2013年5月17日発売
ローマでの戦いに勝利してから1か月後ー楼樹たちはブラジルを訪れていた。そこでクラブの会員に監禁されていた一人の少女を救う。だがそれは偶然ではなく必然。そう、彼女の持つ才能がクラブ壊滅への新たな足掛かりとなるのだ。一方その頃、クラブでは7人の聖父が一堂に会し“聖霊会議”が開かれ、闇に潜む怪物たちが、世界を愚弄するための語らいを、そして“ケモノガリ”赤神楼樹に対しての議論を始めるー。楼樹たちにふりかかる新たなゲームとは!?終わりに向かう始まりの戦いがここに!
「かわいいは正義!すばやいも正義!」第二新聞部の部長・彩香に乗せられて、九文学園美少女コンテストに出場することになったいくみ。校内ナンバーワンの美少女を決めるこのイベント、どうやら生徒会長の白河香織が優勝することが決まっているデキレースらしい。彩香は不正を暴きたいらしいのだが、その対抗馬、いくみで大丈夫なんだろうか…?勝利のため、美術系の回答者として加わった絵美の美感が炸裂する!知性、教養、センス、美貌のこと…。ミスコン優勝で生徒会長失脚をめざせ!
幼なじみの八尋が死んだ。ラブホテルで首を吊って。他殺か?自殺か?事件の前日、主人公・陵司に送られてきた「過去に殺される」というメール。ある日届いた、「次はお前を殺す」というメッセージ。八尋がネット上に拡散した「殺人」という偽りの記憶。-陵司は、八尋の葬式で再会した旧友・桜香と共に、事件の真相を探り始める。かつて、「殺人」を犯した陵司たちを襲うものの正体は?八尋の死が、「殺人」以降、絶交していた5人の少年少女を結びつける。一体、誰が八尋を?その真相は、切ない。青春群像ミステリ、開幕。
「北の地には、来てはならぬのですー」失踪したヒルダを追って、北の果ての大陸・ティエラに向かったウィルとジェシカが遭遇したのは、「機械の翼」をもつ無人機による攻撃だった。霧の文明とは違った、「失われた文明」をもつ北の大地には、この世界の成り立ち、さらには空の果てへの鍵が隠されているのかー。すべての島を堕とし、世界の再構築を狙う“七つの鍵”、そして空の最果てを目指すウィルとジェシカ、さらにとんでもない力を持った「魔女」たちが、北の果てで相まみえる!魔法と空戦のファンタジー、新章に突入。
大人気敏腕ライター『中田ろみ子』登場!! ペチペチペチペチ。 いつもなら気にも留めないキータッチの音が、今は耳にうっとうしいほどまとわりついてくる。自分が神経質なのは知ってるけど理由はそうじゃない。 二人の年上の女性に挟まれて、その真ん中でずっと沈黙に耐え続けているせいだ。 株式会社ソフトマシーン。その事務所の片隅にある本来なら一人で作業するその中に、三人の人間が肩を並べてる。右に、平栗さん。左に、中田 先生。いったいどういう罰ゲームだろう。 しまった、と思っておそるおそる中田先生の方に振り向く。--ほんのちょっと半目になるだけで、人の表情ってこんなにも冷たくなるんだ。そんなふうに、じとーっと中田先生は僕を見ていた。 「チッ……ろみ子からの質問。それは『あっ、また美しい中田先生がうるせーこと言いそう』の『あっ』? 『あったまくんなあ、いちいちこの美しい中田先生ったら小姑みたいによう』の『あっ』?」 ところで選択肢が二つあってどっちにも地雷が埋まってるのが見え見えなとき、人はどうしたらいいんだろう。 僕が、中田先生、そして平栗さんまでも巻き込み、シナリオリテイクをしている理由とは!?お仕事モード全開の第二巻!!