2018年発売
湖蘭国皇帝の病に良く効く香を作ったことで、煌翔の湖蘭国行きに同行することになった凛莉。ついた先で、皇帝・燈亜廉に、息子の妃になって、この国に残れば、香士としての身分も約束すると持ちかけられて……!?
「君は真の仲間ではないーー」最前線での戦いについていけなくなってしまった英雄・レッドは、仲間の賢者に戦力外を言い渡され勇者のパーティーから追い出されてしまう。「はぁ、あんときは辛かったなぁ」レッドが抜けた事で賢者達が大パニックになってるとは露知らず、当の本人は辺境の地で薬草屋を開業しようとワクワクした気分で過ごしていたのだが……「私もこのお店で働いていいかな? 住み込みで!」突如かつての仲間であるお姫様が自宅まで訪ねてきて!? 追い出された英雄は第2の人生で報われるーー。お姫様との幸せいっぱいな辺境スローライフ開幕!! レッドとリットの出会い、そして二人の新たなスローライフを描いた大ボリューム45000字の【書き下ろしエピソード】を新規収録!「小説家になろう」四半期累計総合1位の超ヒット本命作が、大幅加筆にて遂に文庫化!! 【キャラクター】 ・レッド……勇者パーティーを追い出され、辺境でスローライフをすることに。数多くの武功をあげており、勇者を除けば人類最強クラスの剣士。 ・リット……ロガーヴィア公国のお姫様。色々あってレッドの店に押しかけ一緒に暮らす。ツン期の終わった元ツンデレ。 ・ルーティ……人類最強の加護『勇者』をその身に宿すレッドの妹。昔はお兄ちゃん子でいつもレッドの後をついて回っていた。 ・アレス……『賢者』の加護を持つ人類最高峰の魔法使い。レッドをパーティーから追い出した張本人。
フェオドールは鏡の向こう、笑みを浮かべる黒髪の青年に語りかける。 君の力を貸してくれないかーー浮遊大陸群を墜とすために。絶望を鎖ぎ、希望を結ぶ遺跡兵装モウルネンを手に戦場に刻むのは、最後の嘘。 「堕鬼種(インプ)は悪だ。信じちゃいけない」 マルゴ、ティアット、そしてラキシューー彼女たちの傍にいる資格なんてないけれど。これが、みんなが幸せになれる唯一の方法なんだ。 コリナディルーチェの、長い夜が明ける。
200年前に人魔大戦を終結させた大賢者・アーテルは、現代魔術を学ぶため、若返りの大魔術を敢行!難なく試験を突破し、ラクスティア魔術大学に入学するのだが…いまや魔術はただの学問となり、娯楽や趣味として嗜まれる凋落ぶりで!?「僣越ながらー私が真の“魔術”をお見せしよう」教授に魔術対決で圧勝、調合の知識を活かしたカクテルで女子大生を虜に。さらに学園に封印された古の黒竜を呼び醒ましたりと、破天荒なキャンパスライフがアーテルを待っていた!どこまでも謙虚な最強賢者が、緩みきった魔術界の常識を打ち破る!痛快“大”学園マジックファンタジー、ここに開幕!!
「この物語は俺、日暮英治がこの現世で過酷な実習を乗り越え、勇者の職を得るまでの、愛と感動のー」「エイジ!あんたマトモな努力してないじゃない!」「あらすじくらい格好よくキメてもいいだろ!お前らのせいで東京駅じゃ警察に捕まりかけた上に、補習までさせられたんだぞ!!」「“村人に話を聞く”実習で失敗したからって怒らないで。エーちゃんは、やれば出来る子だってお母さん信じてる」「お前はお母さんじゃねえ!」「えいたん、表4は作品アピールをするところなのです。文字数の無駄遣いはやめるです」「うるせえバカロリ!!」そんなわけで、現世で始まる暗黒ハローワーク!スタート!
この恋を、一生忘れないーラルセンブルク国の姫・テレサは王族の慣習である1年間の留学の地に、大好きな時代劇の舞台の日本を選んだ。身分を隠し留学した彼女は、そこで実家の珈琲店を手伝う高校生・多田光良と出会う。カメラマンという夢を追いかける彼のひたむきさに惹かれるテレサだったが、彼女にはやがて国に戻り、女王となる使命があってー?初めて恋を知った少女の青春と決意を綴った、大人気アニメ小説版!!
「恋人同士、ですか?よく解りませんが、それでよければ」僕の彼女、帆影歩は少し変わっている。無口で無表情が基本な上に「人=哺乳類=おっぱい大好き」と、平然とトンデモ理論を語ってくる。さらに僕の足の甲を愛撫してきたり、入浴中の裸の画像を送ってきたりーって帆影?当初は清純派文学少女だったよね!?おかげでなぜか妹の映が心配?してきて、言葉責めにあうようになったのですが!?(妹よ、お前は何なんだ)そんな帆影も“普通彼女”を目指してはいるらしく、参考にしているのは…ら、ラノベらしい?(なんか期待しちゃう)彼女と妹と僕。ラノベを通じた不思議な三角ラブコメ開幕!!
ヤケ酒の帰り道に、家出JK・沙優を拾ったサラリーマンの吉田。そのまま始まった微妙な距離感の同居生活にも慣れてきた頃、沙優から”お願い”を切り出される。「バイトをさせてください」「いいぞ」「いいぞって! ……え、いいの?」 遠慮ばかりだった沙優が「自分のやりたいこと」を教えてくれた。それだけのことがなんだか嬉しい吉田。そんななか、元片想い相手である後藤さんに、なぜか2人きりの夕食に誘われてーー「吉田君のお家に行きたいって言ってるんだけど」サラリーマンと女子高生の日常ラブコメディ第2巻。
怪奇小説作家H・P・ラヴクラフトが創始し、人類史以前より地球へと飛来した邪神たちが齎す神話的な恐怖を描いた架空の神話大系“クトゥルー神話”。その新訳コレクション第2集となる本書では、砂漠に埋もれた廃遺跡に存在した未知の文明と爬虫類型生命体との遭遇を描く「無名都市」をはじめ、陰惨かつ背徳的な画業に身を投じる狂画家の秘密に迫る「ピックマンのモデル」、因習と迷信が蔓延る村に顕れたヨグ=ソトースの片鱗を記した「ダンウィッチの怪異」など、ラヴクラフト自身が手がけた“原神話”から、魔書『ネクロノミコン』にまつわる恐怖を描いた8篇を収録。
王級精霊クシャトリアとの契約を果たし、無事ダンジョンから脱出できたアスラ。探しているレオナルドの情報が集まるかもしれないという言葉を頼りに、アスラはエアスリル魔法学園入学を目指す。入学するには、三国間で行われる魔法学園対抗戦に出場し、トーナメントを勝ち進んで入賞する必要があった。クシャトリアとともに対抗戦の開催地であるエアスリルに向かうアスラ。道中、ダンジョンでの抑圧から解放されて、自由に、楽しそうに過ごすクシャトリア。しかし、彼女の秘められた過去、謎の数々にアスラは一抹の不安を抱いていたのだった。
精霊の暴走を止め、過去の因縁を断ち切った太一たち。これで一件落着かと思いきや、仲間となった四人のエルフは、太一たちをエルフの里へ招待したいと申し出た。その理由は、ミューラが、エルフの巫女の後継者であるという。こじれることが多い後継者問題を先延ばしにしたくないミューラは、その要請を受けることにした。大海のど真ん中にある、陸地から隔離された島。世界樹が見下ろすエルフの里は、太一と凛にとっては物語の中に入ったよう。久々に師匠とも再会し、二重の感動も束の間、ミューラの母親に「巫女を継がなくてもいい」と言われる。巫女を継ぐべきと主張する伝統主義派、巫女を継がなくてもいいとする革新派の争い。人知れず静かにうごめく影。世界樹の思惑。ミューラは巫女を継ぐのか。
小麦縞萎縮病。シエナ村を襲った不作は、村人たちに食糧問題を強く意識させ、恐怖に陥れた。村の住民たちは二つに割れてしまう。新しい技術を歓迎する若者たちと、不作の原因をエイジの新技術に求める年寄り衆。彼らは対立を深め、お互いの主張を譲らない。その中でも一人の年寄り、ロッシはエイジを激しく糾弾した。覚えのない罪をおとなしく受け入れるいわれはない。エイジは自身の無実を晴らし、騒動を収めるために立ち上がることを決める。そんなエイジに対し、村長のボーナがやるべきことを二つあげるのだがー。
ムドラを仲間に加え、四人パーティーとなったリルドール一行は縦ロールと魔法を駆使して怒濤の勢いで迷宮を攻略していた。だが、次の目標を立てようとしていたリルドールは、今の迷宮では五十階層には挑戦できないことを知る。五十階層主の討伐に失敗すると重大なデメリットがあるため、国が挑戦させてくれないのだという。実力も上がり、既に上級者となっていたリルドール達は、今探索している東の迷宮から、既に五十階層以下が解放されている南の迷宮へ、探索の場所を移すことを決める。次の迷宮に向けて準備をしていたリルドール達は、小さい頃にコロネルの世話をしていたという男・クルクルと遭遇する。コロネルは偶然の再会に喜びはしゃぐのだが、リルドールは、妹分が自分よりも懐いている男をやっかむ。そして、四十九階層を見てから新天地へ旅立とうと、最後に東の迷宮へ向かうのだがー。
昆虫の魔王を討伐し、獣人の自治区を救ったフォンシエたちは、カヤラ領に戻ってきて束の間の平和を享受していた。そんな折、東で魔物が増えてきたという噂を耳にし、応援のため一行は辺境の都市に赴く。到着した彼らが兵たちから話を聞くと、ぱったりと魔物が現れなくなっているという。いったい、なにが起きているのか。異変の原因を知るべく魔物たちの領域へと偵察に赴くも、なんの気配も感じられない時間が続く。なおも進んでいくと、猛烈な勢いで迫ってくる魔物に遭遇する。交戦は避けられず、フォンシエたちは剣を抜き、打ち倒していく。そうして倒した魔物には、何者かと争った形跡があった。その相手は、想像を絶するものだったー。
つくば家庭料理学園ー。料理の魂を宿した“主食男子”と“オカズ女子”が学ぶ、料理のための学園である。夏の臨海学校を前に、真白悟飯は清楚な“肉じゃが”お姉さん・糸牛煮芋と、その幼馴染で鬼怖いヤンキー・碓田焼と出会う。碓田から「俺にモテ方を教えてくれ!」と頼まれ戸惑う真白。どうやら碓田の意中の相手は…。全学年合同の一大臨海学校で、真白は不良先輩をプロデュース!食い合わせの壁を越えられるか!?さらに真白は“実在しない料理”の魂を持つ少女や、大人になってもなお料理の魂に縛られる元・オカズ女子に出会い、料理の魂の謎に触れる…。ちょっとスパイス効いてます!学園お料理ラブコメ第二弾、一丁上がりィ!!
俺にとって真琴と忍は憧れの男だった。そんなふたりと七年ぶりに再会し、学生寮で相部屋になり、むさ苦しくも楽しい日々の幕開けーと思ったのだが、お前ら女の子だったの!?ったく、俺にだけ教えないなんて酷いじゃねえかーって、お前らもお互いの性別を知らないのかよ!…え?真琴(忍)に女だとバレると困る?頼れるのは俺だけ?しょうがねえな、性別がバレないように俺がサポートしてやるぜ。だから安心して普段通りに過ごしてくれーって、お前らいつもそんな生活送ってるの!?よくいままで女の子だってバレなかったな…。油断しがちなふたりの男装女子と送る、実はハーレムな学園ラブコメ!!
小説が書けない文芸部員・シュウ。ある日、彼のスマホに、詠名という少女から謎のメッセージが届く。きっと悪戯だろうーはじめはそう流していたシュウ。しかし、“もうダメだ。死のう”送られてきたそんな言葉に、死ぬなーと思わず反応してしまったことから、メッセージを介しての、シュウと詠名の交流が始まった。互いの趣味である小説の話などを通じて、親しくなっていく二人。だが、いざ二人が実際に会おうとしたとき、衝撃の事実が判明する。詠名が生きているのはー現代ではなく、なんと五年前だったのだ!五年ぶんの夜にさえぎられた、時を超えた二人の恋愛の行方は…!?
冷遇されていた皇子、高垂峰は悲願の王座に上った。だが内実は太上皇の傀儡で、名ばかりの皇帝。媚を競う後宮の美女たちにも興味が持てずにいたが、吉祥文様を愛する風変わりな妃嬪・危夕麗に目を奪われて?
大手ギルド“千夜の楽団”の仲間たちとともに、砂塵の王国にある迷宮“大金字塔”攻略に挑む冒険者の少年ハレ。そんなハレたちを監視するために王国側が送り込んできたのは、王直属親衛隊“三貴人”の一人である少女ネズミだった。影を渡る強大な能力を持つネズミに対し、最初は警戒していたハレだが、意外とおっちょこちょいな彼女を放っておけなくなり!?-大切な仲間を、そして孤独な少女を救うために。誰も攻略出来なかった迷宮最深部で少年は今、本物の英雄となる!!成長チート英雄譚、激闘必至の第3幕!
三つの事件は収束し、新たな物語の幕開けとなる!!ある日、トッカーブロートに謎の男・マイッツァーが現れる。彼は自らをスヴェンの父親と言い張るが、機械仕掛けの彼女に血のつながりなど存在しないはずで…。一方王都では、ソフィアがヒルダたちと新大陸国家ノアから来た正体不明の将軍を出迎えていた。また、ダイアンはある物の調査で、ブリッツドナーと共に敵国オーガストへと潜入していた。離れた場所の別々の事件が次第に交わり、より大きな事態に繋がっていく。登場キャラ総動員で動き出す人気シリーズ第8作!!