2025年9月発売
グライフトゥルム王国の子爵家長男であるマティアスは、自身が現代日本からの転生者であることを思い出す。ある日、前世で得た経営学や情報分析能力を“大賢者マグダ”に認められ、わずか八歳にして“大賢者の弟子”となる。「坊は何者じゃ?何をするためにここにおる?」大賢者の問いに答えを求めて、“叡智の守護者の塔”へ足を踏み入れるマティアスは戦争と軍略、そして世界の歴史を学ぶ。魔導師らと共に日々研究を重ねた彼は、どんな危機的戦場でもその盤上をひっくり返す、王国史上最も偉大な軍師へと成長してゆくのだった…。武術の才も魔導の才も待ち合わせていない男が、巧みな情報戦と謀略を駆使し王国を守護する。「英雄」が誕生する、はじまりの物語ー。第12回ネット小説大賞小説部門入賞!
モットーは【やらずに後悔するよりやって後悔】ですっ!!名門ランペイル辺境伯家で唯一、ハズレとされる無属性で生まれたジョアン。冷遇される…かに見えたが規格外のスキルを持っていることが判明!さらに82歳まで生きた前世の知識を活かし家族や親戚、使用人たちをどんどん幸せにしていく。そんなこんなであっという間に6歳に。ジョアンは廃棄されがちなサツマイモの料理法を考え、農家の危機を救っただけではなく領地の特産まで生み出すのだった。「さっそく商会で売り出しましょう!」笑顔とスキルは無限大!外見は美幼女、中身はおばあちゃんの愛され物語。
大好きな旦那様は、かつて異世界を救った勇者だった! そんなことは知らずに結婚した普通の主婦・ひばりだったが、持ち前の大らかさで異世界と隣り合わせの生活にもすっかり順応。勇者イブキの妻として、今日も夫を異世界へ送り出す。現地のエルフと結婚し、定年退職する元勇者をおもてなししたり、育休から復帰した聖女に料理を教えたりと、慌ただしい日常を送っていた。 ランズエンドに骨をうずめることを選んだ人、二つの世界を行き来しつつも一人で生きていくことを選んだ人。おもてなしを通じてさまざまな生き方や選択を目の当たりにするひばりだが、ある日伊吹があちらの世界で消息を絶ったという報せが届いてーー!? 『おいしいベランダ。』『犬飼いちゃんと猫飼い先生』シリーズの竹岡葉月が贈る、 すこし不思議なおもてなしファンタジー第2弾! ■□■□■□■□■□■□■□■□ 登場人物 三輪ひばり(みわ・ひばり)……新婚ほやほやの主婦。良くも悪くも細かいことは気にしないタイプ。伊吹のことが大好き。 三輪伊吹(みわ・いぶき)……ひばりの旦那。自身の仕事についてはあまり多くを語ろうとしない。ひばりのことが大好き。 アロイス・ナンバーエイト……かつて伊吹とともに魔王を倒したエルフ。隙あらばひばりを口説いて伊吹に怒られている。 エンリギーニ……伊吹が倒した魔王・バラベスの娘。アースサイドの文化に興味津々で、お中元やお歳暮と称してたまに異世界の食材を送ってくる。 1話 旦那の先輩も勇者かもしれません 2話 魔法少女は禁句かもしれません 3話 謹賀新年にも罠があるかもしれません 4話 愛は時空を越える、かもしれません エピローグ 拍手をもって新郎新婦をお迎えください あとがき
嶺井琴子、二十四歳。小さな印刷会社に勤める会社員。 仕事疲れの日々を送っていたある日、夢の中に女性の「精気」を食べて生きる悪魔、「インキュバス」を名乗る絶世の美青年が現れた。彼が琴子を見て口にした言葉は…… 「うわ。この子、精気も体力も枯れっ枯れだ」 その日からインキュバスのエルゥは、琴子の8畳ワンルームを訪れるようになった。美味しいご飯と健康的な生活で、彼女の精気を育て、いずれ食べるために。 インキュバスなんかに惹かれちゃいけない、彼が優しくしてくれるのは自分を食べるためだと何度自分に言い聞かせても、おいしいご飯と温かい言葉で、徐々に惹かれていってしまう琴子。一方エルゥも、特定の女性をこんなに気にかける自分を不思議に思って……。 世話焼きインキュバスとお疲れ女子の恋の行方は? ■□■□■□■□■□■□■□■□ 登場人物 嶺井琴子(みねい・ことこ) 小さな印刷会社で働くお疲れ気味のOL。過去のトラウマから自分を雑に扱いがち。エルゥを警戒するが、すっかり胃袋を掴まれている。 エルゥ ある日突然琴子の前に現れたインキュバス。琴子の精気をいただこうとするが、あまりの枯れっぷりに思わず世話を焼きはじめて……? 第一章 インキュバスがいる日常と、ドライカレーのピタパンサンド 第二章 インキュバスと他人丼 第三章 インキュバスのハンバーグ弁当 閑話 井上君の事情一 第四章 インキュバス風ロックフォールと生ハムのパスタ 第五章 インキュバス風炊き込みご飯と豚汁 第六章 インキュバスとバーベキュー 第七章 インキュバス風甘やかし看病 第八章 インキュバスとデート 閑話 井上君の事情二 第九章 琴子と、その家族 エピローグ 番外編 エルゥと琴子のとある朝 あとがき
世紀末の日本へ召喚された地獄の侯爵アヴナス。彼は召喚者に置き去りにされたため願いを叶えられず、地獄に帰れなくなった。 それから二十四年──召喚者を探し続けるアヴナスは築三十二年の弁当屋の二階に住んでいる。からあげを愛し慎ましく暮らしながら、地獄への帰還を切望していた。 そんな折、弁当屋を営む真辺文から合唱サークルの助っ人を頼まれ、弁当のからあげ増量と共に引き受ける。しかし、それがきっかけで地獄帰還へのヒントが…!? 孤高の悪魔と普通の人々が織りなす悪魔的(非)日常の四畳半喜劇!
没落商家の娘・花菫(かきん)は家のため後宮に入った。 だが秘密を隠し息を潜めるように生きてきた彼女は、気弱さを侮られて周囲に見下されるばかり。 夜伽の声もかからず、侍女の碧玉(へきぎょく)の明るさだけが救いだ。 そんな折、皇帝が崩御し後宮全員に殉死が命じられる。 必死に逃れるが、花菫たちは四凶殿(しきょうでん)--危険な試練を越えねば脱出できない地下迷宮に追い込まれてしまう。 碧玉のため、花菫は隠してきた忌むべき力を使うと決める。 それは死を予知する「死相見」の力でーー。 非力な妃が、誰より強く美しく花開く。 後宮死亡遊戯、開幕。 ==登場人物== 花菫(かきん) 庶民の出の下級妃。 死相が出た父を救えなかった過去があり、他人の顔を見ることを避けて生きてきた。 広治帝(こうちてい) 人形のように美しく、感情が読み取れない。 病弱ともっぱらの噂。 皇太后と親子関係にあるが、実子ではない。 如意(にょい) 後宮内で働く謎の官女子。 絶世の美しさを誇り、まなざしは理知的。 花菫の力に気づき、協力をもちかけてくる。 序章 第一章 花菫の秘密 第二章 殉死命令 第三章 供犠殿ーー生け贄投票 第四章 罪科殿ーー裁きの時間 第五章 饗宴殿ーー死の羽根 第六章 曼荼羅殿ーー因果の終わり 終章 あとがき
妹は悪役令嬢ではなく希望だと気づいた伯爵令嬢のジゼル。 その後もバッドエンドを回避するため静かに(?)暮らし五年、ついに乙女ゲーム序盤のイベント日を迎える! しかし聞こえてきたのはヒロインを罵倒する妹の声。 そのうえ王太子に政敵認定されていると判明し没落エンド確定(まっしぐら)!? 誤解を解くにはジゼルが王太子の恋人になることを命じられ……?
"狼女"と呼ばれる侯爵令嬢ウルリカは無実の罪で王太子から婚約破棄をされ、醜いと噂の"白豚公爵"ノアのもとへ嫁がされる。 だが出会った彼は白羊のような姿で、つい手が伸び…… 「何をする」 「癒やされています」 「は?」 ウルリカはノアをぷにぷにして癒やされながら、二人は絆を深めていく。 しかしある日、父から王太子の婚約者へ戻るよう手紙が届き……!?
暴食姫の名を持つ魔王の娘・ベル。 勇者を食べたと身に覚えのない罪で、ゴミ溜めの森へ追放されてしまう……しかし彼女は目を輝かせた。 そう、ベルにとってそこは珍味の楽園だったのだ! 心機一転、おいしい追放生活を始めようとした矢先、行き倒れていた勇者を拾ってしまう。 あろうことか勇者は「そばにいたい」とベルのことを気に入ってしまい!?
犯人の心を直接読んじゃう掟破りの新探偵、第2弾! 読心能力でつぎつぎと真犯人の頭のなかをあばいていく読心探偵女子高生・大葉香夏子。 だが、今回もそんなチート能力をあざわらうかのような難題奇題が襲いかかる! せっかく心が読めるのに親の前だからやりにくい!? 真犯人特定までは余裕だけど大物すぎて追い詰めるのが無理すぎる!? たよれる相棒こよみんと一緒に、バカが強みの名探偵・大葉香夏子が見事解決……できるかなぁ?
魔女と弟子、その結末は悠久の愛か、不滅の憎しみか。 極限必死のダークファンタジー第2弾! マンティコアという醜い魔獣になりながらも、魔女エレーナの使い魔として生きる道を選んだレオニス。 そんな折、エレーナに魔術界の最高機関「七賢者会」から命令が下る。 それはレオニスを魔獣の姿へと変えた元凶である〈猿の手〉の破壊。その行方を追い、レオニスはエレーナがかつて弟子と共に創設した魔術学院へと潜入するのだがーー 待ち受けていたのは緻密な罠に、レオニスにとって残酷な真実。そして、エレーナに影を落とす100年以上前に破門した弟子の存在。 「お待ちしていましたわ。お従姉様」 時を超えた再会が齎すのは悠久の愛かそれとも不滅の憎しみか。極限必死のダークファンタジー、第2弾!
『シャンティ』のシリーズ続編が登場! 「せっかく拾った命なら、大事にしてれば良いのにな」 ーーその少女の周囲にいる人間は、次から次へと死んでいく。 『シャンティ』シリーズ続編、『マフィア』の世界を描くダーティ・ファンタジー! 合衆国屈指の大都市ブローケナークに存在する四大組織の一つ、アムリタ。 国籍も人種も性別も問わず、誰にでも門戸を開くマフィアであるアムリタのボスの姿は、誰も見たことがないと言われている。 ボスの護衛を務める青年ジャックと実務統括のハイド。 最近二人の周りでは、不審な出来事が続いていた。 乗用車のパンク、幹部会での反対票、ジャックを標的にした襲撃……。 ボスを狙う行動はエスカレートし、遂には発砲事件まで勃発する。 十人の幹部達、ジャックとハイド、そしてアムリタのボスーールーシィ。 どこかに、信用ならない者がいる。 「せっかく拾った命なら、大事にしてれば良いのにな」
二度目の勇者が最速・最短で突き進む、超効率的魔王討伐譚、開幕! 魔族を倒し、都市の壊滅を防いだ勇者ジーク。旅立とうとする彼の前に現れたのは、前回の仲間であるハイエルフだった。ジークは同行を拒否するが、彼女は強引についてくる。こうして勇者、王女、ハイエルフの前途多難な三人旅が始まった。 旅の途中、一行はある男と出会う。 彼は自らを『勇者』と名乗り、失われた武器『神剣』を探していると言った。勇者は一時代に一人のはずだが、彼の手には確かに勇者の紋章があった。正体を探るため、一行は彼に同行することに。しかし、その探索行は巧妙に仕組まれた罠だった! 「奴は勇者じゃない。あの紋章は!」 二度目の勇者が運命に抗い突き進む、不撓不屈の魔王討伐譚、第二幕!
死にたくなかっただけなのにーー 助けた美女達とハーレムに!? 『無限再生』で最強になった一般兵士のハーレムファンタジー!! 転生特典で体の一片でも残れば再生できるチートスキル『無限再生』を得た一般兵士の青年ゼロ。 彼が転生したのは、人体を跡形もなく消し飛ばす魔法が存在する世界だった! 「『無限再生』意味ないじゃん!!」 慌てたゼロは『無限再生』を駆使し、死なないために立ち回ることに。 しかし、活躍しすぎた彼は、数多の美女から迫られてしまいーー!? 「わ、私ゼロとなら……いいよ?」 「ゼロは、私を好きに出来る」 寝室にお風呂、さらには極秘任務中まで!? 場所も時間も問わずアプローチされまくるゼロの運命はーー。 転生したら、一般兵士がなぜかハーレム状態に!? 美女だらけの異世界ハーレムファンタジー、開幕!!
ヒロインたちが俺を崇拝する危ないヤンデレになってしまった。なぜ……? 「……私はもう君のことしか見えてないから。ずっと一緒にいようね?」 ギャルゲー世界に転生した俺は、ヒロインたちに迫られている。 しかし、一つだけ問題があった。 「ごめんなさい。私を捨てないで。嫌いにならないで」 「私が尽くすのは聡君だけだよーー死ぬまでね」 「聡様。貴方に助けられた御恩は一生をかけてお返しします」 それはヒロイン全員が病んでいるということだ! 一体どうして彼女たちはこうなってしまったのだろうか!? ーーところで、俺の【日記帳】はどこにいったんだ?
※供給数量に限りがあります。お早めにお求めください。 2026年4月TVアニメ第2期放送開始! 大人気焦れ甘ラブストーリー、待望のSS冊子付き特装版。 「お隣の天使様」冊子付き特装版第3弾は、5.5巻以降の購入特典をはじめとする、 これまで公開されたショートストーリーから集めた57編を収録。 総ページ数はボリュームたっぷりの250p超。 SS冊子のイラストは待望の「天使風」をテーマに描き下ろし! さらにそのイラストを題材にした著者書き下ろしの短編を収録。 周と真昼が付き合って初めての夏から、二年生終わりのホワイトデーまで、 種々のエピソードを集めたファン必携の短編集&SS冊子。 これは、甘くて焦れったい、恋の物語ーー。
2026年4月TVアニメ第2期放送開始! 世話好きな隣人との焦れ焦れ甘々ラブストーリー! 自堕落な一人暮らし生活を送る高校生の藤宮周と、“天使様”とあだ名される学校一の美少女、椎名真昼。 かけがえのない毎日を共に過ごすなか、お隣さんの関係から、 お互いに生涯を捧げたいと思える相手へとなった二人。 愛しい人ができて初めて知る気持ちや、思いがけず救われる言葉。 周と真昼が出会い変わっていく世界で、何気ない日々の宝物を綴った珠玉の書き下ろし短編集。 これは、甘くて焦れったい、恋の物語ーー。
それぞれが気付く思い。 期末テストが終わり、本格的な夏の訪れとともにもうすぐ夏休みがやってくる。 祐真は、同じ図書委員である沙雪の「小説を書く」という密かな目標に付き合うようになっていた。これは二人だけの秘密の関係。それもあって、沙雪との心の距離が次第に近づいていることにほのかな充足感を覚えていた。 そんな祐真にはひとつの懸念があった。 つい先日、手を上げるほどの喧嘩をしたという奏音と涼香の二人のことだ。奏音はそんなことがあったことなんてケロリと忘れているかのようだが、一方で涼香は奏音に対して棘のある態度を隠そうともしない。 何かあれば涼香から相談があるだろうと静観を決める祐真。 この日の休み時間も祐真の教室に、奏音たち一年生が押しかけてきていた。 「皆で夏祭りに行かない?」 菊司のこの提案にクラスメイトは歓声を上げる。黒髪にイメチェンした奏音のここ最近の人気ぶりはすごい。下心満載の男子たちを適当にあしらう奏音の姿を見て、苦笑する祐真。だが、その時ーー 「僕はどちらかといえば、彼女より涼香ちゃんと仲良くなりたいな」 菊司の聞き逃せない呟きに、祐真の心はざわつく。 そして、生涯忘れられない夏休みが幕を開けた。
嫉妬が君を強くする、 学園青春探偵物語。 「私はずっと、嫉妬しないで済む相手を探していたわ」 そう僕に語る蛇谷カンナの目には、もう嫉妬の色はない。 蛇谷カンナ。 黙っていれば怖ろしいほどの美人で、口を開けばもっと怖ろしい、嫉妬の権化のよう「だった」僕の先輩。 惨めな人、馬鹿な人、自分より下な人、嫌われ者、そんな「悪者」の「謎」を暴いていた女。 先輩としては残念すぎるが、そんなところも可愛いとすら感じられていた、僕の好きな先輩。 だが、僕との距離が近づいた代わりに、彼女は嫉妬を失った。いま僕の隣にいるのは、探偵としてはあまりにポンコツになってしまったけれど、僕に好意を向けてくれて、からかいつつも近づいてきてくれる、ただの綺麗な先輩??まるで、理想の彼女みたいに。 連続する嫌がらせの共通点、消えた生徒と広まる怪談、そしてとある生徒の遺書と飛び降りの真実……そんなあれこれに立ち向かうために、蛇谷さんの「嫉妬」を無理やり呼び起こしていたけれど、それも長くは続かない。 僕は決めなければならない。「嫉妬探偵」との生き方を。 「嫉妬」なんて、なくてもいいものかもしれないけれど。 それでも、僕が好きな先輩はーー。 嫉妬を失った「嫉妬探偵」の、学園青春"探偵"物語。