制作・出演 : アン・バートン
雨の日と月曜日は雨の日と月曜日は
「雨の日と月曜日は」の名カヴァー収録。 スタンダードからカーペンターズ、イーグルス、ポール・サイモンまでを しっとりと歌う彼女の魅力は色褪せない。 3回目の来日時にレコーディングした77年作。リラックスした表情で快調にスウィングする「イフ・アイ・ワー・ベル」や「アイ・ウォント・クライ・エニモア」、しっとりとした情感が滲む「セカンド・イン・ザ・クラウンズ」など、持ち味である温かみと品のよさを余すところなく伝える。イーグルスの「デスペラード」、ポール・サイモンの「時の流れに」といったポップ・ソングを自らのスタイルで消化しているのもいい。
ミスティミスティ
73年に六本木のミスティで収録したアルバムの初CD化。スタンダードも歌うが、キャロル・キングの(6)(8)をはじめ多くが当時の新しい曲という点にバートンの姿勢があらわれている。クールななかに情感のこもる、ベタつかないヴォーカルがいい。音源に起因するノイズは多め。
イット・マイ・アズ・ウェル・ビー・スプリイット・マイ・アズ・ウェル・ビー・スプリ
女性ジャズ・シンガー、アン・バートンの代表作とも言える83年NY録音盤。ブラッサム・デイリーの作品を取り上げるなど、キュートな彼女の魅力が凝縮された1枚。構成・アレンジも秀逸。
スカイラークスカイラーク
89年に他界したバートンは、日本でも高いを誇るオランダの名シンガー。本作は77年、80年の来日時にスタジオ録音された演奏15曲を収録。シャンソンに通じる語り口をもち、バラードを得意とした彼女らしく、深い味わいを感じさせる歌唱が並んでいる。