制作・出演 : アルフレッド・コルトー
コルトーのマスター・クラスコルトーのマスター・クラス
コルトーといえば20世紀を代表するピアニストだが、録音状態の良い演奏が少ないのが残念。ところが予想もしなかった貴重な3枚組が登場した。54〜60年にエコール・ノルマルで行なわれたレッスンのライヴだ。解説と部分演奏だし、ミス・タッチも多い。しかし、バッハのパルティータやモーツァルトの幻想曲が流れると、コルトーって、こういうふうに弾いたんだと再認識。ベートーヴェン最後期のソナタで聴かせる情緒の何という味わい深さ。最晩年のコルトーが伝えたかったメッセージがいっぱいに詰まっている。
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第5番「トルコ風」/ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ/シューベルト:ソナチネ 第3番モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第5番「トルコ風」/ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ/シューベルト:ソナチネ 第3番