制作・出演 : エレーヌ・グリモー
最高の音で楽しむために!
最高の音で楽しむために!
最高の音で楽しむために!
最高の音で楽しむために!
最高の音で楽しむために!
バティアシュヴィリのDG移籍第1弾。ソ連邦下、何らかに抑圧を受けた作曲家の特集という、バティアシュヴィリならではのコンセプトに貫かれたアルバムだ。彼女の意欲がほとばしる注目作だ。
ウィーンへのオマージュを綴った、グリモーらしいコンセプト・アルバム。モーツァルトからベルクまで、オーストリア=ハンガリー帝国の首都ウィーンの芸術的時代精神の推移を、グリモーの絶妙な演奏で体感できる。
制作・出演
アンネッテ・ビク / エディット・クルコン / エレーヌ・グリモー / オレグ・マイセンベルク / ギドン・クレーメル / シューマン / デジュー・ラーンキ / ハーゲン弦楽四重奏団 / ルーカス・ハーゲンクレーメルが主催するロッケンハウス音楽祭のライヴ録音。シューマンとゆかりの作曲家をまとめている。シューマンでのクレーメル、グリモーの共演が話題を呼んだ。ほかでは味わえない組み合わせの演奏が面白い。
グリモーの17、18歳頃の録音。文学少女だったグリモーだが、久しぶりに聴いてみて驚いた。こんなに表現力があった娘だったのかと。ショパンやリストも素晴らしいが、この2曲は、それなりにかっこよく弾ける。でもシューマンはそうはいかない。そのシューマンが凄い。あらためて脱帽である。★
実に意欲的で自由な空気のあふれる演奏だ。伝統的なバッハなどまったく眼中にないようで、思いの丈を描き切っている。けれども決して自分勝手でもなく、受けを狙ったものではない。グールドが健康だったら、こんなふうに弾いたかもしれない演奏とも言える。
壮大華麗な「皇帝」は聴き飽きた。もうちょっと身の丈に合った演奏を聴きたい。という人にグリモーの演奏はどうだろう。サラリとしたエレガンスが漂い、コンパクトだが洒落た味わいだ。ソナタも決して咆えたり熱くなったりせず、涼しげに美しい。
ショパンの美しいピアノ・ソロを集めた2枚組コンピレーション。有名どころはもれなく収録しているので、入門編としても楽しめる。演奏家も一流で、質の高いアルバムに仕上がっている。
リフレクションとは男と女の微妙な心模様の謂いであろうか。シューマン夫妻とブラームスのモヤと熱い作品に想いを馳せたグリモーのアルバムは、ほのかな忍従の物思いというよりは、抑えきれず昂ぶりゆくココロの様を照射したかのごとく、何やら烈々と焚きつける。