制作・出演 : ウィーン室内合奏団
モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」&23番モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」&23番
リリー・クラウス57歳の録音(65年)。タッチが多少どたばたしているけれど、最近の演奏家に見られる、“完璧なタッチに神経を使う演奏家の意識が見えてしまううっとうしさ”がない。だから、聴く方も余分なことを意識せずに率直に音楽が楽しめる。
シューベルト:八重奏曲シューベルト:八重奏曲
シューベルトの大作に対面しても、メンバーの誰一人として気負ったところがない。そこにあるのは、室内楽を演奏する喜び。シューベルトがウィーンの新しい風だった、いい時代を思わせる。ただ、キモチ良すぎて、それだけに終わった感も。
モーツァルト:セレナーデ第13番 他モーツァルト:セレナーデ第13番 他
現在指揮者として活躍するウェラーが、ウィーン・フィルのメンバーと録音した演奏は、緻密なアンサンブルはもちろん、なんて流麗な音楽になっていることだろうか。アイネ・クライネのロマンスの美しさやK.136の溌剌とした雰囲気など、とっても快い。
モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調
クラリネット五重奏曲が1曲、フルート四重奏曲が2曲という具合に、なんだか中途半端なカップリングなのが不思議だけど、演奏は安心して聴けます。これをウィーンっぽいと言えば言えるが、ちょっと物足りない感じも。でも千円は絶対お買い得。
モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番,19モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番,19
ウィーン・フィルのメンバーによるこの演奏は、ウィーン・モーツァルト協会賞を受賞しているそうだ。vnの柔らかな音色が心地よい。これがたったの1000円。誰でも耳にしたことがあるような超有名な曲ではないけれどBGMにもOKの優しいアルバムです。
ウェーバー:クラリネット五重奏曲ウェーバー:クラリネット五重奏曲
92年に急死した第1ヴァイオリンのヘッツェルは、ウィーン・フィルのコンマスとして我が国でもすっかりお馴染みだった。このアルバムは管も上手いけれど、時折聴かれるヘッツェルのソロに思わず涙してしまう。