出版社 : KADOKAWA
命の寿命を色で感じ取ってしまう女子高生の藤木六華はある夜、春風歩と名乗る青年と出会う。 夜の散歩が趣味だという彼は誰もが持つはずの命の色を持たず、そんな歩の不思議な雰囲気に六華は興味を持ち惹かれていく。 だがある日、町で見かけた彼はいつもと様子が違った。六華のことを覚えておらず、青色の命を纏い自分を“翔”だと告げーー。 やがて明らかになる、歩の切なく残酷な秘密。それを知ったうえで、二人は限りある時間で奇跡のような恋をする。 プロローグ 眠り姫の想い人 第一章 死色のクオリア 第二章 無色透明の秘密 第三章 ラブソングを、君に 終章 わたしの世界を変えた人 エピローグ 君の素顔
老舗百貨店かねた屋の食品バイヤー・蓮見春花は、社運をかけた九州物産展を担当することに。張り切る春花の前に突如、謎の上司が現れた。 「あなたにバイヤーの資格はない!」 真っ赤なスーツにサングラス。奇妙な姿に圧倒的オーラを纏う女、御厨京子。どんな気難しい店主も口説き落とし、関わる物産展は軒並み大成功。本物を見極める厳しい目と強引な手法で恐れられる、伝説の〈物産展の女〉だったーー! 型破りな御厨に振り回されながらも、人の心を動かす彼女の哲学に春花も変わっていく。 伝説の女が、食を通して、人を、世界を変える! 老舗百貨店を舞台に、食のプロたちが命がけで見つける、極上のおいしいグルメ。 海鮮丼と伝説の女 革命の苺タルト 夢みるとんこつラーメン 嵐の海とりゅうきゅう茶漬け
水都で起きた陰謀の糸を引いていたのはーー聖霊教だった。 大英雄の副官を名乗る吸血鬼、アリシア・コールフィールド。 史書に残る伝説・【花天】の弟子、イオ・ロックフィールド。 そして黒幕・偽聖女。 アレンはリディヤと数名の仲間だけで、彼女たち聖霊教と戦わなければならない。 まさに絶体絶命ーー 「先生をーー」「兄様をーー」「「助けに来ましたっ!」」 そこに到着したのは、『七塔要塞』を攻略した教え子たちの救援。 水都を救うため、友人を助けるため。 無自覚規格外な家庭教師は、教え子たちとともに強大な敵に立ち向かう! 波乱の水都編。全ての決着の先はーー水都中央。約束の、花園。
『蛇』の悪夢は続く。謀略の果て、CIM内の裏切者を暴き出した『灯』。だが、その代償はあまりにも大きく、チームは半壊、モニカも一人全ての罪を被り安否不明に。絶望的状況に誰もが諦めを抱いたとき、『灯』の落ちこぼれーーサラが声を上げた。 仲間たちを救う唯一の方法は、全ての元凶である宿敵『白蜘蛛』を捕えること。無謀と知りつつもリリィ・ジビアとともに奔走するサラの元に、ある情報がもたらされる。それは、壊滅したはずのスパイチーム『鳳』が蘇ったというもので……。 『自分は、仲間を誰一人として死なせないスパイになるんです』 戦う理由は見つかった。今、最弱の少女の逆襲が始まるーー。
「アリサさん、俺とデートしましょう!」「お断りします!」圧倒的なクエスト受注数と驚異の達成率100%でギルド“最強”を誇る少年・レイジ。そんな彼が唯一攻略できずにいる存在、それはーギルドの高嶺の花・受付嬢のアリサさん。レイジの熱烈アタックを華麗にスルーし、その想いを頑なに拒否するアリサ。実は、かつてレイジと同じ冒険者だった彼女の心には、恋より先に倒さねばならない仇敵の存在があり…。「そんな奴、俺がぶっ飛ばしてやりますよ!!」アリサのため、“最強”の真価を問われるレイジ。そんな彼の姿に、難攻不落なアリサの心も少しずつデレていく!?
ハル達とともに世界を救い、その後世界を滅ぼしかけた大英雄ーー【剣聖】三日月冬夜。 黒外套や女神教を裏から操っていたのは、まさしく彼だった。 そして次の狙いはーー帝国・王国・同盟による三列強首脳会談が開催される、レナント王国王都! だが、王国はレベッカが逃げてきた生まれ故郷でーー 「大丈夫よ、ハル。昔みたいに、泣いたりなんかしないわ」 しかし、育成者とともに成長した【雷姫】レベッカは、過去と真っ向から対峙することを決める。 ハルに育てられた弟子たちも大集合し、最強の英雄との戦いの火蓋は今、切られた! 【育成者】伝説、全ての過去と向かい合うクライマックス!
救世主・神代風花は人類を救うため、一年後に死ぬ。 そんな彼女は初対面の僕に言った。 「私と付き合ってくれない?」 彼女が最期の一年でやりたいことを記した『救世主ノート』。 僕は彼氏として、その項目を一緒に埋めていくことに。 春の出会い、夏の花火、秋の文化祭、冬の逃避行。 思い出が増えるたびに気づいていくーー神代は、普通の女の子だ。 人類の敵を狩っている最強の影遣いの僕なら、死ぬ前に彼女を助けられるだろう? 思わず読み返したくなる衝撃と驚愕のクライマックス。 『最強の能力者である少年』と『一年後に死ぬ救世主の少女』が織りなす最高のボーイミーツガール小説、誕生。
可愛い精霊少女と契約したい! そのため俺は頼れるマスターに見えるよう、クールな強キャラのフリをしていたのだがーー 「マスターは常に冷静で強く、誰よりも素晴らしいお方です」 出会った精霊少女がそのキャラを完全に信じてしまった!? 後に引けなくなった俺はどんな窮地でもそのキャラで押し通す! すると周りはそれを強者の余裕だと解釈して、何故か精霊使いとしての評価が急上昇! 新たに出会う精霊少女からの信頼も厚くなり、ついには精霊との多重契約まで成し遂げてしまう! いやカッコつけてただけなのに、なんで本当に最強に!? WEBで大人気を博した勘違い無双×精霊ハーレム、登場!!
家族の何者かに殺され、そのたびに同じ日に戻ってしまうヒューゴ。 家族への復讐を決めた七度目の人生で出逢ったのは、「怪物」と噂される美しき少女・メルトレーザだった。 「本当に……この私に身売りをしても、後悔しませんか?」 明かされる彼女の正体。しかしヒューゴの凄惨な半生を知ったメルトレーザは、彼を何よりも愛し陶酔するようになる。 しかも「怪物」の一族の目は、ヒューゴに隠されていた力をも引き出し、狂った人生を次々と変えていってーー!? 「あなたはもう、一人じゃない。この私が……家族がいます」 最厄の少女とはじめる、狂瀾やりなおしファンタジー!
金髪碧眼・小柄で可愛い仏国JK・ルシィ=アルヴェーン。 俺の家にホームステイして、毎日俺を甘やかしてくれる彼女は……「アクションゲームが好きで、よく遊ぶのは死にゲーです!」 筋金入りのオタクで、ゲーム作りをしている俺のことをめちゃくちゃ尊敬してくる! 「あ〜んしてください! あ〜んっ!」一緒に住むからご飯を作って貰ったり、 「お背中流しますよっ!」お風呂に乱入してきたり、 「勉強熱心で本当に尊敬しちゃいますっ!」 気づけば全肯定されながら、甘やかされる毎日がはじまってしまった! ダメ人間になってもいい、異国少女とのいちゃラブコメ!
美人な間宮先輩が隣の席に移動してきて、早2ヶ月。 一緒にランチをしたり、ネコカフェで癒されたり、ドキドキする毎日が続いていた。 そんななか……「私ね、藤城くんのことずっとずっと好きだったよ」 同じ部署で働く元同級生の木内さんから愛の告白を受け、俺達はまさかの三角関係に!? さらに……「楽しみですっ。藤城さんとお泊まりっ」俺の自宅で企画合宿をすることに! 俺が人気カメグラマー・偽物さんの正体だと間宮さんにバレるピンチ。 しかも、お酒に酔った間宮さんはいつもより大胆で、入浴にまで誘われてしまいーー!? かわいさとセクシーさも全開な、ぽんこつラブコメ第2巻!
恩人である少年とともに剣の腕を磨いていた千早。しかし少年はある役目のため、千早を置いて桜花京へと旅立ってしまう。17歳になった千早は剣術を修め、彼を探しに桜花京へ。親王の護衛に抜擢されたと思いきや、立場は人ではなく式神!?さらに、上司は畏怖される冥中将・清雅でー。悪霊からの文、呪われた宵壺、女房の神隠し。千早は事件と慣れない後宮のしきたりに四苦八苦するも、清雅の助言で独自の才覚を発揮して信頼を得ていく。一方で、異変は一つの疑惑へと収束し…。華と呪いの都で始まる和風綺譚!
江戸の貧乏長屋に住むソラ。大店だった生家の花火屋は失火により零落。再興を目指して婿探し中だが、難航している。 十五夜の晩、男がソラの居室の屋根を踏み抜いて落ちてくる。ハルと名乗った男は、江戸に来たばかりでゆくあてがないらしい。あきれつつもしめたと思ったソラは屋根の修繕費と引き換えに結婚を提案し、二人は晴れて夫婦となる。 しかしお人好しのハルは厄介事ばかり持ち帰ってくる。一目惚れの相手を探す娘さん、師匠と決裂した絵師の少女、そしてソラの元恋人ーー。店の再興はどうなる!? 序章 第一章 晴雲秋月 第二章 籠鳥恋雲 第三章 威風凛凛 第四章 笑門来福 第五章 雨過天晴 終章
書物を愛する少女・アナスタシアは、千人の女性が囲われるハレム・千夜宮へ奴隷の身として召された。ところが書記官の弟の謀計で、女の身であることを隠し、彼と入れ替わり書記官として働くことになってしまい!?
まるで貴族のような海外民俗学講師・氷室教授は、人ならざる高貴なヴァンパイア。彼に命を救われた理緒は、教授の“眷属”として、街の“あやかし”調査に駆り出される日々を送っている。 氷室教授の恩師・清一との出会いから少し後。最近夢見の悪い理緒のもとに、人の言葉を喋る猫の情報が舞い込んだ。さっそく教授たちと調査に赴くのだがーー辿り着いた場所は、理緒の実家で!? 謎めいた教授の高貴で妖しい講義、第3弾。意外と知らない身近なもののルーツの先で、秘められた想いが明かされる。 プロローグーー始まりの十字架ーー 第一章 いなき猫の約束 第二章 赤い夜の訪れ 第三章 神を咲かせるリオ 第四章 星と願い、月と祈り エピローグーー眩い光の方へとーー あとがき
身に覚えのない罪で投獄された清霞。 彼と離ればなれになった美世は、清霞を助けるために一人で軍本部へと向かう。 しかし目的地に着いたその時、彼女の袖を引く者がいた。 振り返った美世が見たのは、清霞そっくりの美少年。彼は清霞の式だという。 式に強引に連れ帰られた美世は、薄刃の家で態勢を調えて出直すことを決める。 すべては清霞と再会するため、美世は自力で道を切り開いていく。 そして迎えた甘水との決戦はーー。 これは、少女があいされて幸せになるまでの物語。
あれから七年。小玉が養育する令月は七歳になった。 紆余曲折はあったものの小玉は皇后となり、文林と穏やかに年を重ね、円熟した夫婦関係を築いていた。 その反面、激務の重なる文林には確実に老いの陰が迫っていた。 そして迎える文林の死ーー 世代はめぐり、すべては然るべき姿へと変わっていく。 「母后陛下。あなたはもとより、自分勝手な方ではありませんか」 女たちが選ぶ道はどこに続いていたのか。 後宮大河物語、堂々完結! 紅霞後宮物語 あとがき
無事にウィリアムの家族にも認めてもらえたリリアーナ。 家庭が落ち着いたところでついに新婚旅行へ! 初めての遠出にワクワクのリリアーナだったけれど、旅先でも仕事や社交が押しかけてきて大忙し。 夫婦の時間が奪われてウィリアムは悶々としているし、さらには観光中にリリアーナの大事な指輪が盗まれてしまうという大事件まで起こり……!?
ついに新年を迎えることになった赤奏国。 だが、大事な宝石の区別がつかなくなったり、国宝の盗難事件が起きたりしてしまう! どちらの原因も『占い』だったため、暁月は莉杏に占い師の調査を任せる。 政(まつりごと)にも関わる案件を初めて任された莉杏は張り切って調査を始めるが、調べを進めるうち、先々皇帝時代に恨みを持つ者が関与していたことがわかり!?