制作・出演 : シューマン
シューマン:グランド・ソナタ&幻想小曲集シューマン:グランド・ソナタ&幻想小曲集
76年から80年にかけてRCAに残した、ホロヴィッツのシューマン。高齢のせいか細部に少々荒さがあるものの、神経質なまでに研ぎすまされた感覚の冴え、ロマンティックな陰影の細やかさはこの人ならではのもの。抗いながら引き込まれる表現の強さがある。
シューマン:子供の情景シューマン:子供の情景
先般新宿文化センターで聴いた「謝肉祭」ではすっかり感心してしまったが、この新盤のシューマンもそれを彷彿させる素晴しい出来映え。曲から曲の気分のつながりが実にいいし、全体の構成感も並のものではない。曲を消化し切った彼女の自信が如実。