制作・出演 : ジェイク・シマブクロ
旋律楽器としてのウクレレは、音の伸びが少ないぶん、アタック音の色合いが勝負だ。比類ないテクニシャンの彼だが、旋律勝負の企画だけに、本作では“歌い手”としての顔がくっきり。ゆえに、「ロビンソン」「時の過ぎゆくままに」などのライヴ・テイクがとても楽しい。ソロ・トラックは「見上げてごらん夜の星を」「雪の華」。
ベスト盤ながら、2007年の最新録音を6曲(1〜5、20曲目)含む、セミ・ニュー・アルバム的内容。うち4曲が完全ソロで、これがまた問答無用の感動を誘う好トラック。もの凄いテクニックの中に、思わず耳を澄ませる静謐と明るさを同居させる二面性が、日本での人気の秘密か。★
ハワイのウクレレ奏者による“春を呼ぶ”シングル。5分余りに及ぶ聴きごたえあるユーミン作「春よ,来い」、あっ!という展開の編曲/激奏で魅せる3分弱の日本伝統歌「サクラサクラ」、沖縄産名曲をまた特別な温もりで奏でる「花〜すべての人の心に花を〜」。シンプルな楽器での表情・感情豊かな表現にはいつもながら驚くばかり。
癒し系ブームの火付け役でもある人気コンピ・シリーズの第6弾。映画『明日の記憶』のメイン・テーマ曲をはじめ、ジェイク・シマブクロや葉加瀬太郎など、豪華アーティストによる良質なヒーリング・ミュージックが満載だ。
前作の完全ソロ作に続き、大半をソロ・トラックとしたのは自信の現れか。オールラウンドな音楽性が、スローな曲で最大限に発揮されるのが凄い。オケ付きのトラックはむしろ、耳への清涼剤として作用する。ナイロン弦ならではの響きが生み出す、圧倒的な心地よさ。★
ジェイク・シマブクロ、初の完全ウクレレ・ソロ作品。全編ナッシュヴィルでレコーディングされたミニ・アルバムで、ライヴで人気の「アヴェ・マリア」など、縦横無尽に卓越したプレイを聴かせる。
通算4作目となるオリジナル・アルバムは、自身初のセルフ・プロデュース作。ハワイ州観光局TV-CM曲「ウィズ U オールウェイズ」からクラシックのカヴァーまで、新境地のウクレレ・サウンドが満載だ。
2004年度のハワイ州観光局タイアップCM曲「レインボー」を含む全12曲入りで、オリジナルを中心に、ジョージ・ハリスンや元ちとせの名曲カヴァーも披露。多彩なウクレレ・プレイが堪能できる。
スーパー・ウクレレ奏者、ジェイク・シマブクロの2作目はウクレレの可能性を最大限に引き出した痛快ロック/ポップス・アルバム。オジー・オズボーン、スティング、アル・ディ・メオラの曲をカヴァー。