制作・出演 : 前田吟
発売元
松竹株式会社満男の恋にカッコイイライバル出現!? 『髪結いの亭主』におさまった寅さん、甥っ子の恋の悩みを叱咤激励するも、美人理髪師の思いに気付かず…! 泉(後藤久美子)が東京のCDショップに就職し、満男(吉岡秀隆)はご機嫌な毎日。 一方寅さん(渥美清)は、宮崎でひょんなことから理髪師の蝶子(風吹ジュン)と知り合いになり、なし崩し的に厄介になることに。 そんな折、友人の結婚式で宮崎へ赴いた泉は、偶然か必然か、寅さんと再会する。 そのとき寅さんに思わぬアクシデントが…!? シリーズ第45作は、満男と泉の初々しい恋模様に大きな転換期が訪れると同時に、 フランス映画『髪結いの亭主』をお手本にした、寅さんと蝶子の粋なラブ・ストーリーが繰り広げられていく。 そして伯父と甥、愚かながらも恋と愛に真剣な男たちは、いつしか師弟のような関係で結ばれていくのだ。 第1作から御前様役としてレギュラー出演し、寅さんはじめ葛飾柴又の人々の慈愛深く見つめ続けてきた名優・笠智衆は、 惜しくも本作が遺作となった。
発売元
松竹株式会社家出した満男を探して瀬戸内の小鳥にやってきた寅さん! なんと、伯父さんも甥っ子も島の女に一目惚れするシリーズ第46作!! 就職活動のつらさから逃げ出し、一人旅に出た満男(吉岡秀隆)。 さくら(倍賞千恵子)に頼まれて彼を探すことになった寅さん(渥美清)は、瀬戸内海の琴島にてようやく満男と再会するが、 甥っ子は島の看護師・亜矢(城山美佳子)に、寅さんは満男が世話になっている家の葉子(松坂慶子)に惚れてしまい…。 『男はつらいよ』第46作は、シリーズの原点に戻ったかのように、今や恋の師弟関係のような絆で結ばれた伯父と甥が、 揃って島の女に恋してしまうさまをしみじみと、情感たっぷり描いていく。 その結果は言うまでもなし!?第1作のマドンナ冬子(光本幸子)を久々に登場させているのも象徴的だ。 松坂慶子も第27作『浪花の恋の寅次郎』に続き、役柄を変えてのマドンナを好演している。 また今回は、あっと驚くカメオ出演も見所。ヒントは、釣りと合体が大好きなあの男。
発売元
松竹株式会社「人は生きるために働いて、生きるために恋をするのだ!」その厳しさ、つらさを知ってこそ、男・寅次郎になれるのです! 就職して半年、早くも会社を辞めたがっている満男(吉岡秀隆)に、寅さん(渥美清)は鉛筆売りのお手本を示してみせる。 その巧みさ、見事さは人生の年輪を痛感させるに足るものだ。 そう、『男はつらいよ』シリーズ第47作は“仕事"というものがテーマのひとつとなっている。 生きるために働くことの厳しさというものが、冒頭での売れない演歌歌手(小林幸子)のエピソードや、 満男の上司(すまけい)の言葉などからも如実に浮かび上がってくるのだ。 お待ちかねの恋愛模様では、寅さんが撮影旅行中の人妻・典子(かたせ梨乃)に惚れてしまう。 一方、満男は大学の先輩(山田雅人)から「妹(牧瀬里穂)を嫁に貰ってくれないか」と頼まれる。 仕事と同様に、恋することもまた厳しくぶざまでつらいものなのか。かくして満男はまた一歩、寅さんの域へと確実に近づいていく!?
発売元
松竹株式会社四半世紀にわたって綴られてきた国民映画人気シリーズ、ついに堂々の完結! そして寅さんの旅と恋は、さらに永遠に続いていく…。 四半世紀以上にわたって繰り広げられてきた下町人情大河シリーズ『男はつらいよ』も、 第48作にしてついに完結。それにふさわしく、寅さん(渥美清)にとって永遠のマドンナたるリリー(浅丘ルリ子)が4度目の登場。 満男(吉岡秀隆)の初恋の女性・泉(後藤久美子)も5度目の登場となった。 泉が医者の卵と結婚を決めたことを知った満男は、その花嫁行列の前に立ちはだかって騒動を起こした挙げ句に姿を消し、 さすらいの果てに奄美大島にてリリーと再会する。 そして彼女の家には、なんと寅さんが居候していた!? やがて満男の真意を確かめに、泉も三人のもとへ現れる…。 長きにわたる二組のカップルの恋ではあったが、ようやく決着を迎える…のか!? しかし寅さんの旅は、これからもずっと永遠に続いていく。 そんな感慨に包まれていく感動のシリーズ最終作である。
発売元
松竹株式会社「伯父さん、今頃何をしているんだろう…?」 旅からの旅の寅さんにもう一度会いたい!という思いを叶える特別篇!! 仕事で地方回りする満男(吉岡秀隆)は、旅先でふと寅さんのことを思い出す。 「伯父さん、今頃何しているんだろう…?」日本中の映画ファンから惜しまれつつ全48作にて完結を迎えた『男はつらいよ』シリーズ。 本作はもう一度寅さんに会いたいと願うファンの熱い声にお応えして、シリーズの中でも特に人気の高いマドンナ、 リリー(浅丘ルリ子)の登場した第25作『寅次郎ハイビスカスの花)に再編集、追加撮影を施してリニューアルした特別篇である。 第11作『寅次郎忘れな草』、第15作『寅次郎相合い傘』の名シーンも登場。 また、これまで渥美清が歌ってきた主題歌を今回は八代亜紀が熱唱し、従来のシリーズとは一味異なり、 第三者が寅さんを思い返していくといった味わいがしんみり醸し出されている。 そう、寅さんはいつまでも私たちの心の中で、旅と恋を続けていくのだ。
発売元
ワイ・プランニング「冬の八甲田を歩いてみたいと思わないか」第4師団長友田少将から直接声をかけられた二人の大尉、青森第5連隊の神田(北大路)と弘前第31連隊の徳島(高倉健)は、その責任の重大さに全身を硬直させた。 日露戦争を目前にした明治34年11月、帝国陸軍は寒地装備、寒地教育の不足を痛感していた。 ロシア軍と戦うためには、厳冬期の八甲田を踏破し、寒さとはいかなるものか、雪とは何かを調査・研究する必要があった。 雪中行軍は双方が青森、弘前から出発、八甲田ですれ違うという大筋のみが決定し、細部は各連隊独自の編成、方法で行う事となった。 映画化不可能とまで言われた新田次郎の原作を「七人の侍」「砂の器」等で知られる名脚本家、橋本忍が「日本沈没」の監督森谷司郎と再コンビを組み壮大なスケールで描いた日本映画史上に輝く不朽の名作。