制作・出演 : カルロ・マリア・ジュリーニ
若きパールマンの気迫あふれる演奏が印象的な、1976年録音のブラームスのヴァイオリン協奏曲をHQCD化。ジュリーニが指揮するシカゴ響楽団の演奏に支えられたパールマンの伸びやかな響きが、ロマンティックでスケールの大きなブラームスを聴かせる。
1977年録音のロストロポーヴィッチによるドヴォルザーク、サン=サーンスのチェロ協奏曲をHQCD化。ノスタルジックな旋律の巧みさなど、傑出した演奏を堪能することができる。
ヴェルディが、畏敬した作家マンツォーニの追悼に捧げた大作レクイエムを、ジュリーニが壮大なスケール感と染み入る静穏さで表現している。フィルハーモニア管弦楽団と豪華なソリスト陣との共演による歴史的名演だ。
キーシンのシューマンは実に味わい深い。90年から2001年の間に世に出たアルバムから選定した珠玉の演奏ばかりだ。ピアノ独奏曲はいうまでもないが、ジュリーニ&ウィーン・フィルと共演したシューマンの協奏曲は絶品(92年ライヴ)。現代的ロマンティシズムの極致とも言うべき熱演に引き込まれる。
ミケランジェリと、ジュリーニが振るVSOとのベートーヴェン。テレビ放送のために行なった演奏会のライヴ録音で、第1、3番ともにミケランジェリ唯一の録音となっている。繊細鋭利なピアニズムによって、他の追随を許さない独創的な演奏だ。
パールマンの美音が最大限に活かされた演奏が楽しめる一枚。ベートーヴェンは、ジュリーニともどもたっぷりとうたい上げている。ブルッフでも、磨き抜かれた響きが甘美な世界を作り上げている。ハイティンクの伴奏も見事。
発売元
ユニバーサルミュージックフィギュア・スケート・ブームのど真ん中にいる浅田姉妹が競技やエキシビジョンで使用している楽曲を集めたもの。クラシックの曲が大半だが、そうでないものも。CDの終わりには彼女たちからのヴォイス・メッセージを収録。ブックレットには衣装写真も。