制作・出演 : クリストフ・エッシェンバッハ
ホルンのロマン性豊かな音色を存分に生かした、第3楽章は死せる母に対する悲歌といわれるホルン三重奏曲。クラリネットとチェロの調和の取れた融合から生み出される、幾分翳りを帯びたロマン的情緒が漂うクラリネット三重奏曲。ブラームスの2曲のトリオを収録しています。エッシェンバッハを核に、ザイフェルト、ライスター、ドロルツ、ドンデラーといった錚々たる演奏家が顔を揃え、ブラームスの世界を美しく表現しています。
制作・出演
オスカー・リードル / クリストフ・エッシェンバッハ / ケッケルト弦楽四重奏団員 / ゲオルク・マキシミリアン・ヘルトナーゲル / シューベルト / ヨーゼフ・メルツ / ルドルフ・ケッケルトシューベルトの魅力である抒情的でよく歌う旋律や色彩豊かな和声が存分に発揮された、若々しいロマン的雰囲気が横溢する《ます》は、第4楽章の変奏曲の主題に歌曲〈ます〉の旋律を用いたためにこの標題で呼ばれています。子供が遊ぶ姿を詩情豊かに描いた13曲からなるインティメートな《子供の情景》は、シューマン独自の世界が爽やかな詩情をもって描かれた小品集です。エッシェンバッハによる清澄でニュアンス溢れる演奏でお聴きください。
初期の創作活動の頂点をなす強い表現意志に貫かれた《悲愴》。第3楽章が「ある英雄の死を悼む葬送行進曲」として書かれた《葬送》。詩人レルシュタープが「月光の波に揺らぐ小舟のよう」と形容したことから標題が付された、瞑想や抒情性と激しい感情が見事に融合した《月光》。ベートーヴェンのピアノ・ソナタ3曲を収録した一枚です。最近は指揮者としても活躍しているエッシェンバッハの心に染み入るよう演奏でお楽しみください。
制作・出演
オッコ・カム / クリストフ・エッシェンバッハ / スカラ座弦楽合奏団 / チューリヒ・トーンハレ管弦楽団 / メンデルスゾーン / 前橋汀子 / 前橋由子 / 小泉和裕 / 東京都交響楽団制作・出演
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / クリストフ・エッシェンバッハ / シカゴ交響楽団 / ズービン・メータ / パリ管弦楽団 / マリインスキー劇場管弦楽団 / リスト / ワレリー・ゲルギエフ / 郎朗最高の音で楽しむために!
4台の協奏曲に登場するシュミットは、この数年前まで西ドイツの首相だった人で、彼我の首相の違いと合わせて大きな話題となったアルバムである。他の3曲もエッシェンバッハを中心に見事にまとまっている。
エッシェンバッハ/ルーセル・シリーズ第1弾! 『バッカスとアリアーヌ』&交響曲第2番フランス近代の作曲家、アルベール・シャルル・ポール・マリー・ルーセル[1869-1937]のオーケストラ音楽は、緻密なオーケストレーションと、循環形式や対位法などを用いた明快なスタイルに特徴があるものが多く、これに印象主義の影響色濃い和声の使用も手伝って、なかなか魅力的な音楽が多いことでも知られています。 オーケストラ・ファンに人気のあるルーセルの代表作『バッカスとアリアーヌ』は、もともとバレエ音楽で、その第1幕から第1組曲が、第2幕から第2組曲が編まれています。作品の題材は、R.シュトラウスの『ナクソス島のアリアドネ』などと同じ、ギリシャ神話の“アリアドネ(アリアーヌ、アリアンナ)伝説”に依拠したもので、その筋書きはざっとこんな感じです。 場所はクレタ島。ミノスとパシパエのあいだに生まれた王女アリアーヌは、島を訪れた王子テセウスに恋をし、迷宮への手がかりとなる糸玉を手渡します。迷宮攻略に成功したテセウスは牛頭人身の怪物ミノタウロスを倒し、アリアーヌや、幽閉されていた人々と共に島を出て、ナクソス島に渡ります。しかし、そこでバッカスから促され、テセウスはアリアーヌを置き去りにしてナクソス島を出奔。置き去りにされた彼女は悲しみのあまり身を投げようとしますが、バッカスに抱きとめられ、やがてその魔力によって妻となります。そして彼女はバッカスやそのしもべたちと共に歓喜の踊りに興じるうちに幕。 音楽は輝かしく躍動的なバッカスの要素と、美しく繊細なアリアーヌの要素を軸に、色彩豊かに描かれた傑作。エッシェンバッハ指揮するパリ管弦楽団の放つフランス的なオーラに包まれる素晴らしい聴きものとなっています。 なお、当アルバムでは、バレエ本来のステージ上の動きが想像できるように、スコアに記された注釈の英訳がブックレットに記載されています。 組み合わせの交響曲第2番は、人生の3つの時代を表現したと言われる作品で、こちらもオーケストラの色彩表現力の生きた佳演となっています。 この後、残り3つの交響曲と『蜘蛛の饗宴』がリリースされる予定です。ルーセル: ・バレエ『バッカスとアリアーヌ』組曲第1番 ・バレエ『バッカスとアリアーヌ』組曲第2番 ・交響曲第2番 変ロ長調 作品23 パリ管弦楽団 クリストフ・エッシェンバッハ(指) 録音:2005年2月モガドール劇場(バッカス)、2005年7月パリ音楽院(交響曲) Disc1 1 : I. Introduction 2 : II. Youths and maidens at play 3 : III. The labyrinth dance 4 : IV. Bacchus appears.- She falls into a deep sleep. 5 : V. Theseus and his companions rush toward Bacchus. - The sun reappears. 6 : VI. Dance of Bacchus. - Bacchus lays Ariadne down on the rock and disappears. 7 : I. Introduction 8 : II. Awakening of Ariadne. - Bacchus once again takes up the dance of dreams with Ariadne, now awake. 9 : III. Bacchus dances alone 10 : IV. The kiss 11 : V. The Dionysian spell 12 : VI. The procession of the Thiase. A faun and a priestesse of Bacchus give a golden cup of grape nectar to Ariadne. 13 : VII. Adriane's dance 14 : VIII. Dance of Ariadne and Bacchus 15 : IX. Bacchanale. The coronation of Ariadne. 16 : I. Lent 17 : II. Modere 18 : III. Tres lent Powered by HMV
エッシェンバッハ&フィラデルフィア管弦楽団/バルトーク:管弦楽のための協奏曲、他 エッシェンバッハとフィラデルフィア管弦楽団によるバルトークの『オケコン』が登場。全米随一の高性能と、世界一の華麗なサウンドをうたわれるオーケストラと、フィラデルフィア管とパリ管という名門オケの音楽監督を務め、欧米で声望厚いエッシェンバッハ、そしてオーケストラの機能をフルに引き出す近代屈指の名曲という、まさに注目度最高の組み合わせといえるでしょう。 2003年以来このオケを率いているエッシェバッハですが、アルバムのリリースは今回が初めて。バルトーク録音も初めてということもあり、なにかと話題の多い一枚です。しかも、通常のCDプレーヤーでも再生可能なSACDハイブリッドで、マルチ・チャンネルにも対応ですから、オーディオ的な関心を呼ぶことも必至です。 バルトークは、豊かな響きがまず印象に残ります。シリアスなアプローチ、衝撃のクライマックス、エッシェンバッハの真摯な姿勢は心に訴えかけます。強烈なオーラ、意欲的な表現、まさに完全燃焼といった演奏です。 カップリングは、ナチスによって虐殺された村人たちに捧げられたマルティヌーの交響詩『リディツェ追悼』と、第一次大戦中のチェコのユダヤ人家庭に生まれたギデオン・クラインの作品。彼はプラハ音楽院に学びましたが、1941年、テレジンに送られ25歳で亡くなっています。その収容所の中で書かれたのが『弦楽のためのパルティータ』です。 なお、オンディーヌ・レーベルはフィラデルフィア管弦楽団とレコーディング契約を結び、今後も継続的にCDをリリースしていく予定とか。たいへん楽しみなことです。 【収録情報】 ・バルトーク:管弦楽のための協奏曲[39:33] ・マルティヌー:交響詩『レヂツェ追悼』[12:00] ・G.クライン:弦楽のためのパルティータ(サウデク編曲)[17:16] フィラデルフィア管弦楽団 クリストフ・エッシェンバッハ(指揮) 録音:2005年5月 フィラデルフィア、ヴェリゾン・ホール[ライヴ] SACD Hybrid 2ch. Stereo / 5.0ch. Surround Disc1 1 : Memorial to Lidice 2 : Partita for Strings 3 : Partita for Strings 4 : Partita for Strings 5 : Concerto for Orchestra, Sz 116 6 : Concerto for Orchestra, Sz 116 7 : Concerto for Orchestra, Sz 116 8 : Concerto for Orchestra, Sz 116 9 : Concerto for Orchestra, Sz 116 Powered by HMV
エッシェンバッハ&フィラデルフィア/チャイコフスキー4番(SACD) バルトーク「オケコン」からはじまり順調にリリースを続けているエッシェンバッハ&フィラデルフィア管のシリーズもいよいよ佳境にさしかかり、今回はチャイコフスキーの交響曲第4番。力強く感情的に張り詰めた重厚な交響曲第4番をヴェリゾン・ホールでの響きの良さも影響し、鬼才エッシェンバッハの下で白熱した華々しい演奏で今の“フィラデルフィア・サウンド”を聴かせてくれます。第1 楽章の冒頭のファンファーレを骨太に圧倒的に聴かせ、悲劇的な「運命主題」を濃密にどろどろと描き出し、苦悩と運命への勝利をあらわした第4 楽章では再び現れる第1 楽章のファンファーレからコーダへの急速な終結には圧巻です。 また第5番でもカップリングされていた『四季』の続きも収録。幻想的なエッシェンバッハのピアノが、思いもかけないような贈り物のように聴こえます。エッシェンバッハはパリ管と今秋来日予定。(キングインターナショナル) 【収録情報】 チャイコフスキー: ・交響曲第4番ヘ短調 op.36 ・『四季』 op.37bより(7月ー草刈り人の歌、8月ー収穫、9月ー狩、10月ー秋の歌、11月ートロイカで、12月ークリスマス) フィラデルフィア管弦楽団 クリストフ・エッシェンバッハ(指揮、ピアノ) 録音:2006年3月、11月 フィラデルフィア、ヴェリゾン・ホール(ライヴ) SACD Hybrid Stereo/Multichannel Disc1 1 : 交響曲第4番 第1楽章:Andante Sostenuto 2 : 第2楽章: Andantino in modo di canzona 3 : 第3楽章: Scherzo 4 : 第4楽章: Finale 5 : 『四季』Op.37b 7月ー草刈り人の歌 6 : 8月ー収穫 7 : 9月ー狩 8 : 10月ー秋の歌 9 : 11月ートロイカで 10 : 12月ークリスマス Powered by HMV
エッシェンバッハ、ルーセル・シリーズ完結! パリ管弦楽団とエッシェンバッハのルーセル。先にリリースされた交響曲第1番と第4番 (ODE 1092)、交響曲第2番と「バッコスとアリアドネ」組曲(ODE 1065) は、フランスのオーケストラのすばらしい響きと演奏、そして録音の音質が欧米のマスメディアから高く評価されました。シリーズを締めくくるのは、ルーセルの管弦楽曲でもっとも人気のある2曲です。ボストン交響楽団が初演し、真の傑作と讃えられてきた交響曲第3番とエネルギッシュで独創的、豊かな旋律をもつバレエ〈蜘蛛の饗宴〉。バレエの全曲は22のトラックに分けられ、情景を想像する助けとするため、「庭。巣の中にいる蜘蛛が周囲を見渡している」といった振付の注釈がトラックリストに記載されています アルベール・ルーセル: ・交響曲第3番 ト短調 作品42[26:14] ・蜘蛛の饗宴作品17[31:34] パリ管弦楽団 クリストフ・エッシェンバッハ(指) 録音:2005年3月ライヴ(交響曲)、2005年7月(作品17) Disc1 1 : Symphony No.3 Op.42 2 : Le Festin de l'araignée, Op.17 Powered by HMV
超難関、名門校カーティス音楽院の最高レベルの若手オーケストラ、 カーティス交響楽団を巨匠エッシェンバッハが率いての『新世界』 レオン・フライシャーによる世界初録音、 ヒンデミット:左手のための協奏曲 「このような素晴らしいオケを持ったフィラデルフィアの市民は幸せだ。」 By クリストフ・エッシェンバッハ メーリー・ルイーズ・カーティス・ボックが1924年、フィラデルフィアに創立したカーティス音楽学校は、高度なプロフェショナル教育を行う音楽学校として知られます。サミュエル・バーバー、レナード・バーンスタイン、アラン・ギルバート、ヒラリー・ハーン、ラン・ランらがカーティスの出身です。 厳しいオーディションを経て入学を許された学生には全員、長所と才能に応じて奨学金が給付され、授業料に充てられます。オーケストラとオペラのプロフェッショナルを養成する課程を中心に、鍵盤楽器、作曲、指揮の教育も行われ、2008/09年度には162名の学生が在籍しています。カーティス交響楽団は、14歳から25歳まで100名を超すプレーヤーで構成され、フィラデルフィア管弦楽団が本拠とするヴェリゾンホールで年3回のコンサートを行っています。 2008年4月27日のコンサートで彼らは、ヒンデミットの管弦楽つきピアノ音楽とドヴォルザークの『新世界』を演奏。ヒンデミットの左手の協奏曲は、フライシャーが初演をして世界各地で演奏を行っている曲で、ラヴェル同様ヒンデミットが第一次大戦で右手を負傷したピアニスト、パウル・ヴィトゲンシュタインへ献呈。そのまま演奏されることなく彼の遺品から発見され、その後フライシャーが手に入れ2004年にラトル&BPOとともに初演されました。(キングインターナショナル) 【収録情報】 ・ヒンデミット:管弦楽つきピアノ音楽〜左手のためのピアノ協奏曲 Op.29(世界初録音) ・ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 Op.95『新世界より』 レオン・フライシャー(ピアノ) カーティス交響楽団 クリストフ・エッシェンバッハ(指揮) 録音時期:2008年4月27日(ライヴ) 録音場所:ペンシルヴェニア州、フィラデルフィア、ヴェリゾンホール Disc1 1 : Hindemith: Klaviermusik mit Orchester, Op. 29: I. Einleitung. Masige schnelle Halbe [02:30] 2 : II. Sehr lebhafte Halbe [03:10] 3 : III. Trio. Basso ostinato. Langsame Viertel, nur sehr wenig Ausdruck [06:43] 4 : IV. Finale. Bewegte Halbe [05:37] 5 : Dvorak: Symphony No. 9, Op. 95: I. Adagio - Allegro molto [12:14] 6 : II. Largo [13:53] 7 : III. Molto vivace [07:55] 8 : IV. Allegro con fuoco [11:58] Powered by HMV
贅沢CD2枚組! エッシェンバッハの濃密演奏によるチャイコフスキー悲恋の管弦楽 &フィラデルフィア管のメンバーによる金管奏者必聴のエヴァルド エッシェンバッハ&フィラデルフィア管のシリーズ第9弾。2003年から2008年までフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督を務めたエッシェンバッハ。最新盤はチャイコフスキーの管弦楽作品と金管奏者にはお馴染エヴァルドの金管五重奏曲を収録。伝説的な演奏を作り上げたエッシェンバッハ&フィラデルフィア管のチャイコフスキー交響曲第4、5&6番に続く熱演を披露しています。 シェイクスピアの傑作「ロメオとジュリエット」。チャイコフスキーは1869年の第1稿から約10年かけて練り上げ、現在は1880年の最終稿が演奏される事がほとんど。世界中の誰もが知っている恋愛悲劇を音楽で細かく描写しています。チャイコフスキー特有のロマンティックな旋律を、エッシェンバッハお得意の濃密かつ濃厚な表現で描き出しています。後半のクライマックスシーンのロメオとジュリエットのテーマでは、一層劇的に盛り上がり鮮烈な印象を残します。『弦楽のためのセレナード』はオーケストラの実力が表れる緊密なアンサンブルを聴かせてくれます。『フランチェスカ・ダ・リミニ』はダンテの「神曲」に出てくるフランチェスカ姫の劇的な悲恋の物語。エッシェンバッハのグロテスクでドラマティックな音作りに注目です。 ロシアの作曲家、ヴィクトル・ウラジミロヴィチ・エヴァルド(エーヴァリト)は一般にはほとんど知られていないものの、金管楽器奏者の間ではビッグネーム。サンクトペテルブルク生まれ。音楽院で学んだ後、土木工学の教授を務めながら、当時ロシアで名を馳せたベリアエフ四重奏団のチェリストとして活躍しました。4曲の金管五重奏曲は、1888年から1912年にかけて作曲。それまでは生前に出版された変ロ長調(作品5)1曲だと思われていたのが、1960年代になって4曲あることがわかり、金管五重奏の標準レパートリーとして広く演奏されるようになりました。フィラデルフィアのメンバーによるクインテットはちっとも力まないのにパワフル。柔らかく、美しい自然なアンサンブル。ヴェリゾン・ホールで録音されたこの演奏で聴くと、エヴァルトの作品が、味わいのある素敵な音楽に一変します。全4曲を演奏したストックホルム・チェンバーブラスの録音(BIS613)ととともに、この曲集の代表的録音に挙げられるでしょう。(キングインターナショナル) 【収録情報】 CD1: チャイコフスキー: ・幻想的序曲『ロメオとジュリエット』 (1880) ・弦楽オーケストラのためのセレナード作品48 フィラデルフィア管弦楽団 クリストフ・エッシェンバッハ(指揮) 録音時期:2008年1月、2007年11月(セレナード) 録音場所:フィラデルフィア、ヴェリゾン・ホール 録音方式:デジタル(ライヴ) CD2: チャイコフスキー: ・幻想曲『フランチェスカ・ダ・リミニ』作品32 フィラデルフィア管弦楽団 クリストフ・エッシェンバッハ(指揮) 録音時期:2008年1月 録音場所:フィラデルフィア、ヴェリゾン・ホール 録音方式:デジタル(ライヴ) エヴァルド: ・金管五重奏曲第1番変ロ短調 作品5 ・金管五重奏曲第3番変ニ長調 作品7 フィラデルフィア管弦楽団員 デイヴィッド・ビルガー、ジェフリー・カーナウ(トランペット) ジェニファー・モントーン(ホルン) ニッツァン・ハロズ(トロンボーン) キャロル・ジャンチュ(チューバ) 録音時期:2009年6月 録音場所:フィラデルフィア、ヴェリゾン・ホール 録音方式:デジタル(セッション) 制作: マーサ・デ・フランシスコ 録音: ジャン=マリー・ジャイサン、チャールズ・ギャグノン Disc1 1 : Tchaikovsky: Romeo and Juliet [22:21] 2 : Serenade for String Orchestra, Op. 48: I. Pezzo in forma di sonatina: Andante non troppo - Allegro moderato [10:46] 3 : II. Valse: Moderato. Tempo di valse [04:03] 4 : III. Elegia: Larghetto elegiaco [11:17] 5 : IV. Finale (Tema russo): Andante - Allegro con spirito [08:16] Disc2 1 : Tchaikovsky: Francesca da Rimini,Op. 32 [26:24] 2 : Ewald: Brass Quintet No. 1, Op. 5: I. Moderato [04:47] 3 : II. Adagio - Allegro - Adagio [03:47] 4 : III. Allegro moderato [03:45] 5 : Brass Quintet No. 3, Op. 7: I. Allegro moderato [05:31] 6 : II. Intermezzo [04:36] 7 : III. Andante [03:52] 8 : IV. Vivo [03:48] Powered by HMV
名ソプラノ、フレミングの初のリート・アルバム。メトの看板プリマとなり、まさに上り調子の時の録音だ。シューベルトの世界を持ち前の美声で清冽に歌い上げており、エッシェンバッハの的確な伴奏も素晴らしい。
長く待ち望まれていた、五嶋みどりのモーツァルトです。日本が世界に誇るヴィオラ奏者である今井信子と、北ドイツ放送響、パリ管弦楽団、フィラデルフィア管弦楽団などを手中に収めた巨匠エッシェンバッハというこのうえなく豪華な共演陣を得て、みどりの美音が時に華麗に、時に艶かしくメロディを奏でていきます。未完の断片から、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタの一部借用といった手段を用いてフィリップ・ウィルビーによって再構成されたヴァイオリンとピアノ、管弦楽のための協奏曲ニ長調は競合盤も少なく、エッシェンバッハのピアノとみどりのヴァイオリンが美しく歌い交わす様はまさに聴きものです。
制作・出演
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / クリストフ・エッシェンバッハ / スーザン・グラハム / バーバラ・ボニー / ヨハネス・チャム / リヒャルト・シュトラウス / ルネ・フレミング / ヴァルター・ベリー2006年のモーツァルト生誕250年を記念して、アルヒーフとドイツ・グラモフォンから、録音と演奏の双方を勘案して、最良のアルバムを50枚セレクト。どれを選んでも安心して聴くことが出来るものばかりだ。
発売元
キングレコード株式会社ピアニストとしての“呪縛”から逃れられなかったエッシェンバッハ。でも朗読(言葉わからなくても絶品)とともにピアニスティックなオーケストラを堪能することはできました。じゃじゃ馬のパリ管に勝手な“エスプリ”を発揮させなかったのも彼の手腕か。