制作・出演 : 岡本喜八
暴力と非道が横行する上州の宿場町に、剣豪2人が現れた。1人は城代家老を殺した青年武士たちの味方となり、1人は次席家老の誘いに乗るのだが……。仲代達矢、高橋悦史が悪道を斬りまくる、岡本喜八監督作品。
ヒトラーのダイヤモンドを狙う“大日本人口調節審議会”の刺客に襲われた犯罪心理学者が、女性記者とコソ泥の協力を得て13人の殺し屋を次々倒していく。シュールさとお色気を加味した、荒唐無稽なアクション・コメディ編。
山口瞳の直木賞受賞作を、鬼才・岡本喜八監督が映画化。高度経済成長期、平凡なサラリーマンが自分の生活を小説にして直木賞を受賞するまでを描く。小林桂樹の軽快な演技、アニメとの合成など見どころ満点の風刺喜劇。
刑務所を出所したばかりの暴力団の組長が、万年筆爆弾を巡る大騒動に巻き込まれていくというサスペンス・コメディ。コーネル・ウーリッチの原作を、ミュージカルタッチの演出によって映画化した岡本喜八監督の代表作。
倉本聰が脚本を手掛け、岡本喜八監督が際立つ演出を披露した異色SF映画。UFO目撃者の血が青くなるという噂に対し、政府は目撃者抹殺を計画する。そんな策略を背景に、政府側の主人公と目撃者である恋人の葛藤を描く。
紀州の富豪老女が気弱な若者トリオに誘拐されるが、逆に彼らの主導権を握って、事件を思わぬ方向へと持ってゆく。岡本喜八監督による巧みな脚本と軽快なテンポが圧巻。大ヒットを記録したサスペンス・コメディの傑作。
日本映画界が誇る鬼才・岡本喜八。DVD6枚組に岡本が10年越しの企画を映像化した『イースト・ミーツ・ウエスト』ほか、奇想天外なアイディア、独自のユーモアなどを感じさせる作品を収録。
第二次世界大戦末期の北支戦線を舞台に、西部劇的なスピード感あふれる演出が斬新な印象を与えた痛快娯楽作。岡本喜八ならではのダイナミズムとニヒリズムが反戦映画としての側面もかいまみせる。
『独立愚連隊』の続編として制作されながらも、前作を上回るスケールの大作に。前作同様、北支戦線を舞台に“喜八タッチ”といわれた演出が光る。当時新人だった加山雄三の出演なども話題に。
北支戦線を舞台に、戦争の最前線に投じられた型破りな曹長が率いる少年軍楽隊と紅一点の慰安婦がおりなすアナーキズムに満ちたアクション。岡本喜八ならではのユーモア、スピーディな演出などが楽しめる。