制作・出演 : カール・シューリヒト
モーツァルト:交響曲第38番「プラーハ」&第41番「ジュピター」モーツァルト:交響曲第38番「プラーハ」&第41番「ジュピター」
この手のものとしては音はいい。でも演奏は奇妙。非常に快速なのだが、ドホナーニみたいに無為無策でなく、甘い仕掛けがいっぱいある。私にはそれがあまりに部分に留まっているように思えるのだが、それがまたたまらない人にはマタタビなんでしょう。
カール・シューリヒトの遺産ー5カール・シューリヒトの遺産ー5
「リンツ」「プラハ」は驚くほどテンポがはやいが、表現はきわめて自在で、改めてシューリヒトのユニークさに驚いてしまう。第40番・41番の方は悟りの境地のように淡々としているが、その味わい深さは格別である。2枚ともたいへん特徴的なのでファンには絶対欠かせない。