音楽むすび | 制作・出演 : サイモン・フィリップス

最高の音で楽しむために！

ソロやデュオなど、次々と自らの可能性を拡げていく才女、上原ひろみが、技術的な面でも評価の高いベーシストとドラマーを迎え制作した2011年3月発表のアルバム。新たなトリオ像を模索する、スリリングな意欲作だ。

TOTOでの活動も目覚ましいスーパー・ドラマーのソロ第3作。98年のライヴ音源から構成。ステージでさらに魅力を発揮する卓越したドラミングとアンディ・ティモンズらの円熟したバンド・アンサンブルがすばらしい。いきいきとした躍動感が伝わってくる。

人気を博しているのはロック方面からだが、自分の表現としてはフュージョンをやりたいんだよと言っているリーダー作。曲もすべてオリジナル、非常にストイックな印象を与える、硬質かつ透明感の高いフュージョン・サウンドを淡々と繰り広げている。

ロック・ファンなら知る人ぞ知る職人ドラマーのソロ作。ウェンディ・ブルックス、マイク・ポーカロ、シーラEなどをゲストに、ジャズ／クロスオーヴァーのインスト・アルバムに仕上げた。ドラム演奏も目立ちすぎることなく、良質でおしゃれなサウンド。