制作・出演 : イアン・ボストリッジ
シューベルト:白鳥の歌シューベルト:白鳥の歌
このシューベルトの最後の作品をもって、彼のシューベルト録音も一段落だろうか。低音でも艶を失わない美声によって歌われてきたシューベルト歌曲の数々は、どれもが後世に伝えたいもの。今回もドラマティックに歌い上げることで陰影の深い世界を作り上げていて見事だ。
樋口裕一の究極のバッハ力樋口裕一の究極のバッハ力
ベストセラー『頭がいい人、悪い人の話し方』の著者として知られる樋口裕一が監修を手がけたバッハ・コンピレーション・アルバム。バッハの聴き方で“人間力”を鍛えるというテーマで制作されている。
シューベルト:さすらい人 歌曲とピアノ断章シューベルト:さすらい人 歌曲とピアノ断章
3枚の既発CDに新録音の5曲を加えたシューベルト選集。ナイーヴな感性で詩を心理的に掘り下げたボストリッジの自在な歌唱を、磐石の構えで支え小宇宙を形作るアンスネスのピアノ。絶佳のコンビに導かれてリートの世界を逍遥するのはまさに至福のひとときである。
オンブラ・マイ・フ〜グレイト・ヘンデルオンブラ・マイ・フ〜グレイト・ヘンデル
制作・出演
AndrewWatts / RichardEarle / アントニー・ロブソン / イアン・ボストリッジ / ケイト・ロイヤル / ジ・エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団 / ハリー・ビケット / ヘンデル / リサ・ベツノシュクオンブラ・マイ・フ〜グレイト・ヘンデルオンブラ・マイ・フ〜グレイト・ヘンデル
没後250年へのボストリッジからのトリビュート・アルバム。その心は“ヘンデルのテノール復権”。女声やカストラートの影にあったテノールに光を当てることで、変幻自在の多様さをもつ作曲家の実像を浮き上がらせる、ボストリッジらしい叡智の輝き。★
ベスト・オブ・イアン・ボストリッジベスト・オブ・イアン・ボストリッジ
制作・出演
イアン・ボストリッジ / エマニュエル・アイム / サー・チャールズ・マッケラス / スコットランド室内管弦楽団 / トーマス・アデス / フランツ・ウェルザー=メスト / ル・コンセール・ダストレ / ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団ブリテン歌曲集ブリテン歌曲集
知性あふれる力作だ。まずブリテンの歌曲が歌詞とにらめっこせずにこれほどに自然に聴き取れ、堪能できたことがない。ボストリッジ、ますます快調。これをBGMにボストリッジ・ブリテン・マガジンの様相を成すブックレットを堪能。あれラトル君も居たね!★