制作・出演 : グレン・グールド
ベストクラシック100 28::ブラームス:4つのバラード/2つのラプソディ/間奏曲集ベストクラシック100 28::ブラームス:4つのバラード/2つのラプソディ/間奏曲集
「間奏曲集」は、グールドの録音の中でも名盤として評価の高いもの。「バラード集」と「2つのラプソディ」は、彼の最後の録音となった。グールドにとっては珍しいロマン派の作品集。
アンド・セレニティ - 瞑想するグレン・グールドアンド・セレニティ - 瞑想するグレン・グールド
単なるベスト盤かと思ったら大間違い。異様にマニアックな選曲に驚き、しかもそれがテンポのノロイ曲ばかりなのに二度驚く。『アダージョ・カラヤン』ならぬ『アダージョ・グールド』。だが“癒し”などとはほど遠く、微視と沈潜と幻想にとことん付き合わされる。
グレン・グールド/J.S.バッハ:ゴールグレン・グールド/J.S.バッハ:ゴール
グールドと言えば「ゴールドベルク」。この曲を、この人の演奏で初めて聴いてしまった不幸な聴き手(筆者)は、彼の孤高の美的宇宙から逃れられない身体となったまま。アウトテイクやインタビュー、評論も嬉しいが、2種類の録音を聴き比べるだけでも満足。
グレン・グールド・アット・ザ・シネマグレン・グールド・アット・ザ・シネマ
グールドの演奏を用いた3つの映画(『スローターハウス5』『戦争』『グレン・グールドをめぐる32章』)で使った曲を集めたコンピレーション・アルバム。晩年のグールドがサントラ制作に関わった『戦争』という映画を見てみたくなった。
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調作品15ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調作品15
歴史的な録音だ。グールドのライヴであり、テンポの解釈をめぐってバーンスタインと意見が合わず、彼が指揮する前にスピーチした伝説の演奏だからだ。スピーチ、演奏、グールドのインタビューが収録されている。まさに個性と個性の激突。おもしろい!
未完のイタリアン・アルバム未完のイタリアン・アルバム
グールド急逝のため未完となった「バッハ:イタリアン・アルバム」用の録音をベースとしている。「イタリア協奏曲」は旧録音だし、「?」はいくつもあるが、初出も豊富で貴重。マルチェルロのオーボエ協奏曲の編曲版などは思わず泣けてしまう名演。