制作・出演 : イツァーク・パールマン
ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲 第4番 第5番ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲 第4番 第5番
豊饒にして華麗、流麗にして強靭なパールマンのヴァイオリンが素晴らしい。パールマンが最も良かった70年代半ば過ぎの名演。バレンボイムも、豊かな音量と音楽性を備えた一級の伴奏を付けている。
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 サラサーテ:カルメン幻想曲パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 サラサーテ:カルメン幻想曲
若きパールマンの、最も輝いていたころの録音。後年の円熟した練達さとは違って、ここにはまだ真摯な情熱がほとばしっている。開放感あふれるパガニーニやサラサーテなど、これぞまさしく快演だ。
ヴィエニアフスキー:ヴァイオリン協奏曲第1番 第2番ヴィエニアフスキー:ヴァイオリン協奏曲第1番 第2番
26歳のパールマンと36歳の小澤征爾が共演した、切れ味鋭いヴィエニャフスキ。アメリカへの正式デビューで取り上げた第1番がことのほか素晴らしい。パールマンの高度なテクニックと表現力が存分に発揮された演奏だ。
EMI CLASSICS決定盤 1300 331::ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 第7番「大公」 第5番「幽霊」EMI CLASSICS決定盤 1300 331::ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 第7番「大公」 第5番「幽霊」
名人3人が集まっての豪華版。全集からの有名曲をカップリングしたもの。往年の巨匠たちのような丁々発止の個人芸のぶつかり合いというより、はるかに緊密で室内楽的なアンサンブルを作り上げている。
EMI CLASSICS決定盤 1300 332::チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲「偉大な芸術家の思い出のために」EMI CLASSICS決定盤 1300 332::チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲「偉大な芸術家の思い出のために」
当時、中堅として確固とした地位を築いていた3人による録音。N.ルビンシュテインの追悼の意を込めた作品を、華やかさと切々とした歌とをあわせ持って、まことにスケール大きくまとめている。
EMI CLASSICS決定盤 1300 333::ドヴォルジャーク:ヴァイオリン協奏曲 ロマンス/ソナチネ/4つのロマンティックな小品EMI CLASSICS決定盤 1300 333::ドヴォルジャーク:ヴァイオリン協奏曲 ロマンス/ソナチネ/4つのロマンティックな小品
ドヴォルザークの持つ民族性は前面には出てきていないが、美しくバランスが良く、親しみやすく暖かい演奏をしている。小品3曲も、パールマンの余裕のテクニックが生み出す、豊かな音楽が息づいている。
EMI CLASSICS決定盤 1300 334::ジョプリン:ジ・イージー・ウィナーズEMI CLASSICS決定盤 1300 334::ジョプリン:ジ・イージー・ウィナーズ
ジャズ・ピアニストとしても名を馳せたプレヴィンとともに奏でる、最高に楽しいスコット・ジョプリン集。ともにリラックスして、その雰囲気がこちらにも伝わってくる快演。ラグタイムの愉悦に満ちた1枚。
EMI CLASSICS 決定盤 1300 292::J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲集EMI CLASSICS 決定盤 1300 292::J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲集
ピリオド楽器派からは、聴くことの出来ない、美しいバッハが流れている。パールマン、ズッカーマンによる2台のヴァイオリン協奏曲の、優美な絡み合いも見事。バレンボイムの伴奏も重量感たっぷり。