2013年9月発売
窓際部署にいた若手の刑事・シンゴは、突然署長のバークマンから、舌っ足らずに老練な口調で喋る、見た目小学生の変わった少女・マリィと共に連続殺人事件の捜査をするよう命じられた。殺人鬼の名はハリーロイド。女性三人を殺し、都市警察の特殊部隊“C.S.C”をも返り討ちにして行方をくらましている凶悪犯だ。幼い外見ながら、感覚強化・知識量増大といった効果を持つ多数の“ユニット”を脳へ埋め込んだマリィと、銃や“ユニット”はからっきしだが、柔術の腕と直感が光るシンゴ。たった二人の捜査線は、果たしてハリーロイドを捉えられるのか!?第19回電撃小説大賞最終選考作!即席の“相棒”となった二人が織りなすポリスアクション&サスペンス!!
今まで興味なんかなかった。ないフリをしていた。だれにも、なにもほしがらなかった。だけど今年は違う。私が初めて願うクリスマスプレゼントは、しまむらとのクリスマスだった。 今までなんとなく毎年過ごしていた。強い関心があるわけでもなかった。だけど今年は違う。少し気を遣って、安達へのクリスマスプレゼントを選ばないといけない気がしていた。
引き続き謎の異世界の探索を続ける《レベル99》の裕貴率いるゲームの世界のキャラクターたち一行。新たに訪れた地域で地下99階に及ぶ『無限生成ダンジョン』へと立ち向かうこととなった彼らは、複数のチームに別れ、迷宮の攻略を開始した。 しかしあるとき、彼らよりはるかに早いペースで攻略を進める謎の人物が出現する。裕貴たちとは対照的にたった一人で戦い続ける謎の《単独攻略者》の正体とは──!? そして迷宮の底で、裕貴たちを待つものとは!?
──死ね。死ね。 天井から聞こえる微かな物音。少年の意識には、その音が狂おしく囁いているように思えた。そして……。 社で始まる「虫おくり」の祭りの準備中、街では蜂の被害が広がっていた。被害は主に、信乃歩の学校で自殺した少年の住む地域で起きていた。そして少年を虐めていた人間がまた一人、犠牲になっていく。果たして呪いと虫おくりの関係とは──。
人が世界に謎を求めるとき、そこには必ず“ごまかし”があるわーー 「ねえしずるさん、密室ってなんなのかしら?」「そうね、よーちゃん、それはきっと、どんなものでもごまかせると思い込んだ人間の、つまらない錯覚なんでしょうねーー」 今回、“深窓の美少女”しずるさんと好奇心旺盛な“わけありお嬢様”よーちゃんが挑むのは、複雑怪奇な密室事件。吸血植物、家族にまつわるゲームの呪い、ドッペルゲンガー、凍結した鳥人……これは、深淵から覗くふたつ目の事件簿。新装版にして完全版、星海社文庫版しずるさんシリーズ第2弾!
伝説、炎上。最高の布陣が織りなす、最高のフィクション。 <死者の王>として復活を果たした婁震戒こと天凌府君が呼び覚ます還り人の群れによって、蹂躙の限りを尽くされるニル・カムイの大地。夥しい惨劇のさなか、<赤の竜>を殺す方法を知る巫女<喰らい姫>との邂逅を果たす忌ブキたち。彼女の託宣に従って革命軍、ドナティア軍、黄爛軍、そして天凌府君軍が集うとき、人と竜とが契りを交わしつくられたという伝説の魔城<契りの城>が屹立するーー!
クレージュ王国の王女ステラとローズマリーだけでなく、女王のクリスティナまでもお嫁さんにすると宣言したアキラ。彼女たちにふさわしい男になるため、メイドのシェリスに勉強を見てもらうのだが、アキラに恋するプリンセスたちはエッチなちょっかいを出してきて!?
魔術書に載っていた悪魔っ娘に一目惚れした春輝は、ドーテーを捨てたい一念で彼女を召喚!呪文を唱えると…そこにはまさかナイスバディの天使様が!愛されまくりの日々が始まったと思ったら、召喚した悪魔さん本人もいつの間にかそばに!Hな契約重複履行開始!
ある日突然、異世界へ飛ばされてしまった莉月。共に異世界へと渡ってきたのは、手に持っていたミニトマトの苗、一株99円。親切な人に拾われた莉月は、メイドとして働く傍ら、トマト作りに精を出すのだが、ある日トマト畑で、凄まじいイケメンに出会って…元の世界に帰る日を夢見て、メイド業とトマト栽培に励み、美形たちに翻弄される、ラブ(?)&コメディストーリー!
考古学者の真藤駿介が超古代文明の遺跡の中で見つけたのは、少女の形をした生体ロボット・ルナだった。ルナはなぜかカタコトの、しかも英語しか理解できない。そこで駿介がルナに英語を教え始めると、ルナは駿介の発した言葉を次々に憶えていく。まるで渇いたスポンジが水を吸い込むように。そんなとき、二人は謎の組織に襲われる。武装した男たちは、明らかにルナを狙っていた。彼らはいったい何者なのか?そして、ルナが作られた真の目的とは…!?高校受験レベル(中学校必修)の英単語1200が、作中にすべて登場!物語を楽しみながら自然に基礎英語が身につく奇跡の小説が誕生した!
5年ぶりで日本に帰国したタケルは中学3年生。幼なじみのアヤハとの再会に胸を躍らせて登校したタケルを迎えたのは、あまりにも冷たい彼女の言葉だった。「二度と話しかけないで」-アヤハは明らかに変わっていた。タケルに対してだけでなく、他の生徒とも距離を置いている。あの、底抜けに明るくていつもクラスの中心にいたアヤハがなぜ…?そんなある日、タケルはヒメと名乗る幼い少女と出会う。ヒメは漢字を司る神で、「魔字」と呼ばれる魔物たちを封印する役目を負うという。アヤハの人間不信も魔字の影響だったのか?こうしてタケルは、ヒメとともに魔字との戦いに身を投じることになる。作中に、高校受験に必要な漢字1607字をすべて使用。読破すれば漢字検定3級相当の漢字が身につく、夢の小説だ!
空を覆い、人類を支配する謎の金属塊「天剣」。いつかこの狭い世界から抜け出したいと考えていた少年・十塚飛来は、天剣の謎に迫ろうと、世界でただ一本の「落ちた天剣」ダモクレスへと近づいた。ダモクレスをはじめとする天剣の正体は、巨大な剣の形をした宇宙船だった。飛来はダモクレスの中で、少女「コンパス」と出会う。剣の形の髪飾りをつけた銀髪の彼女は一見人間にしか見えないが、なんとダモクレスの機能の一部を司る、擬人化されたインターフェイスなのだという。コンパスは飛来と突然のキスをかわし、飛来を「新たな主」として登録。かくして飛来は復活したダモクレスの使い手として、襲い来る他の天剣たちと戦うことにー。だがダモクレスの強大な力を扱うための、コンパスが導いた手順は、なんと「数学」だった!?中学校3年間の数学(参考書レベル)を作中で完全網羅!ストーリーと合わせて覚えれば受験にも役立つ、超実用的な小説だ!