2014年6月18日発売
真理に近づくために、斗和は力を求める。 およそ二千年前、世界大災害が起こって多くの生命が死滅した。 そのときの影響で日本人の祖先に突然変異が起こり、いわゆる個人色と呼ばれる髪と瞳が様々な色彩を持つ今の日本人が生まれたとされる。 少なくとも、斗和はそのように教わっていた。 しかし、斗和は見えない壁の空間ーークオリア界の存在を知った。人の魂を喰らう幻想生物がいることを知った。非物質の世界。認識と精神だけで構築された空間。それが実在するのなら、この世が五分前につくられた可能性も否定できない。そして神の存在もーー。 水族館の惨劇から、二か月が過ぎていた。櫛灘学園に編入した斗和は、そこで従姉のかりも、さらには神悠言の少女たちと再会し、しばしの平穏が訪れたかに思えた。 だが、不条理は斗和に襲いかかり続けるーー。 舞台はデパートへ。過去最大数の人喰いの化け物が跋扈する絶望のなか、あの少女の面影を感じさせる、魂を狩る幻想生物(ソウルテイカー)が姿を現す。 「──貫き届く刃の意志(ブリューナク)、発動」 斗和たちの生きる世界の真実が少しずつ明らかになる、パニックホラーの第5巻!
憤激の処刑人と、アルティメギル首領の影! テイルレッドの正体は、男だーーフェニックスギルディに告げられた事実に、驚愕するダークグラスパー。変身しパワーアップした不死鳥と、闇の処刑人。両者の戦いは、いつ終わるともなく続き……。 そんな凄絶な光景とは打って変わり、異世界から帰還した総二たちは、愛香の誕生パーティーに同人誌イベントにと、残りの夏休みを満喫していた。停戦期間が終わり、エレメリアンたちも再び侵攻を開始。修行の成果を発揮し、破壊神テイルブルーを倒そうと頑張るのだが……。 一方ダークグラスパーは、神妙な顔でとある場所へと向かっていた。そこは、"首領の間"。アルティメギル首領と謁見しようとする、彼女の真意はーー!? 真価を発揮する最強の反逆者。そして現れる、四頂軍<死の二菱>。新たな脅威が、総二たちの世界に迫ろうとしていた!! 『俺、ツインテールになります』最新刊の登場です! 第6巻では新たな展開を迎え、物語はさらに加速していきます。乞うご期待! アニメ化企画のほうも快調に進行中、そちらの続報もお楽しみに!
それでは、旅の終焉を始めよう。 才能は必ずしも発揮しなければいけないわけではない。 爆弾を作る天賦の才があったとしても。爆弾を作れば誰かが傷つくだろう。 人を殺す才能があったとしても。人を殺していいわけでもないはずだ。 なのに、僕は人殺しを選んだ。その時点で、誰が何と言おうと許されない。 罪は背負うと決めていた。その先に何が待っているかも理解していた。 それでも。ケモノを狩るためにケモノガリと成り果てた。 悪を狩るために、悪を許容することを選んだのだ。 正義ではない。正義を掲げるほどに、己の手が綺麗なはずはない。 だが全くもって躊躇いはない。あるのは幾許かの恐怖と高揚感。 様々な苦難を乗り越え、結末が、やっと見えてきた。 決着をつけよう、同じ才を持ちながら異なる道を選んだ者よ。 赤神楼樹は、最後の戦いに挑む。 アスライアとの最終決戦を控えた楼樹は家族の記憶を、友人の記憶を忘れ、人間らしさを捨てていく。そうやって殺すことだけに特化した存在になりながら、楼樹は決死の戦いへと歩を進めるーー。 殺人の才能をもつ少年の物語、ここに終幕! 興奮必死の終焉を見よ!!
アニメ放送直前! 新たな仲間も登場!? 「チンポイ部、入りたい。そう思います」 「チンポイ……非常に危険な名前だがいったいなんの部活なんだ?」 ーー無事、二年生に進級した赤松たち。遠藤梨乃・九条ふみ・鈴木いくみ・村上絵美のお悩み相談メンバーたちも正式に第二新聞部の部員となり、花の学園生活が始まると思いきや……またまた白河香織率いる生徒会の嫌がらせが!? 「新一年生が一人以上入らないと廃部」宣言がくだされ、安泰かと思われた第二新聞部は一転大ピンチに! 部員を求めて新入生に猛アタックするも、(主にいくみが)ドン引かれるなど遅々として勧誘は進まない。そこに現れたのは、モルドバから来た留学生、アリーナ・チェリビダッケ。「部活、誘ってくれる。とっても嬉しいです。モルドバなら三日三晩コニャックでお祝いするところです」聞けば、アリーナは失踪した兄のことで悩んでいるらしい。 彼女の悩みを解決して、第二新聞部はみごと廃部の危機を回避できるのか!? 友達に好きな人、人気者や夢のこと、兄捜しに職探し……? ゆるゆる☆人生相談8回目! メディアミックス王に、俺はなる!!
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀、すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の“調停官”であるわたしのお仕事。月に行ったまま音信不通となった祖父の訃報(のようなもの)が届き、わたしは祖父を捜しに月に行くことを決心。そんなわたしに妖精さんがくれたのは、『いま←→さいしょむせいげん』と書かれたフリーパス。人間の進化が車窓に流れる蒸気機関車に乗った、わたしが着いた旅の終着駅は夢?それとも…。ついに、かんけつです!!??
ー俺たちは正義のヒーローじゃない。どこにも、戦うべき敵なんていないのかもしれないー。俺、冬川朱雀と相棒の少女、小手毬はこの世に必要とされていない異能力者だ。「異能力制限法」により異能力者はすべて社会から管理され、戦う機会が奪われた現代。最強決定のトーナメント大会で優勝したことをきっかけに、少しは仕事が舞い込むようになった俺たちだったが、待ち受けていたのは理不尽な世の中の反応、嫉妬、不協和音…「異能力者の光と闇」という現実だった。異能力者が苦闘するリアル・アクション第2弾!
砂漠のオアシスで大商隊を率いる美青年・ファリドに見初められた村娘・リラー。王都への旅の夜、得意の歌を披露すると、唇を奪われ…。「お前の歌には色気が足りない」優しく衣を開かれ乳首を弄られると甘い喘ぎが。「もっと可愛い声で鳴くんだ」恋人として過ごす蜜月で知った意外な真実。彼が大国の王子様!?驚くリラーに「これからもずっと傍にいてくれ」と熱く抱いてきてー。
初恋の人・ラティスを忘れられないジュエルの前に現れたのは、伝説の宝石を持つ黒き王・グラファス。強引に娶られ、閉じ込められて激しく愛される日々。身体を這う舌、甘く翻弄する指、熱く打ち込まれる楔ー。何ひとつ似ていないのに、ラティスの面影が垣間見えるのはなぜ?溺愛され、次第に惹かれていく心。ある日、グラファスの手に彼と同じ傷痕を見つけてしまい…!?
穏やかで気品のある美青年、落ちつきと怜悧さをあわせもつ素敵な軍人リカルド。結婚するため彼を誘惑することに…。真面目な人だと思ったら大胆に触れてきて、「誘ったのはそちらでしょう」耳をくすぐる囁き。荒々しいキス。執拗な愛撫。すべてが初めての経験なのに、私は心も体も求め始めてしまう。甘い関係を重ねても結婚話は進まない。そこには何か思惑があるみたいで…。