制作・出演 : クラレンス・ペン
日本を代表するジャズ・ピアニストの新曲2曲を含む、バラード・ベスト。ピアノ・ソロ、デュエット、トリオ、ビッグバンドと、小曽根真のこの14年間に出したさまざまな作品からのセレクション。あらためて聴くと、演奏はもちろん、作曲能力の高さに唸らされる。
NYで活動するベーシストの5作目。大御所ジュニア・マンスと、注目の若手ダニー・グリセットの二人のピアニストを起用した、自身初のピアノ・トリオ作品。静謐とスウィングの中に中村の美意識が浮かび上がる。オリジナル曲で半分以上固めた意欲作。
アンブロゼッティのトランペットにはいい意味での毒がある。群を抜くテクニックに加えて、個性的な表現力が眩しい輝きを放つ。ケインは、こんな彼に対等に向き合えるピアニスト。ふたりを中心にしたカルテットが縦横無尽のプレイを繰り広げる。
アコーディオンとヴィブラフォンのマエストロ、ガリアーノ・トリオがアルゼンチン・タンゴの巨匠アストル・ピアソラの没後15年目に捧げたアルバム。ニューヨークから迎えたミュージシャンとともにピアソラへの思いを響かせている。
日本が誇る世界的ピアニストの創作の核となってきた以心伝心のトリオ、その10年の歴史を俯瞰するベスト。三位一体となったときにハプニングするエナジーは、ジャズというジャンルを超えて聴く人の精神を高揚させる。トリオの成功の秘密がここにある。
デビュー20周年を記念したヴァーヴ10作目で小曽根と連携するマイトたちが参加し“秘蔵品”と銘されている。(5)のブレッカーとの激しくもソウルフルな掛け合いも聴きどころだが、(4)(10)でのチックとの共演は秀逸。最高峰のピアノ・デュオにただ魅了されるばかりである。
制作・出演
クラレンス・ペン / グラディ・テイト / ジミー・スコット / ジャスティン・ロビンソン / ジョージ・ムラーツ / デヴィッド“ファットヘッド"ニューマン / マイケル・カナン / ラリー・ウィルス伝説のシンガー、ジミー・スコットのマイルストーン・レーベルからの2作目。2000年10月&12月NY録音で、スタンダードとなったバラードの名曲を魂をこめて聴かせてくれる。