制作・出演 : アン・バートン
バイ・マイセルフ・アローン+2バイ・マイセルフ・アローン+2
本作の“空間を生かしたヴォーカルの録音方法”は25年以上を経てリバイバルした。74年の2回目の来日を捉えたバートンの歌は若々しく新鮮さに満ちている。別テイクと未発表曲を追加収録、心に沁みる、分かりやすい発音と親しみやすい歌声は不滅だ。
バイ・マイセルフ・アローン+2バイ・マイセルフ・アローン+2
74年の2度目の来日時に東京で収録された作品。この軽妙なニュアンスはやはりバートンならではのもの。聴き手を威圧するような歌い方は決してしないのに、心に訴えかけてくるものが大きい。佐藤允彦をはじめ日本人ミュージャンがタイトに好演している。
ブルー・バートンブルー・バートン
オランダはアムステルダム出身の女性ジャズ・シンガー、アン・バートンのデビュー作。知性を感じさせる比較的淡白な歌いまわしが魅力。冒頭を飾る「捧ぐるは愛のみ」の完成度は極めて高い。
バラード&バートンバラード&バートン
バートンのアンニュイなヴォーカルは、初めて聴いてから20年が経過した現在でもどことなく魅力があって、しばらくは耳から離れない。この気だるさこそが彼女のアンデンティティだが、こうした味のある歌手が少なくなった昨今に改めて思いを馳せてしまう。