映画むすび | 制作・出演 : 加藤泰

制作・出演 : 加藤泰

炎のごとく炎のごとく

熱く、燃え、怒る。 剣と血の幕末を 男は炎のごとく駆け抜けた。 無鉄砲で血の気が多い仙吉(菅原文太)は、賭場のいざこざが元で深手の傷を負ったところを瞽女のおりん(倍賞美津子)に助けられ、雪山の温泉で傷を癒した。 仙吉はおりんを連れて、大垣屋清八(若山富三郎)のところへ草鞋を抜いた。 仙吉は清八と親分子分の盃を交わす気はなく、賭場廻りの行商となっておりんと幸せに暮らそうと考えていた。 愛する女のために一生を賭けようという男気に清八は惚れこむのだが、賭場の喧嘩がきっかけで、仙吉は加茂川の河原に小屋を建て賭場を開帳する。 しかし、これが名張屋新蔵(藤田まこと)の縄張りを荒らしたとして、大きな事件に発展してゆく…。 ※「映画」という言い方よりも「活動写真」の方が好きだと語る加藤泰監督が「大活動写真」を作ろうと、幕末の京都をまっすぐに駆け抜けた男の姿を熱をこめて映像に焼きつけた、大型時代劇。〈1981年公開〉 <キャスト> 菅原文太/倍賞美津子/若山富三郎/中村玉緒/佐藤 允/藤田まこと <スタッフ> 原作:吉屋信子/監督:石田民三/脚本:鈴木紀子/音楽:鈴木静一 ©1981 TOHO CO.,LTD. ※収録内容は変更となる場合がございます。

日本侠花伝日本侠花伝

一度は散った愛の花 一度は死んだ女です 燃えて走った九寸五分 不倫の恋に血を流す 列車の中で絵本を行商していた近藤ミネ(真木洋子)は、代議士を刺して逃げていた侠客・田中清次郎(渡 哲也)に出会った。 ミネは仲間だと疑われ警察で激しく尋問される。 疑いが晴れて釈放されたミネは駆落ち相手の大浜実(村井国夫)と暮らすが、実は家に連れ戻されてしまった。 ミネは実を追ったが、実の気持ちは冷めていた。傷ついたミネが海に身を投げたところに、長田金造(曾我廼家明超)が釣り船で通りかかった。 助けられたミネは金造に嫁ぎ、神戸港の人夫請負を家業とする長田組の姐さんとなった。 そんな時、敵対する岸本組が刺客を雇う。金造の腹にドスを突き立てたのは清次郎だった…。 ※「男まさりで侠気に燃える女が、命をかけ、体を張って只ひたすらに真実の愛を求め続ける姿を描きあげてみたい」と、 加藤 泰監督が語る本作は、加藤 泰監督自身が7年間温めてきた執念の企画である。〈1973年公開〉 <キャスト> 真木洋子/渡 哲也/北大路欣也/加藤 剛/曾我廼家明蝶/村井国夫 <スタッフ> 原作・監督・脚本:加藤 泰/音楽:鏑木 創 ©1973 TOHO CO.,LTD. ※収録内容は変更となる場合がございます。

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