制作・出演 : グリーグ
リゾート気分を醸し出してくれるクラシック音楽を集めたコンピ盤。3枚それぞれに、朝、昼、晩とその時々にぴったりの名曲を厳選して収録。オフタイムをゆったりと過ごせるように演出してくれる。
胎内での記憶が残っていると言われる0歳児に、胎内にいる時と似たような安心と安定を与えることをコンセプトにしたアルバム。幼児のみならず、母親の気持ちを安定させるのにも役立つクラシック曲が収められている。
“親力”の効果を説いて人気の教育評論家、親野智可等(おやのちから)が監修したクラシック・アルバム。クラシック音楽を聴く家庭には、勉強のできる子が育つ、というコンセプトで選曲した親のための安定剤的一枚。
ディスク1は“一日篇”、ディスク2は“人生篇”と、さまざまなシーンのクライマックスをクラシック(風)の音楽で思い起こそうという、チカラワザ系の企画。16頁にわたるシーン・ストーリーの主人公は女性で、その名もエミ(EMI)ちゃんだそうな。うーむ。
制作・出演
GraceDavidson / JulieCooper / エイミー・カーソン / グリーグ / ザ・シックスティーン / シャーロット・モッブス / ハリー・クリストファーズ / リビー・クラブトリー / レベッカ・アウトラム西欧において聖母マリアへの信仰から霊感を得た音楽は枚挙にいとまがない。シックスティーンは中世から現代に至る魅惑の17曲を選び、精緻なアンサンブルを聴かせる。フォーレやエルガーの曲など憧れの情感にあふれ、耳を傾ける者の魂まで浄化するようだ。
北欧を代表するピアノ協奏曲は、25歳の時に書かれた出世作。ノルウェーの民俗音楽をうまく取り入れ、リストからも高い評価を得た。抒情小曲集は、グリーグの心情を綴ったようなまことに美しい珠玉の小品集だ。
リヒテルの個性が遺憾なく発揮されたアルバム。抒情的でロマンティックなグリーグや、繊細なシューマンといった先入観を打ち砕くダイナミックで気迫に満ちた演奏を聴かせている。マタチッチも負けてはいない。
仲道郁代が好きだと言うグリーグ集。協奏曲はシューマンのピアノ協奏曲とカップリングされていたもの。ほかは、彼女自身が選曲した抒情組曲からの抜粋盤に入っていたものだ。彼女の抒情性が際立つ1枚となっている。
発売元
キングレコード株式会社シュミットは32、3歳のとき、マズアは40代前半で、ともに若さが伝わってくる演奏だ。幾分速めのテンポで、シュミットの明快なタッチと折り目の正しさ、そしてマズアのきびきびとした音楽の運びが味わえる。
パッと聴くといささか地味な印象を受けるが、やたら華々しいサーカスのような演奏をしない感性と知性に、いつしか静かな満足感を覚える。グリーグが愛用したピアノで録音された「抒情小品集」は、協奏曲以上に心に染み入る演奏。この密やかさは貴重だ。
制作・出演
カール・ベーム / カール・ライスター / グリーグ / グンドゥラ・ヤノヴィッツ / ジェイムズ・ゴールウェイ / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ペーター・シュライアー / ローター・コッホガリエラとのグリーグは、この曲の最高の演奏とする人が、いまだに多い録音だ。カップリングのシューマンも、若きカラヤンとの共演で歴史的名演と言われているもの。リリシズムと華麗さが堪能できる。
北欧の2大作曲家の代表的な管弦楽曲を集めた、入門編にも最適なアルバム。カラヤンの晩年の録音で、ベルリン・フィルとの濃密で彫りの深い演奏は、聴く者を惹きつけてやまない。