に描いた絵が保管されていることを知る。そしてその絵がフランスにある世界最高峰の美術館『ノーブル美術館』で開かれる彼女の個展で初公開されることになり、学芸員たちと彩が絵を搬送するため、物部高校へとやってくる。 なぜか新にちょっかいを出してくる彩に対して野菊や聖歌は気が気でない表情を浮かべる。そんな中、彩のイラストを搬送する作業が開始されることとなり、その警備に彩の絵画のモデルとなり、今は警察官に就職した一之瀬という男が現れる。しかし彼を見るなり彩はキツい言葉を吐き、一之瀬を拒絶する。 そんな最中、突然地下室から煙が上がり、それが収まるとそこにあったはずの彩の絵画が忽然と姿を消す。そして消失事件に巻き込まれたシャーリー先生が捻挫し、車いす生活を余儀なくされてしまう。自分たちの担任を傷つけられたことに憤りを覚えた新たちは、シャーリー先生を説得して犯人捜しに乗り出す。 果たして絵画を持ち去ったトリックとは? そして犯人も目的は? 新感覚ラブコメ×ミステリー第2弾に再ログオン!
成り上がり令嬢とワケあり侯爵のラブコメ! 成り上がり男爵の娘リリー・フィッシャーは、ついこの間までド庶民だったせいで貴族の世界についていけず、王宮でのしきたりに四苦八苦。そんなある日、誘拐されそうになったところを助けた縁で、大貴族の令嬢ダリアから秘密の相談をもちかけられる。ダリアの幼なじみ、エドワードにまつわる噂の真相を調べてほしいというのだ。 侯爵家の長男エドワードは、優秀な仕事ぶりで将来を有望視されていた青年だが、最近なぜかオネエ化!? 凜々しい外見とは裏腹に淑女の言動で周囲を大混乱に陥らせ、出世街道からも外れてしまったらしい。 エドワードの事情を探るため、「臨時の行儀見習い」のふりをして王宮に潜入するリリーだったが、あっさり尾行に失敗。苦し紛れに「女らしさを伝授してもらいたい」とエドワードに申し出、妙に女子力が高いエドワードから美しさを学ぶはめに。だが「心は乙女」なはずのエドワードが時折「大人の頼れる男」の顔をみせ、リリーはトキメキを隠せない!! 一方“とある事情”を抱えるエドワードも、不器用なのに必死でエドワードを守ろうとする純粋なリリーを愛しく思うようになって…!?
砂漠の領主の人質花嫁となった皇女の恋! 皇女という身分にありながら、触れた者の心を読むことができる異能の左手を持つために、周囲の人々から恐れられ、避けられてきたラティーファ。 激しい政権争いの末、皇帝に即位した異母兄アデルに命令されて、ラティーファは砂漠の僻地で領主をつとめるファイザルに嫁ぐことに。 いままで人目を忍ぶように生きてきたが、ようやくこの政略結婚で国の役に立つことができる、と喜ぶラティーファ。だが、胸をドキドキさせながら迎えた初夜、寝室に現れたファイザルは、ラティーファに鋭い剣を突きつけてきた!! 即位後、暴君と化したアデルがハレムに集めた妃たちは、実質的に人質として扱われており、その妃の中にファイザルの妹がいるという。 「もし妃が命を落すようなことになれば、俺はあなたを殺します」--冷たく告げるファイザルは、ラティーファに慇懃無礼な態度をとりつづけるが、その異能を忌むような態度はみせない。ラティーファは、自分の左手を恐れないファイザルが気になりはじめるて…!? ドラマチック・アラビアンロマンス!
彼女と出会った、忘れたくないあの夏の日 何もないのどかな田舎町・松乃に暮らす中学2年生の眞田寛樹は、幼なじみの三島桐子・親友の阿久津恒正らと、毎年変わることのない夏休みを過ごしていた。そんなある日、徹夜をしてしまった寛樹は熱中症で倒れてしまい、助けてくれた謎の美少女・伊藤ノアに恋心を抱くようになる。日本語をうまく理解することのできないノアのために寛樹は妹のなずなと一緒になって、自分たちが暮らす町を案内したりしながら、徐々に距離を縮めていく。そんな時、寛樹はノアに過去の記憶がなく、深海生物に似た奇妙な生き物と共に自身がよく通っている駄菓子屋・伊藤商店の庭に倒れていたところを発見されたという事実を知る。さらに謎の生物がしゃべる名前が、先日まで自分が読書感想文を書くために読んでいた小説の作者の本名だということがわかり、ますます混乱していく。ノアが記憶をなくしたまま不安な毎日を過ごしていると感じた寛樹は、彼女の記憶を取り戻すべく、さまざまな場所に彼女を連れて行ったり、小説内に書かれたことを調べたりしていくのだが・・・・・・。第9回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作品。中学生の男女が繰り広げる甘くせつないひと夏の青春グラフィティが登場。
倒産目前の神社を立て直す一人と一柱の物語 高校二年の夏、進路調査票によって生徒たちは人生の岐路に立たされる。己の将来に悩み、不安を覚える者たちもいる中、立花孝介はひとり余裕ぶっこいて泰然自若としていた。白狼神社の一人息子である彼の場合、いずれ実家の神職を継ぐことになるのは自明の理……だったのだが、「うちの神社は今、倒産しかけてんぞ?」。父親の突然のカミングアウトにより、我が家の惨状を知ることとなった孝介。そんな折、孝介は白狼神社境内にて、自分を神社の神だという女と出会う。“千谷の雪花狼”と名乗るその女は、神社の経営を立て直すべく、孝介に神官見習いとして、神社に寄せられた願いを叶えていく仕事の手伝いをするよう要請。「こいつ本当に神なのかよ?」と半信半疑ながらも、彼女を手伝うことになる。かくして今、埼玉の地にて一人と一柱の物語が幕を開けるーー!!第9回小学館ライトノベル大賞ガガガ賞受賞作。
《始魔》ヴァルプルギス襲来! “覆いを外す者たち(アポカリプス)”がもたらした危機を何とか乗り切った湊たち。だが湊が無意識に龍脈を使ってしまったことで、各特区の神祖たちが説明を求めてくる。各特区から使節が来訪し、第七柱央神殿にて会談が行われることに。ところが会談当日、第七特区の空を巨大な浮遊城が覆う。それは第五特区を治める《始魔》ヴァルプルギスの居城だった! 「我が此度の会談に赴いた理由は、ただ一つ。そなたの所有権を得るためだ。“龍”よ、我が城へ招待しよう」目的は、湊。断固拒否する湊たち《陽皇》陣営と、力尽くを辞さない《始魔》陣営。人と神の約束の地で、神祖同士の衝突が始まろうとしていた。そんななかで湊は、《始魔》の弟子でありながら人間である少女、シーナと相対する。やたらと人なつっこい彼女に、なぜか咲良との共通点を感じる湊だったがーーその頃、第七特区に足を踏みいれる不吉な影があった。彼の名は、“終奏者”ライオット・レイヤード。「第七特区は今日、滅びる」--アポカリプスと神祖の襲来、大騒乱の中心で、湊はこの地に新たな決意を刻む。遙か遠き異郷幻想譚、第二章。その悲劇を、穿て水龍!
冷酷な旦那様の心を溶かすのは花嫁の笑顔! 父親の命令でルナリアが嫁ぐことになった相手は、冷酷な暴君とよばれる青年伯爵ヴォイド。天文学の研究に打ち込んでいたルナリアは、結婚したら天文学のことは忘れなさいと父親に言われ失意の底に沈むが、初めて顔を合わせたヴォイドは、意外にも、ルナリアの研究を許すと告げてきた。 伯爵家の使用人たちは何よりもヴォイドの機嫌を損ねることを恐れいつも怯えていたが、自分の夢をヴォイドが応援してくれていると考えたルナリアは、ヴォイドを「優しい旦那様」と呼び、使用人たちをびっくりさせる。 一方、独裁者と呼ばれた先代伯爵の影響で、人を愛することも愛されることも知らずに生きてきたヴォイドは、自分をちっとも怖がらずに屈託なく笑顔を向けてくるルナリアに困惑するが、やがて互いの間の距離を少しずつ縮めていくように。 ところが、ルナリアの旧知の天文学者たちが屋敷を出入りするようになったころ、ますます天文学熱があがるルナリアを見守るヴォイドの心に、ある疑惑が生じはじめて…!? とびきり甘くて胸にせつない、新婚ラブロマンス!
秘密の下宿屋「浪漫邸」を始めた貧乏子爵家の令嬢・紗子は、下宿人の帝大生・伊織への恋心を自覚する。伊織もまた紗子への想いを胸に秘めていた。そんな中、下宿人・時雄の幼なじみ、四郎が転がり込んできたあげく、紗子を自分の恋人と言い出す。その時、ふだん冷静な伊織の激情がついに溢れ出て…!?そしてその夜、伊織の部屋を訪ねた紗子が彼に伝えた言葉とは…!?甘く切ない大正時代のラブロマンス、ここに完結!
戦いも恋も、新たなステージへ! 秋を迎え、陽月学園高等部で文化祭が開催。総二との仲が半公認となった慧理那に負けまいと、やる気を出す愛香たちだったが文化祭は意外な展開に!? 一方、テイルブルーのパワーアップを知り、葬式ムードのアルティメギル。そこで百合属性を持つ<死の二菱>隊長のティラノギルディは、兵士たちにツインテイルズ同士のキスを見せて士気を鼓舞しようと作戦を指揮する。だが、それを知ったトゥアールたちは、逆にその作戦を利用して総二をその気にさせようと企む。そんな折、再び姿を現した結翼唯乃は、テイルレッドではなく、その正体である総二とのデートを要求。ツインテールとポニーテールが戦いでなく話し合いをするチャンスだと、デートを了承する総二だったが……。迫る、アルティメギル最強を誇る一の部隊の影! 作戦遂行中にティラノギルディが目撃した驚愕の光景とは!? そして“究極のツインテール”の真実を知った総二の決断はーー。 アニメ化で広く世にツインテール属性を拡散させた「俺ツイ」の最新巻が登場! レッド、ブルー、イエロー、ブラックーー全員のパワーアップが完了し、ツインテイルズは戦いも恋も新たなステージへ!
「変猫」のさがら総が贈る、新青春エンタ! ぼくらの学校には、血を吸いつくす吸血姫がいるーー。クラスメイトたちのあいだでまことしやかに囁かれる噂は、真実だった。理想と現実のバランスに苦悩する高校生作家、常盤桃香は深夜の旧校舎で怪異と出会い、風変わりな姫とおかしな会話を紡ぐことになる。「汝、無礼である。如何なる理由でここを訪れるか?」「おでんを作ったので」「……おでん?」「こんにゃくもあります!」「……こんにゃく?」けれど、ふたりの奇妙な友情は、死体の出現をもって終わりを告げた。常識人的いじめっ子、自爆系宇宙ロボット、そして“正義の味方の敵”のぼく。優雅なる吸血姫を取り巻く人間関係は多角的に入り組んで、表と裏が混じりあい、複雑怪奇な青春群像劇を織り成していく。「だれもが静かに平和に暮らすだけの話を書きたかった」「いいかな? だれもそんな話は読みたくないんだ」--これはぼくたちの悩みを笑い飛ばす物語だ。そして、ハッピーエンドになるべき物語だった。『変態王子と笑わない猫。』のさがら総が挑む、新機軸の黄昏ロリポップ! 誰にも先が読めない青春ミステリアスコメディ、開幕!