2024年2月9日発売
グラキエスによる全有機生物の全滅という人類存亡の危機を前に、ADEMはフリーダムを配下に収めシベリアへと向かわせていた。 シベリアでは、あきら率いるLC部隊とロシア軍の作戦指揮全権を由宇が持つことになった。自らの能力を解放すると決心した由宇は周囲の想像を遥かに超える戦術を展開し、戦況を優勢に持ち込み始める。 一方、闘真は巨大な脳を前に、自分が置かれている状況を把握できずにいた。その時、目の前に峰島勇次郎が現れ、謎めいた言葉で闘真に語りかける。闘真は己の禍神の血を御し、絶対的当主である不坐に抗うことができるのかーー。 一章 贈り物 二章 Siberia 4 三章 禍神の血 エピローグ
『九校フェス』。九つの魔法科高校による合同文化祭だ。夏休みが明けた第一高校は目前に控えるこのビッグイベントに浮き足立っていた。 だが、九校フェス以外にも茉莉花を悩ませる問題が。生徒会選挙によって新たな生徒会長となったアリサの義兄・十文字勇人が、アリサに新生徒会へ入るように依頼してきたのだ。 生徒会役員と風紀委員の兼任はできないため、風紀委員の茉莉花はアリサと離れ離れになってしまい……。 少女は悩みを抱えたまま、九校フェスが幕を開けるーー。
ロシアで再会した闘真と由宇だったが、闘真は鳴神尊の封印を壊し、禍神の血は解放され完全に目覚めてしまう。出生の謎も、禍神の血と峰島勇次郎との因縁も明かされた今、闘真の存在は世界を壊しかねなかった。それでも由宇は闘真と一緒に歩める道を示そうとし、二人は新たな絆を手にする。麻耶や勝司はこれからの真目家の在り方を模索し、ADEMはグラキエス殲滅作戦を実行するために国際社会で戦う。 そんな中、すべてを超越する存在、峰島勇次郎の実験が、いよいよ始まろうとしていた。禍神の血と、もう一人の自分に向き合う闘真。そして、父との関係に決着をつけようとする由宇。二人が選んだ結末の先にあるものはーー。 電撃が贈るレジェンド・ハードアクション、ここに堂々完結! プロローグ 一章 グラキエス殲滅 二章 観測 三章 峰島勇次郎 エピローグ
冥界門の消滅から三年を経て、崩壊を免れた世界は緩やかな復興を続けていた。世界龍の力を手に入れたヤヒロと彩葉は現在も行方不明のまま。 そんな中、ギャルリー・ベリトは、消えたはずの魍獣が再び出現したという情報を入手する。 そのころ南国の名もない島に隠れ住み、スローライフを送っていたヤヒロと彩葉のもとに、謎の少女エリが流れ着く。 なぜか彩葉を警戒しつつ、ヤヒロの正体と世界の真実を知っているエリ。そんな彼女を襲ってきたのは、魍獣とは異なる新たな怪物“無名天使”だったーー! 廃墟の街で出会った少年と少女が紡ぐ、新たなる龍と龍殺しの物語、第六巻! 序幕 Prologue 第一幕 アイランド・イン・ザ・サン 第二幕 エンジェル・ウィズ・ノー・ネイム 第三幕 オルタナティブ・ラザルス 第四幕 アポカリプス 終幕 Epilogue
地獄のような光景が、『ほうかご』に広がるーー。 瀬戸イルマには、勇気がない。 臆病がゆえに『ほうかごがかり』になってから、一度も自分の担当している『無名不思議』がいる部屋に足を踏み入れていないイルマ。 「お願い、『ムラサキカガミ』の絵を描いてください!」 そう彼女から代理で『記録』を頼まれた二森啓が返した答えは、あまりにも思いがけないものだった。それが、完全に自分の命にかかわることとわかっているはずなのにーー。 『ほうかご』を受け入れて協力し合う者たち、臆病で弱くて卑怯な者、自己犠牲的な者。極限状態に置かれた子供たちが見せる強さと弱さ。 鬼才が放つ、恐怖と絶望が支配する“真夜中のメルヘン”第2巻。 五話 六話 七話
そこは「神別れの山脈」によって二分される大陸。東に人間が属するワウリ界、亜人が属するネクル界。長きにわたって断絶していた両者だったが、ある頃より“聖戦”を掲げた軍事侵攻によって衝突が繰り広げられる。そして多くの戦士たちが戦火の中で活躍し、非業の死を遂げていった。 “聖戦”の初期戦端を切り開いた、竜騎兵バラド。最強の暗殺者として恐れられ、人間軍の侵攻を押しとどめた猫人ニャメ。歴史に残る一騎打ちで知られる人間軍の筆頭戦士ニモルドと、亜人軍の武者・犬人ニスリーン。歴史を揺るがした将軍、冒険家、発明家、大神官や、戦火に引き裂かれた恋人たち。そしてたった一人の反乱軍から皇帝にまで上り詰めた亜人の姫・イリミアーシェ。複雑に絡み合う運命の中で、やがて星座として祀り上げられる英雄たちの生と死とともに人間と亜人の歴史を描く、一大叙事詩。
気づいたら、もといた世界よりちょっとだけ女性の多い世界に転移していた将人。でも、戸籍もあって、大学にも通えるみたいだし……。女性が少し積極的なだけで、前の世界と変わらないな? そんな甘い考えで生活を始めた彼は知らない。この世界でも変わらず彼が振りまく優しさに、周りの彼女たちがどれだけ救われたのかを。そして、他の女の影が見えた瞬間に目のハイライトが消えるくらい、彼女たちが彼に激重な感情を向け始めたということを……。 これは、普通に生きているだけで無自覚にヒロインたちを恋に落としてしまう主人公が、最終的にちょっと(めっちゃ)愛の重いヒロインたちに“わからせ”られるまでの話であるーー!
夏、それは受験生の合否を分ける大切な時期。召喚禁域魔法学校マレフィキウム合格を目指すヴィオシアも、来る『初夏予備校合同課外授業』に向けて余念がないーーはずなのだが……。 「遠足お泊りひゃっほーッ! 昼は川で水遊び、夜はキャンプ飯。もう机とはおさらばなの!!」 林間学校で向かう彩灼の森の奥にある『女神の泉』には魔女のホウキ、フォーミュラブルームの能力を底上げすることができる力があると言われている。志望校合格のためにホウキの強化は必要不可欠、と家庭教師の妙想は考えている。泉を目指すヴィオシアたちだが、そこに大昔に絶滅したといわれているエルフの影が!?
暮井先生との一件を経て、俺と桐原は一時的に離れはしたが元の“秘密の悪い関係”に戻った。ただ戻っただけじゃなく、互いへの想いをより深める形で。そんなとき、恩人で元カノの高神柚香ーーユズが現れ、家に置いてほしいと頼み込んできて……。 葛藤の末、恩を返すために条件付きで居候を認めるも、ユズはよりを戻そうとあの手この手で誘ってくる。迷いの中で桐原にも相談できず、我慢だけが積み重なっていきーー。 大切だからこそ、悩んで、抱えて、見えなくなる。それでもやっぱり大事にしたくて……。目を覚まし、桐原に解決策として相談したのは、俺と桐原の“同棲”だったーー。
☆☆☆応募総数4467作品の頂点! 第30回電撃小説大賞《大賞》受賞作!☆☆☆ 貴族階級が独占していた魔術が大衆化するとともに、犯罪率が急増。対策として皇国には魔術犯罪捜査局が設立された。 捜査官であるローグは上司ヴェラドンナの策略により〈第六分署〉へと転属。そこは、かつて皇国に災いをもたらした魔女と共に魔術事件を捜査する曰くつきの部署だった。 厄災をもたらすまでの力を有するが故に囚われ、〈首輪〉によって魔力を制限された魔女たち。だが、〈人形鬼〉ミゼリアをはじめ、魔女たちはお構いなしにローグを振り回しーー!? 「どうする、ローグ君? 手段を選ばない方向で検討してみるかい?」 魅力的な相棒(魔女)に翻弄されるファンタジーアクション! プロローグ 一章 魔女に首輪は付けられない 二章 魔女に首輪は似合わない 三章 魔女の首輪は外せない エピローグ
「やっぱりね、温泉が良いと思うの」 天樹錬が決着を付けてから一年。仲間と共に暮らしていたファンメイに対し、奇妙な調査依頼が持ち込まれる。エドと共に正体不明の地下空洞へと踏み込んだ彼女達が目にしたのはーー。 またある時、セラはとある相手にお祝いを贈るため、ディーと共にプレゼントを考えることに。 そしてまた違う場所での話。錬とフィアは旅先でとある親子と出会う。 文庫未収録の短編に書き下ろしを多数加えた、シリーズ初の短編集が登場! フィナーレを迎えようとも、物語は続いていく。これは「終わり」の続きの未来。
ハルトを追い出したグリセント王国は、かつてエルフの里を襲っていた。そのことを知ったハルト一行は、エルフの姫を連れて里に向かう。 襲撃を生き延び、里を復興させていたエルフと合流したハルトたち。そして彼はついに、グリセントへの復讐を果たすべく、鍛え上げた仲間と共に、グリセントの王都へと向かうのだったーー。前代未聞の難易度激甘ファンタジー、文庫化第3弾!
仲間のティアナが前世の力を取り戻し、戦いが激化する中ーー大地が裂け、その下から謎の古代都市が姿を現した! そしてジュリアンは言う。「貴方はまだこの星の真の姿を知らない」と。やがて明かされる衝撃の真実を前に、レオンが、ティアナが、今を生きる者たちが選ぶ答えとはーー。かつての英雄仲間を探す、元英雄の冒険譚、堂々完結!
伝説の腐敗竜を討伐したレイト。その噂は各地へ広まり、彼と手合わせをしようとする武芸者達が冒険都市に続々と集結する。無益な争いを避けるべく、レイトは仲間達を連れて故郷の森に里帰りしたのだが、森の中で太古に滅んだ遺跡を発見する。そこには激レア素材がたくさん眠っているが、強大な魔物も棲んでいてーー!? 最弱職からの異世界逆転ファンタジー、文庫化第5弾!
戦闘も発明もお手の物。そんな領主がたじろぐ相手とは…クオード王国の北の果てー国内一の貧困地だった「デデル領」は、不思議な本の力で文武両道となった領主ロドニー=エリアス=フォルバスの活躍によってその活力を増大させていった。借金を完済した若き領主が次に立ち向かうのは、貴族として、男として避けられないあの責務だ。歴史に名を残す男の、恋の行方は果たしてどうなる!?
とある乙女ゲームの世界へ転生したカムデン侯爵家の娘セラフィーナは、婚約者である王太子のクリストファーが『精霊の石』によって、二十五歳までに死を迎え、人生を『やり直し』させられているという話を聞かされる。 そうして度重なる『やり直し』の中で、今回でループを抜けるための手を打ち切ったらしいことを告げられる。 はたしてクリストファーは、この終わらないやり直しを抜けられるのか……? ループを抜けるための条件とは……? 年の差、溺愛、乙ゲー転生ファンタジー第二弾、開幕!
悪女に仕立てあげられ、家族に殺されては死に戻るループを繰り返し続けている公爵令嬢のキサラ。 未来に進みたい、生きたいと願うキサラの前に現れたのは、彼女を狙う暗殺者のアッシュだった。 「ねえ、暗殺者さん。私を……ここから連れ出してくれないかしら?」 一族の仇敵の娘として狙うアッシュに対し、キサラは彼への協力と引き換えに逃避行を望む。 互いの宿命にケリをつけて、自分らしく生きる道を探すため、悪女と暗殺者が協力して王国に復讐をはじめるーー。 ハッピーエンドを探す悪女の物語、ここに開幕。
「私はグラントリー・シングレア。あなたの夫となる男だ」 母が亡くなり、自分に無関心な父のもと 義母と義姉に虐げられながら暮らす子爵令嬢・アリーシア。 孤独な生活に耐えていたある日、義姉に婚約話が舞い込んでくる。 相手は、眼帯をしても隠せない大きな傷跡を持つ、聖竜の守護者・シングレア伯爵。 怯える義姉に代わりアリーシアが嫁ぐことになるが、彼は幼い頃の思い出の人で…!? 身代わり婚から始まるシンデレラストーリー!
あと半年我慢すれば、この家から逃げ出せる。母が亡くなった後、自分に無関心な父のもと、義母と義姉に虐げられながら暮らすアリーシア。飛竜便事務所での聖竜を守護する若様との思い出を胸に耐えていたある日、義姉に婚約話が舞い込んでくる。 相手は、眼帯の下からも見える大きな傷跡を持つというシングレア伯爵。 だが顔合わせの日、恐怖で逃げ出した義姉の代わりにアリーシアが嫁ぐことにーー!? 「私はグラントリー・シングレア。あなたの夫となる男だ」 絶望するアリーシアの前に現れたのは、幼い頃の思い出の人…。身代わり婚から始まるシンデレラストーリー!