制作・出演 : ルドルフ・ゼルキン
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 他ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 他
ドイツ・ピアニズムの伝統を受け継ぐR.ゼルキンによる、ベートーヴェンの最後のピアノ・ソナタ3曲を収録。ゼルキンの60代前後から70代後半にかけての録音で、円熟期に向かうゼルキンの音楽性が刻まれている。
バッハ:管弦楽組曲 ブランデンブルク協奏曲バッハ:管弦楽組曲 ブランデンブルク協奏曲
カザルスが当時唯一演奏を行なっていたマールボロ音楽祭管を振ってのバッハをまとめた2枚組。「様式」といったものを離れ、カザルスの内面で響くバッハをストレートに表現した、偉大な創造がここにある。
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30・31・32番ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30・31・32番
ゼルキン2度目の録音で、すでに80歳を越した晩年の演奏だが、音楽の深度は一層深くなっている。遅めのテンポから立ち上るゼルキンの澄明な心境がひしひしと伝わってきて、ベートーヴェンの真髄が垣間見れる。
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番・第24番モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番・第24番
80歳を過ぎたゼルキンが、50歳前後だったアバドと組んで17曲ほど録音したシリーズの中から、短調の2曲を組み合わせたアルバム。重厚さと軽さ、深さと広さ。晩年のゼルキンが到達した至高の芸術が味わえる。
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集 合唱幻想曲ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集 合唱幻想曲
74歳のゼルキンの堂々とした演奏が堪能できる貴重なライヴ録音。伴奏を受け持つ63歳円熟期のクーベリックとバイエルン放響も、磐石の演奏でゼルキンを支えている。ここに新たな名盤が加わった。
ベストクラシック100 48::ショパン:24の前奏曲 作品28 他ベストクラシック100 48::ショパン:24の前奏曲 作品28 他
ゼルキンのショパンだ! スタジオ録音だが、結局お蔵入りになっていたものが今回日の目を見たわけで、息子のピーターも編集に加わっている。演奏は、さすがです。流麗なショパンじゃないけれど、きりっと引き締まった硬派な語り口。どこが気に食わなかったのかな。★