2025年発売
第二次性徴期からの若い間だけ空想上の存在の特徴に覚醒した若者たち──ミューデント。普通の高校生・古森翼は、相変わらず幼馴染のサキュバス先輩・朔夜に振り回され、【文芸部()】の謎の活動に付き合っていた。 しかし、その彼女のトンデモ行動のせいで生徒会長であり『吸血鬼』のミューデント──赤月カミラに目を付けられ……!? 「彼が闇夜の眷属たる吸血鬼に付き従うべきなのは自明の理!」 「コウモリっつったらサキュバスの使い魔でしょーが!」 「普通」な古森の奪い合いがなぜか勃発!? やがて「特別」な彼女たちの対決は、文化祭でのミスコンにまで発展して……!?
「いるんでしょう、ワタリ。出てきてくれないの?」 環境汚染で住めなくなった地球に代わる安住の地を探し、ある星に降りたワタリとリドリー。良好な環境に反して、人々は暗い顔をしている。宇宙から来た異星人が「女王」として暴虐の限りを尽くしているというのだ。現れた女王は、地球の実験施設でワタリと友達だったと言い出してーー。 地球人との再会、宇宙で会った星人との再会、そして新たな星や人々とも出会いながら、ワタリとリドリーはまだふたりぼっち。少女たちの星間旅行は、今日も平和に続いている。 疑の星 蝕の星 涙の星 読の星 解の星 食の星 慈の星 没の星 神?の星 産の星 皮の星 虚の星 真の星
第七層フロアボス戦を経て、《夜の民》--吸血鬼の眷属へと変貌してしまったキリト。強大な力とともに、《日光》という致命的な弱点を与えられたキリトは、アスナ、キズメルとともにエルフ戦争のキーアイテム、《五つの秘鍵》を奪ったフォールン・エルフの追跡へと赴く。 しかし、キリトたちが辿り着いた先は意外にも、かつて攻略した第四層だった。 「一つ、頼まれてくれないか」 先代ビャクダン騎士団長ラーヴィクの依頼をきっかけに、一行はエルフたちの過去の因縁にまつわる、予想だにしない事態へと巻き込まれていく。 もはや彼らはただのAIではないーー!
王都から逃げ出した《アンロウ》を捕えるべく歓楽街にある会員制カジノへ潜入することとなった探偵事務所『エレメンタリー』。 簡単な任務のはずだったが、待ち受けていたのは薬物で強化された《アンロウ》、それはかつての仇敵・ジムの関与を匂わせるもので……。 そんななか、かつて『カルテシウス』でエージェントをしていたと名乗る初老の男・ダミアンが現れる。“前任者”の存在、そしてその末路を知ったノーマンは、己の歪んだ正義の果てに待つ未来になにを思うのかーー。
皇女の人生を悲劇に変えた。皇女の母を消し去った。青年の「姉」を葬り去った。世界を争いの炎で燃やした。--そのすべては、バルガ帝国の皇帝が描いた物語だった。 その物語を終わらせるため、ツシマとルプスは再びバルガの地に踏み込む。皇帝を倒すためには、その騎士にして六帝剣最強と名高いアマノミカミを避けては通れないと知りながら。 第一皇子カウサやその騎士フィーネ、ツシマの旧友アイマンまでもが己の信念を貫くためだけに、立場を捨てて戦いに身を投じていく。そして明かされる、ルプス逃亡劇の真相と皇帝の野望。ふたりの復讐の刃は皇帝を斬り捨てることを躊躇わない。皇女反逆編、堂々完結の第三弾!!
秋が始まる新学期、フレンダ=セイヴェルンが目覚めると、そこは新宿駅のホームだった。武器となるお手製の爆弾なども奪われており、何らかの事件性はあるものの、フレンダ本人には何が何やら事情が一切分からない。 だが、学園都市には『壁』を無断で越えてはいけないという鉄の掟が存在する。学園都市の裏の裏まで知り尽くした『暗部』の人間ならなおさらだ。ルールを破る者には必ず罰が下る。その役を担うのが麦野たち『アイテム』なのだが……。 学園都市第四位の超能力者を擁する『アイテム』の猛威が、フレンダ自身に牙をむく!?
今日も新界開拓に勤しむ千早ちゃんのもとへ舞い込んだとある依頼。 それはアクターたちの間で密かに噂になっている未確認の新界生物の調査。ターゲットは『万色の巨竜』--それは超高度な擬態能力を持つドラゴンだった! もし調査の手掛かりとなる映像が撮影できれば、それは莫大な価値を生む。待望の戦闘系でない依頼にもちろん千早も興味深々で……? 「お金、ほしい」 お金が必要。欲を言えば、平和に稼いだお金がいい。そんな切実な想いとともに最凶のボマーは新界へ赴くーー。
同期社員でありながら住んでいるマンションが同じであることが発覚して以来、俺と秋津ひよりは半同棲のような生活を続けている。ご飯を一緒に食べるだけの仲であり男女の関係はない……はずだったのだが、もうそろそろ自分の気持ちを誤魔化すのも限界だと思う。 仕事から帰るのが遅くなった日でも、あの食欲モンスターと軽口を叩き合いながら一緒にご飯を食べるときは、いつも心が穏やかで。 かけがえのない瞬間をこれからも日常にしたくて。くだらなくも愛おしい毎日と、それを確かにしてくれる彼女を離したくなくて。 「なぁやっぱり好きだわ。ひより」 これは、同期社員たちの宿した恋心が確かに色づき始める話。
天才とは何か。きっと平凡な人間にはない「何か」を持っている。 佐藤愛、神崎央橙、音坂翼。 数々の天才たちと出会った鈴木健太はあの日、宣言をしていた。 真夜中。親友が眠る墓の前。星ひとつ見えない寒空の下に発した決意。 「ボクは、世界を変えるよ」 これから語られるのは彼の挑戦を描いた物語。 その結末は、決して輝かしいものなどではない。
最強の剣士、天狗の里でついに敗北!? 幸せな結婚式を終えた山水は、死を覚悟した師匠・スイボクの最期の旅に同行する。 訪れたのは天狗が治める秘境、かつてスイボクを追い詰めた迅鉄道の使い手が暮らす里。里の者と手合わせすることになった山水を待っていたのは、余裕が一切持てない戦いだった。 不細工に、 不恰好に、 それでも。 ──貴方が無事で、少し寂しかった。 ──貴方が無事でなくてよかった。
偽聖女の疑いをかけられ、王子から婚約破棄された伯爵令嬢のシベルは、魔物が多く住まう辺境の地に追放された。 しかも、第一騎士団の寮で働くことを言い渡される。 しかしシベルはその状況に、この上ない喜びを感じていた。 なぜならシベルは、鍛え上げられた筋肉を持つ騎士様が大好きなのだ…! そこで出会った騎士団長のレオは、謙虚でひたむきなシベルに想いを寄せ始め…!? 天然のほほん聖女シベル×同じく天然で超絶奥手なレオの、恋の行末はいかにーー!
筋肉と騎士様に目がない聖女シベルは、騎士団長でありながら第一王子だったレオと正式に婚約し、幸せいっぱい! 一方、シベルに偽聖女の疑いをかけ辺境の地へ追放した罪で、今度は第二王子のマルクスが辺境の地に追放された。 マルクスの身を案じた王妃が心を痛めていることを知ったシベルとレオは、魔法の鏡を王妃とマルクスに贈ることを思い立つ。 そこで、婚前旅行も兼ね、魔法研究が盛んなバーハンド王国に赴くことになり…? じれじれ天然ラブコメ、第2章開幕ーー!
度重なる隣国ミルデンブルク帝国の侵攻を退けたエクトは、イオラ平原を領土として手に入れると、そこにも城塞都市を作り上げる。そんなある日、停戦条約を結んだはずの帝国が、再び侵攻して来た。エクトは仲間達とともに、再び帝国に立ち向かうことになりーーハズレ魔法が巨大帝国に引導を渡す!? 第13回アルファポリスファンタジー小説大賞、優秀賞受賞作、文庫化第3弾!
不幸にも病気により息を引き取った、日本の小学生・如月啓太。次に気が付いた時、彼の前には女神が現れ、別の神の手違いによって病弱な体に生まれたのだと知らされる。そのお詫びとして加護をもらった啓太は、異世界の侯爵家次男、ジョーディとして転生した。ジョーディは家族に愛され、楽しく穏やかな日々を過ごしていくが……。和やかもふもふファンタジー、待望の文庫化!
不遇スキル持ちだったせいで辺境に飛ばされた僕、クロウ。ま、それも好都合って感じで辺境開拓を楽しんでたんだけど、僕がやりすぎたせいかな、「村」が「領」になってしまいました。そんなわけで自治区ネスト領には、次々とトラブルが舞い込みます。獣人族の争い、巨大生物の襲来、龍脈の発見ーーそしてその暴走!? 落ちこぼれ錬金術師ののほほん逆転ファンタジー、堂々完結!
『身代わりの魔女』の夫に課せられた条件とは……離れていた二人の心に急展開!!? 結婚後初めてフェリクスとともに母国を訪れたルピア。久し振りの家族との再会を嬉しく思う反面、両親がフェリクスを責めるのではと心配していたが……。そして、フェリクスは魔女の生地で新たな聖獣と出会う。聖獣はフェリクスがルピアの助けになれると言ったが、その条件は絶望的なものだったーー 「私も君のために何かしたいのだ。何だって」
いっぱい食べて、いっぱい幸せ♥聖女なのに、神殿から捨てられちゃった!?大ピンチを公爵様に救われたスカーレットの幸せすぎる大逆転ストーリー♪ スカーレットは16歳の聖女様。なのに突然、神殿から捨てられてしまった!?普通の力しか無いのにたくさん食べる彼女を、新しい神殿長が厄介払いしたのだ。でも本当は、スカーレットは桁外れの力を持つすごい聖女だった!力の反動で燃費が悪い彼女はお腹がすいて行き倒れてしまうが、通りがかったリヒャルトに救われる。スカーレットとリヒャルトは、少女を救い、多くの村を救い、王族を救い、ついには神殿まで!そして、ご飯の神様(リヒャルト)とスカーレットの関係も少しずつ変化して?いっぱい食べて、みんな幸せ♪嬉しくてユーモアいっぱい、素敵なファンタジーが始まります!
海の底で大宴会!? 島中の最強種たちによる騒動の末、世界樹の頂にてレイナ、ティルテュと本当の家族になると決意したアラタ。穏やかな日々が戻ったある日のこと、神獣族の友人エルガから“海”で暮らす神獣族の話を聞く。新しい種族との出会い(と大宴会)に思いを馳せるアラタだったが、陸と海の神獣族の間には太古から因縁があり一筋縄では行かない様子。「この島は色々と新しい風が吹いてやがる。その中心はお前だアラタ」陸の長スザクの期待も背に、海の主が住まう『海底神殿』を目指す!もちろん水着のヒロインたちと!!-今回は、そんなお話。