2017年2月10日発売
人々の期待を背負って、強大なる魔王を討ち果たした少年トウカは、勇者として華々しく国に凱旋した。しかし、彼に報いるべき王家は非情にも裏切り、少年の命を奪い取ってしまう。この日、ひとりの勇者が死んだ。宇宙に漂う巨大な竜骸で形成された惑星。そこに生まれ、数奇なる運命に導かれる、かつて勇者と呼ばれた少年の物語。復讐の刃とともに厳しく荒れ果てた地を彷徨う彼の行く手に、希望という名の光明は差すのだろうか?いま、禁断の叙事詩が紐解かれるー。
イアンマッドの王となったレオームは、超大国アルキランの脅威に対抗するためディアスフェルド統一という大事業に乗り出す。対するは大小六十も乱立する国と、いずれも屈強な王と騎士たち。篭城、野戦、攻城、一騎打ち。せめぎ合う謀略と知略。戦いに次ぐ戦いの中、レオームたちの前に、最大にして最強の覇王が絶望的な壁として立ちはだかる。王として立つとはどういう事か。ディアスフェルドを統一するとはどういう事か。何のために戦うのか。戦いの果てに何を得て、何を失うのか。若きレオーム王の覚悟が今、試される!
“エルフ”の少女に乞われ異世界へ高飛びした元極道・成嶋千潮。しかしそこで彼が出会ったのは、気楽なファンタジーとはほど遠い、血で血を洗う絶望的な世界だった。虐殺された“エルフ”たちが、命と引き換えに守った秘密ーそれは、服用した者から「魔法」を引き出す薬=魔薬。「俺が、幻想(ファンタジー)を終わらせてやる」たった二人残された“エルフ”の姉妹と契約を結んだ千潮。そして最も危険な男は血と硝煙と策略をまとい、残酷な異世界を切り抜け、やがて破滅へと導いていきー。異世界×極道。最凶の組み合わせで紡ぐ異世界ダークファンタジー、幕開。
優秀な医学生の伊坂練次郎が召喚された世界…そこは回復魔法が正統な医療として発展した異世界だった。魔法医の少女コーディによる魔法治療を目にした伊坂は、それが内科的な病気にあまり効果がないことに気づく。ならば!と現代知識を活かして病に苦しむ人たちを診て回るが、それを知ったコーディはなぜかプンスカ怒りだしー??「魔法こそ唯一絶対の医療なんです!あなたの言うカガク?なんて認められません!」自らの医療魔法に絶対の自信をもつ少女と、現代医療に全幅の信頼を置く青年。二人の出会いが異世界医療に衝撃を刻む!!
イノシシのセイです!今回はロキと一緒にフェンリルを縛る強力な紐・グレイプニルを外すためのヒントを求めて、いろんなところをあっちこっち旅して、とってもグッタリ…。そんな殺伐とした日々を過ごすボクの目の前に、ヴァルキューレ姉妹の6女・ヘルムヴィーゲさまが!え、『ブラジャーくじ』ってなんですか!?すっごく楽しそうな響きなんですけど!やりましょう!ぜひやりましょう…っ!ん、どうしたのロキ?なんでそんな険しい顔をしてるのさ…?ボクの力の正体が?ホントに…!?第22回電撃小説大賞“金賞”受賞作!!『やわらか神話』ファンタジー第4弾!
おいお前ら、真グンマー(※レイドボス)倒そうぜ!という誘いに乗って、レイドボス戦へと馳せ参じたアレイキャッツの面々。ああ、それなのに…。黒の魔術師:さあ向かうとしようか バッツ:なんでお前が仕切ってんだよ セッテ:なーかーよーくーしーてー! 早くも友情破綻の予感!そして案の定、リーダー不在で迷走してしまうレイドPT。それを見かねて指揮官に就任したのはなんとセッテさん!?一方リアルでも、マスターの独断と偏見で秋山さんが(知らぬうちに)次期生徒会長候補として立候補させられてしまうことになりー残念美少女・アコの加勢は吉と出るか、凶と出るか…!?残念で楽しい日常≒ネトゲライフ、トップをねらう第13弾!
サンマグノリア共和国。そこは日々、隣国である「帝国」の無人兵器《レギオン》による侵略を受けていた。しかしその攻撃に対して、共和国側も同型兵器の開発に成功し、辛うじて犠牲を出すことなく、その脅威を退けていたのだった。 そうーー表向きは。 本当は誰も死んでいないわけではなかった。共和国全85区画の外。《存在しない“第86区”》。そこでは「エイティシックス」の烙印を押された少年少女たちが日夜《有人の無人機として》戦い続けていたーー。 死地へ向かう若者たちを率いる少年・シンと、遥か後方から、特殊通信で彼らの指揮を執る“指揮管制官(ハンドラー)”となった少女・レーナ。 二人の激しくも悲しい戦いと、別れの物語が始まるーー! 第23回電撃小説大賞《大賞》受賞作、堂々発進!
魔王と勇者の庶民派ファンタジーが学園コメディに!男子高校生の魔王と、クラスメイトの千穂、そしてマグロナルド店員の芦屋。彼らのもとに、制服をテレアポから女子高生にチェンジした恵美が襲来!?勇者に敗れ、東京は笹塚に逃げ延び、高校生活を満喫していた魔王。だがある日、事故に巻き込まれ、元勇者の恵美に正体がバレてしまう。品行方正な生活を送る魔王を怪しんだ恵美は、女子高生の制服を纏い、学園へと潜入するがー!?「電撃文庫MAGAZINE」掲載分に、鈴乃やエメラダも登場する書き下ろしを加えた、著者自らによる『はたらく魔王さま!』スピンオフ作品!
アンダーワールドは、三百年に及ぶ争乱の果てに、ついに一つになった。どこからともなく現れた、たった一人の《ベクタの迷い子》が暗黒の神を倒し、この世界に平和をもたらしたのだ。しかし、そんな人界の中枢、白亜の塔《セントラル・カセドラル》にて──。《整合騎士見習い》へと昇進したロニエ・アラベルは、人界の最高意志決定者《代表剣士》キリトから、衝撃的な言葉を耳にする。 「──いずれもう一度戦争が起きる」 《大戦》のその後を描いた《アリシゼーション編》最後を飾るエピソード!
二〇九七年、三月。南米大陸で戦略級魔法『シンクロライナー・フュージョン』が使用された。 それを契機に、世界に吹き荒れる動乱の嵐が、日本にも押し寄せようとしていた。 翌月。国立魔法大学付属第一高校三年生に進級した達也と深雪の下に、十文字家当主・十文字克人からの招待状が届く。 十師族、師補十八家の若手を集めて、自分たちを敵視する風潮に魔法師としてどう対処すべきかを話し合うための会議に二人を招待する正式な書状。 それが達也を、更なる波乱の日々へと誘う。
ネット生放送に情熱を燃やす天然少女・千遙を、親父さんの危機から救ってしばし。相変わらず危なっかしい彼女を助けつつ放送を続けていたある日、とある生主から千遙に『会いたい』と連絡が入った。その生主は…なんと生主時代の俺の妹分。やばいな…引退した俺はもう彼女に会うことはできないわけで…。でも千遙の、ネットで繋がった初めての放送仲間に、俺の都合で会わせないわけにもー。結局一緒に会いに行くことにしたんだけど…お、俺のこと言うなよ千遙!絶対だぞ!…フリじゃねーよ!
放課後、さびれた廃墟にいきなり現れたちょっと露出度が高めの美少女。なぜか僕の頭に、姫咲アテナという名前が浮かぶ。「実はわたし、異世界で勇者やってるんです。-いきなりこんなことを聞いても、信じてもらえないですよね」「いや、信じるよ。だって君は、僕が考えたキャラクターなんだから」「…はい?」「聞かなくても分かるだろう?僕の頭の中で起きてることなんだし」「いえ、わたしは実在する人間です」「そんなわけないよ。だって、現実の世界に君みたいにかわいい子がいるわけないじゃないか」「…えっ」そう。これは全て自分の妄想の出来事で、彼女は本当は実在していないんだー。
東京の立川市の格安物件に引っ越した鈴木トオル。マンションのあまりの安さに幽霊でも出るのかと思いきや、なんとダンジョンとつながっていた!ゲーマーのトオルは、ディスカウントストアで購入した日本のアイテムでダンジョンの探索を始める。ダンジョンで助けた誇り高い金髪の女騎士、トオルをご主人様と慕う白スライム、孤独なエルフの女魔法使い。彼女たちはダンジョン内にある快適な部屋の魅力にもうメロメロ!トオルは日本のアイテムを使ったモンスター狩りを計画。徐々にレベルを上げて、スキルを獲得していき…。
ゼブレストに遊びに来ていたミヅキは、ルドルフからある話を持ちかけられる。民間人から、生きている人間のように動くアンデッドについて報告があったという。オカルト好きの心をくすぐられたミヅキは魔王殿下の許可を得て、黒騎士達と共に調査を始めることに。そこに現れたのは、死んだはずのゼブレストの先王、ルドルフの父のアンデッドだった。ゼブレストの悪しき歴史を蘇らせるかのような先王(骨)を土に還すべく、ミヅキが新たに仲間に加えた“英霊騎士団”とは…!?「負け犬の遠吠えご苦労さーん!さっさと視界から消えやがれ、人型カルシウム!」全編完全書き下ろし!!断罪の魔導師の異世界ファンタジー第十七弾、ここに登場!
ワガママ幼馴染あさひに巻き込まれて異世界に召喚されてしまった森川瑠璃。様々なトラブルに遭いながらも、精霊に愛される魔力をもつ“愛し子”として竜王国に住むことになる。文化の違いに戸惑うこともあったが、アルバイトやお茶会など、自分を振り回す者のいない生活を楽しんでいた。そんな中、瑠璃を追放したナダーシャ国との戦争が本格化する。ナダーシャ国の旗頭として戦争に参加していたあさひと久々の再会を果たした瑠璃。相変わらず自分勝手なあさひの態度に、瑠璃の怒りはとうとう爆発する。「魔法があっても、けもみみの人間がいても、ここはゲームの世界なんかじゃない現実よ」幼馴染の依存を断ち切ることはできるのか!精霊と魔法の王道異世界ファンタジー第二弾、はやくも登場!!