2012年3月発売
一月の従育科試験で、秋晴に想いを伝え、告白をしたセルニア。それを知った朋美は、秋晴に対する自分の気持ちをごまかさずに認め、そしてバレンタインデー当日、秋晴にこう伝える。「わたしとーお付き合い、してくれませんか?」同じ時期。秋晴との仲がギクシャクしていた大地薫は、秋晴から勝負を持ちかけられる。『勝ったほうは、相手の言うことをなんでもきく』という条件の下、これを契機と考えた大地は、ついに決意する。秋晴に自分の本当の姿と、気持ちを伝えようと。その勝負の舞台は、白麗陵高等部一年従育科進級試験だった。さらに同じ時期。秋晴も、決心していた。この進級試験を無事合格したあとに、朋美とセルニアから受けた告白に対する返事を出すと。果たして彼の選択の行方はー。
『11月13日より、我々反学園都市サイエンスガーディアン二七社は東欧のバゲージシティにおいて、格闘大会「ナチュラルセレクター」を開催します』そのアナウンスが始まりだった。第三次世界大戦を契機とし、反学園都市勢力は各地で様々な抵抗運動を模索していた。この『ナチュラルセレクター』では、トーナメント制の異種格闘大会を通じ、『超能力を凌駕する「異能」を証明する』ことを目的とした。それは、学園都市のアイデンティティを根本から破壊することに他ならない。魔術と科学の融合組織『グレムリン』の手を借り、その策謀は進む。そして。学園都市はそれを許さない。これは、たった三人の『木原』と。たった三人の『グレムリン』。それだけでは済まない、最悪の騒乱。
意志無き全知の記憶『アカシック年代記』との最終決戦。『アカシック年代記』がパートナーに選んだのは、矢口未耶。イツキの幼なじみだ。彼女はいま、全ての知識を得た全能の存在、つまり神ー邪神となっていた。異能アクション、堂々完結。
“運命ってあると思う?恋よりもっと強い絆とか結びつきみたいな?”因縁の葉奈子が登場という波乱含みの学園祭を終え、二人の“はな”の演技や夕の映像に憧れた新入部員が三人も!後輩たちに喜ぶ夕たちは歓迎会を催すのだが、その日は花×華の誕生日。実はそれは夕が計画したシークレット誕生会だった。何も気づかずに大きな瞳に涙をにじませる花と、予想はしつつも儚く肩を震わせる華さま。やがて酔いも加わり、密着度増量で楽しく過ごしていたのだが…恋の絆の糸は静かにほころび始めていくのだった。頑張れば頑張るほど、夕との距離は遠くなりー。“だぶるはな”で贈る学園青春ラブコメ、撮影5回目っ。
年末。短いシーズンオフを利用して、保養地である箱根の温泉宿に羽を伸ばしにやってきたモモとサイ。だが、突如モモが大晦日の特別試合に出ねばならなくなってしまう。いきなりの試合設定にサイは忙殺されてしまい、訓練方法に悩むモモ。そんな彼女に手を差し伸べたのは、アイドライジング最強の“女王”マツリザキ・エリーでー!?『アイドライジング年末特別番組“ゴールデンアワー”がやってまいりました。今年は新人賞を賭けた超豪華試合を大晦日に生中継。注目のカードは七岡製薬所属の不思議系アイドル、ミジョウ・レンゲVSおなじみミニテックス所属、アイザワ・モモ。冬の寒さや雪の嵐もなんのその。最高の夜をお届けします』。
時は『宝石大量発掘時代』-宝石がその価値を失った世界で「世界の心臓」と呼ばれる莫大なエネルギーを秘めた超巨大な宝石が発掘される。ワールドハートの社長ホープスは、その発見により世界の半分を手中に収めることとなった。数年後ーかつてはワールドハートに所属し、七大傑作の一つ「ライトイーブン」と呼ばれる巨大なチェーンソーを使って「世界の心臓」をカットした最後の宝石職人オスカー・オズワルド。彼は親友の形見である人型重機・Dランページを駆り、親友の仇を探す復讐の旅を送っていた。そんなオズのもとに、「遊石民」だという謎の美少女ロシェリアとアンドロイドの少女エネットが現れ…。
数々の“災厄の数”を生み出してきた集団、“クリフォト”。奴らが雪名を攫った。奴らの目的は、雪名の中の“無限の災厄の数”の解放ーそれが意味するのは、雪名の死だった。攫われた雪名は“クリフォト”に攻撃を受けていた。ただし、肉体への攻撃ではなく、精神への。雪名の精神が死ぬとき、最凶の“災厄の数”が蘇るーそれを倒すには雪名の肉体ごと殺さねばならないという。雪名の死を何としてでも阻止するために、俺は明津、アンデレ、タデウスとともに敵のアジトに向かう。“数”の異能力アクション、第5弾。
地球上の全生物の滅亡が目前に迫る中、由宇がついにその地に立つ。これは偶然か必然か。このシベリアに 「遺産」 の原点に関わるすべての者が揃ったのだった。 峰島と真目家の確執を知る女性スヴェトラーナ・クレール・ボギンスカヤの失われた過去。セルゲイの後継者と目される狂える天才イワン・イヴァノフが握る秘密。 彼らと由宇が交わるとき、封じられていた歴史の扉が開かれる!? 生存が絶望視される岸田達の消息は? グラキエスから逃れるため、闘真達一行が繰り広げる決死の逃避行の行方は? 怒涛の展開に目が離せない!
とある深夜、束の間だけかつての記憶が戻り、当時抱えていた想いそのままにリンダのもとへ駆けつけようとして見事にこけた多田万里。翌朝。万里は唇を腫らし超絶ブサイクになっていた。発熱までしてみんなの看病を受けることになるが、なぜかその流れから香子と夏に海に行く話が持ち上がる。先立つものは金、とバイトを探す万里だが、香子からは大反対されー。かつての自分が好きだったリンダといまの自分が好きな香子。二人の狭間で揺れる万里の心の旅路はまだ半ば?竹宮ゆゆこ&駒都えーじが贈る青春ラブコメ、第4弾。
子作りの仕方をミーネに教えると安請け合いをしてしまったミリン。背に腹はかえられず、泥酔する光凛の下半身を頬を赤らめながらミリンが眺めていた頃。混沌とする帝国の情勢を探るため、伏龍はアイリーンとともに帝都に潜入していた。ツテ、金と使えるものは何でも使い伏龍は華麗に暗躍。さらには「北域国の力で南域の乱を討つ」という世論を作るべく、建白書まで書き始めるのだった。だが、それが思わぬ激震を帝国中央にもたらすことになり!?北域から、帝国中央へ。晴凛たちが始めた小さな国作りは、大きなうねりとなる。大人気シリーズ、第9弾。
始まりは蒼刻の弟からの手紙ーいわく“混世魔王”のどーしようもない彼らの兄・戴青が、朧月の故郷・黒烏州にいるらしい。弟から捜索の依頼を受け…そして密かに国軍からの指令もあり、蒼刻が幽鬼院に滞在することに!おウチの中だから“引きこもり”だって大丈夫のハズ!…だけど微妙(?)な雰囲気の中、2人に不吉な影が近づきー!?まさかの疑似新婚生活に突入??シリーズ第4弾。
帝都学園の入学式。新入生に声をかけられた蒼司朗は、それが前日出会った、半べそをかきながら迷子を探していた異国の青年だと気づく。望威と名乗る彼が後輩だったことに驚くも、逆に「こんなニ小さくて可愛いノニ先輩!?」と驚かれて激怒。ところが望威は笑顔で「緑ノ石を譲ってくれないト帝都が大変なことになるヨ」と言いだして…?少年の運命が花開く、お庭番シリーズ・第十一弾。
吹雪の中、無事にファドと再会を果たしたボニー。しかし“ロランの乙女”であるボニーを手に入れようと、動き出したガルトリアの魔の手がすぐそこまで迫っていた!!時を同じくして、私利私欲で乙女を奪い合う人間たちに、ロラン海神が罰を与えようとし…?恋をした海賊と、絆を見つけた少女が起こす最後の奇跡とはー!?息もつかせぬ恋と冒険のファンタジー、ついに感動のフィナーレ。
父親を捜すため京を訪れていた雪村千鶴は、土方歳三率いる新選組と運命的な出逢いを果たす。そこで彼らと行動をともにすることになった千鶴は、ある日、新選組襲撃を目論む不逞浪士の噂を聞いてしまった!内情を探るため、千鶴が芸妓に化けて島原に潜入することになり…。爆発的な人気を誇るアニメ「薄桜鬼」OVAシリーズ、ついに文庫化。『沖田総司』『斎藤一』『原田左之助』の三篇を収録。
人とエルフ、異なるふたつの種族の血を分け合う身であるがゆえに蔑まれて育ち、メラネイド伯爵の嫡子・アーウィンに謀られた半エルフの娘・アルシア。抜け殻となっていたアルシアの絶望を言祝ぎ、復讐の願いを受け入れた謎の旅人・ラゼィルはアルシアの故郷・谺谷のエルフたちと共謀し、人間への意趣返しを提案する。ラゼィルの白貌の裏側に秘められた“混沌”が妖しくきらめくー!虚淵玄の“闇代表作”として名高い戦慄のダーク・ファンタジーが、人気イラストレーター・あきまんとの超重量級タッグにより、今再び伝説の幕を開けるー。
学校の七不思議の“八個目”となる“新しい祟り”-「お骨サマの呪い」を僕たちが作った、あの夏。それは、止め処ない悪意と恐怖の幕開けだったー!あの竜騎士07が文芸雑誌『ファウスト』に寄稿し、小説家デビューを飾った伝説の一編が満を持しての星海社FICTIONS化。傑作『ひぐらしのなく頃に』の世界観ともリンクする極上のホラーをあなたは今、体験する。
いつもの放課後、いつもの昼休み。四ノ宮京夜は、いつものように部室の扉を開けた。チビッコだけれど噛みまくり、部長の真央。博識でゲームの天才なのに、常識知らずの紫音さん。無口でお肉大好き、ミステリアスな綺羅々。その笑顔は万人を救う!?ティータイムマスター恵ちゃん。いつでもマイペース、「モエモエ」な一年生のタマこと環。そんな個性的な五人の彼女たちとの、ゆるふわな時間。いつもよりすこしだけ、ゆっくり進むひととき。真央、紫音、綺羅々たち三年生の卒業とともに、四コマ小説「GJ部」完結です。
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の“調停官”であるわたしのお仕事。そしてこの仕事に就く前、多くの時間を過ごしたのが“学舎”と呼ばれる人類最後の教育機関です。寄宿舎で出会った友人たち。RYOBO230r。秘密の倶楽部・のばら会。感傷に浸るにはまだ早いのに、なぜ思い出すの…?里に現れた侵略者。奪還チームを組んで地下に潜ったわたしたちー死亡!?ピロリロリンでCONTINUE?-。
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の“調停官”であるわたしのお仕事。季節は冬。祖父の趣味サークル「大砲倶楽部」の一員として南に向かったわたしは、「鳥人類コンテスト」の安全対策係として、岬に集まった各チームの機体をチェックすることに。思うに…みなさん、死にそうです。クスノキの里を同類誌のイベント会場にしてしまった友人Yと、白い部屋に密室監禁。さて、どちらが危ない!?-記録、それは儚い。