作者 : ゆうきまさみ
新将軍“選”開始!?新九郎に無職の危機! 駿河から帰洛し、近江に出陣している将軍・義尚に挨拶に向かうも、 門前払いされた新九郎。 そこで、細川政元から「義尚はもう長くない」と告げられ、 自らが押す新将軍候補・清晃(足利政知の息子)の 擁立に協力するよう打診される。 義尚のために自分ができることはもうないのか、と 落ち込む新九郎だが、幼い彼との“ある約束”を思い出しーーー 室町幕府、第九代将軍・義尚の最期。 そして、新たな将軍候補となる二人が 担ぎ上げられる! 【編集担当からのおすすめ情報】 気になる新将軍候補者が登場! 生まれも育ちも年齢も違う二人。 どちらが将軍になったほうが良いのか…… 将軍としての資質と我が家の事情を天秤に、 またもや真面目に悩みすぎる新九郎。 将軍候補ふたり、「推し」を決めるつもりで読んでも、また一興です!!
新九郎に訪れる数々の別れーー 新五郎が意識不明の状態で、 孫五郎を大将に、龍王丸が陣を張る丸子に出陣した駿府方。 その裏をかき、海路にて駿府館を目指す新九郎。 時遅く、目覚めた新五郎は事態を悟り、 覚悟を決め敵を待ち受けるがーーー 龍王丸と孫五郎。 新九郎と新五郎。 手を取り合って進む未来もありえた男たちの運命が決する日。 それは長きに渡る駿河今川家の家督争いが終わる日で…… 先主・義忠の死から十一年。 長きに渡る争いの結末とは!? 【編集担当からのおすすめ情報】 「真面目でつまらない」と評されてきた新九郎と新五郎。 出会う立場が違えば、良き友になれたであろう人とも 敵となれば戦わねばならない…そんな時代の切なさが詰まった1冊です! 駿河今川家のお家騒動後、新九郎に訪れる新たな苦労が垣間見える新章も開幕!! 室町も現代もかわらない「働くこと」の大変さ、面倒くささには共感必至です!
新九郎、ついに“武力”行使へ! 甥・龍王丸への家督返還を渋る新五郎。 対話優先で交渉を重ねてきた新九郎だが、 己の姿勢と覚悟を示すために、 武力で新五郎派の代官を退かせる。 驚く新五郎に、新九郎は新たな条件と期限を突きつけるが!? 刻一刻と悪化する自分の体調、 夢枕に立つ先主・今川義忠の言葉、 そして、将来有望な甥・孫五郎への想い。 すべてが絡まり、新五郎は思いもよらぬ決意をする。 一方、のんびりマイペースで臆病に思えた龍王丸も 膠着状態を打開するために新九郎にある提案をしてきてーーー 駿河今川家の家督争い、決着編は佳境へ。 両陣営、葛藤と覚悟の16集! 【編集担当からのおすすめ情報】 争いを怖がり、駿河への帰国を渋った龍王丸ですが 日に日に(マイペースですが)成長中! まだまだ守護家当主には頼りないけど、 クネクネウジウジしているばかりではない龍王丸のいじらしさにもご注目ください。 また今巻で出会う、とある少年と龍王丸の交流の様子も心あたたまるので お見逃し無く! 本編は緊張感が増し、正面衝突秒読み!?な空気感ではありますが、 だからこそ随所に散りばめられたゆうきまさみ節のほっこり、クスクスなシーン、小ネタが効いています! そのあたりもぜひお楽しみください!!
新婚・新九郎、怒濤の文明19年の幕開け! 文明18年、秋。 太田道灌の死は関東中に広まり、 やがて、京の新九郎の耳にも入る。 甥・龍王丸の家督争いの相手・今川新五郎の後ろ盾が世を去り、 安心してもよいはずだが、複雑な想いの新九郎。 龍王丸の帰駿に向けての準備を進めるが、 当の本人が「帰りたくない」と言い始めて…… 駄々をこねるかのように「駿河は怖い」と言う龍王丸に 困り果てる新九郎だが、更に 姉の伊都から、姪・亀の婚礼の差配を頼まれたり、 妻・ぬいの体調が思わしくなかったりと 頭を悩ませる事態が続出。 いつだって家族にも時代にも振り回される男の、 踏ん張り時の文明19年がやってくる! 【編集担当からのおすすめ情報】 主人公・新九郎ももうアラサー。 室町時代当時だと、歴戦のベテランとも言える歳ですが、 なぜかいつまでたっても奔走している新九郎。 しかし、正義感が強く、道理を大事にしてきた彼も “武士”として、“大人”として、時にあざとく、ずるく、先回りをして 自分の家のために決断することが増えてきました。 そんな新九郎の成長はもちろん、 甥・龍王丸のマイペースな当主への歩みにも注目していただきたい15集です!