制作・出演 : カール・ベーム
発売元
キングレコード株式会社制作・出演
R.シュトラウス / アルトゥール・ニキシュ / アルフレート・ヘルツ / カール・ベーム / ハンス・クナッパーツブッシュ / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ベートーヴェン / マグダレナ・コジェナー / ヴィルヘルム・フルトヴェングラー最高の音で楽しむために!
制作・出演
カール・ベーム / サイトウ・キネン・オーケストラ / サンフランシスコ交響楽団 / ブラームス / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ボストン交響楽団 / ルドルフ・ゼルキン / 小澤征爾 / 晋友会合唱団世界に誇る音楽界の巨匠と文芸界の巨匠、二人が語り合った至福の時間を体験 小澤征爾×村上春樹 小澤征爾と村上春樹による対談本『小澤征爾さんと、音楽について話をする』(新潮社刊)に登場した音楽を3枚のCDに収録。 二人が実際に耳にした音楽を聴きながら、二人の会話をより親密に感じることのできる内容になっています。 ブックレットには村上春樹書き下ろしのライナーノーツを収録。 【収録内容】 [CD 1] 1.バーンスタイン、演奏前のスピーチ レナード・バーンスタイン 2.ピアノ協奏曲第1番から 第1楽章(ブラームス) グレン・グールド(ピアノ)、レナード・バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルハーモニック 3.ピアノ協奏曲第3番から 第1楽章(ベートーヴェン)ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)、小澤征爾指揮ボストン交響楽団 4.ピアノ協奏曲第3番から 第2楽章(ベートーヴェン)内田光子(ピアノ)、クルト・ザンデルリンク指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 5.ピアノ協奏曲第3番から 第3楽章(ベートーヴェン)ロバート・レヴィン(フォルテピアノ) ジョン・エリオット・ガーディナー指揮オルケストル・レヴォリュショネール・エ・ロマンティーク [CD 2] 1.交響曲第1番から 第4楽章(ブラームス)小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ(NYライヴ) 2.交響曲第5番から 第3楽章(シベリウス)ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 3.バレエ組曲〔火の鳥〕から フィナーレ(ストラヴィンスキー)レナード・バーンスタイン指揮イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団 4.バレエ〔春の祭典〕から 序奏(ストラヴィンスキー)小澤征爾指揮ボストン交響楽団 5.バレエ〔春の祭典〕から 春のきざしと乙女たちの踊り(ストラヴィンスキー)小澤征爾指揮ボストン交響楽団 〔幻想交響曲〕聴き比べ 6.幻想交響曲から 第4楽章:断頭台への行進(ベルリオーズ)小澤征爾指揮ボストン交響楽団 7.幻想交響曲から 第4楽章:断頭台への行進(ベルリオーズ)小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ(松本ライヴ) 8.カルミナ・ブラーナから おお、フォルトゥナ(終曲)(オルフ)小澤征爾指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、他 [CD 3] 1.交響曲第2番〔復活〕から 終結部(マーラー)小澤征爾指揮ボストン交響楽団、他 2.交響曲第8番〔千人の交響曲〕から 神秘の合唱(マーラー)小澤征爾指揮ボストン交響楽団、他 〔巨人》聴き比べ 3.交響曲第1番〔巨人〕から 第3楽章(マーラー)小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ 4.交響曲第1番〔巨人〕から 第3楽章(マーラー)小澤征爾指揮ボストン交響楽団 5.戦争レクイエムから 怒りの日(ブリテン)小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ、他(NYライヴ) 6.ブルース・コンチェルト〔ストリート・ミュージック〕から 第1曲(ルッソ)小澤征爾指揮サンフランシスコ交響楽団、他 7.歌劇〔コジ・ファン・トゥッテ〕序曲(モーツァルト)カール・ベーム指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 8.歌劇〔ラ・ボエーム〕から<私の名はミミ> ミレッラ・フレーニ(ソプラノ) ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 9.弦楽セレナードから 第1楽章(チャイコフスキー)小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ(2010年録音) 今作品の特集を掲載中!
ベートーヴェンの後を継ぐ交響曲を完成させるために、15年以上にも及ぶ熟考の末に40歳を過ぎてようやく完成させた、劇的緊張感に満ちたブラームスの交響曲第1番。全曲の音楽的な内容が集約された第1楽章序奏や、圧倒的なまでの迫力が漲る終楽章は特に聴きどころといえるでしょう。ベームとウィーン・フィルハーモニーによる、作品の真の魅力を広く世に知らしめた名盤として知られるディスクです。1976年度レコード・アカデミー賞受賞盤。
牧歌的な晴朗さと至福の気分に満ち溢れる流麗で伸びやかな曲想が魅力的な、ブラームスの「田園交響曲」とも呼ばれる第2番。遅筆のブラームスにしては3カ月余という異例の速さで完成させた、淀みなく流れる燻し銀のような名作です。ベームとウィーン・フィルハーモニーによるロマン的な情感をたっぷりと湛えた輝かしいこの演奏は、彼の残した代表的な遺産のひとつといえるでしょう。1976年度レコード・アカデミー賞に輝いた名盤です。
男性的ともいえる雄渾な楽想とともに、限りない憧憬を秘めた第3楽章が映画音楽に使われて、より広く親しまれるようになった第3番。哀愁感や情感を存分に湛え内省的で諦観に満ちた、作曲家晩年の枯淡の境地を示す第4番。ブラームスの2曲の交響曲を収めた一枚です。ベームの入魂の指揮とウィーン・フィルハーモニーの伝統のある響きと卓越した表現力が一体化したこの演奏は、1976年度レコード・アカデミー賞を受賞しています。
ブルックナーの交響曲のなかでは最も大規模で、美しい詩情と荘厳さに満ち溢れた第8番は、広大な宇宙を音で描いたような交響曲です。ドイツ=オーストリア音楽の演奏では絶対的な評価を得ていた20世紀を代表する巨匠指揮者ベームは、ウィーン・フィルハーモニーから淀みのない流れや豊饒な響きを導き出しており、巨大な建造物を音で描くかのような悠揚迫らぬ壮大な演奏によって、この作品が備えている真の魅力を明らかにしています。
限りない憧れを秘めた静謐美が横溢し比類のない名曲として大きな存在感と人気を誇る、ロマン的な抒情性が存分に表現されたシューベルトの《未完成》。アメリカに滞在中のドヴォルザークが祖国ボヘミアへの郷愁を雄大なスケールで謳い上げた傑作《新世界より》。ベームが晩年にウィーン・フィルハーモニーを指揮した演奏によって、2曲の名作交響曲を収めています。ベームの枯淡の境地が美しく刻印されたアルバムといえる一枚です。?
典型的なロココ風のギャラント様式による流麗で爽やかな、スケールの大きさと優雅な情感を湛えた密度の濃い中期の名作第29番。ウィーン時代の偉大な交響曲群の幕開けとなった、祝典的な曲想が横溢する《ハフナー》。滋味溢れる演奏によって未だ不動の人気を誇る巨匠ベームとウィーン・フィルハーモニーによる、モーツァルトの2曲の交響曲を収録したアルバムです。《フリーメイソンのための葬送音楽》をカップリングしています。
ポリフォニー技法と歌謡性が見事な融合を見せ、内面的な精神性の深まりを感じさせる円熟作《プラハ》は、長大な序奏を置きメヌエットが省かれているのが特徴です。三大交響曲の第1作で明るい力強さのなかに真率な悲しみと清澄な歌謡性が秘められた第39番は、作曲家の「白鳥の歌」とも呼ばれている名作です。モーツァルトの2曲の交響曲を、巨匠ベームとウィーン・フィルハーモニーによる極めて高い完成度を示す演奏で収録した一枚です。?
シューベルトの死の年に完成された、作曲家の音楽的特質が見事に発揮された雄大なスケールと美しい旋律による交響曲《ザ・グレート》には、シューマンが「天国的な長さ」と評した有名なエピソードが残されています。ベームが晩年にドレスデン国立管弦楽団を指揮した演奏会のライヴ録音で収録、この名門オーケストラ特有の豊かでバランスのよい響きを充分に生かし、古い伝統を継承するドイツ的な肌ざわりを持った音楽を聴かせています。
自作の童話の登場人物と楽器を結びつけ、小管弦楽のために書かれた《ピーターと狼》はプロコフィエフの代表作です。また様々な動物を音楽で描いた組曲《動物の謝肉祭》は、サン=サーンスの作品のなかで最もポピュラーな名曲です。子供ための音楽入門用として書かれたオーケストラの名作2曲を、ベームの的確な解釈とウィーン・フィルハーモニーによる伸びやかな演奏で収録、ナレーターにはイギリスの名物女優が起用されています。