制作・出演 : ジョス・ファン・インマゼール
制作・出演
RonaGoldensher / ThomasGeorgi / ジョス・ファン・インマゼール / ジーン・ラモン / ターフェルムジーク・バロック管弦楽団 / デイヴィッド・グリーンバーグ / ブルーノ・ヴァイル / ベートーヴェン / ヴェラ・ベス指揮者としての活動が主になっている名フォルテピアノ奏者、インマゼールが90年代半ばに録音し話題となった全集。第1番と2番は、インマゼール自身の即興によるカデンツァが聴ける。躍動感あふれる演奏だ。
新しいクラシックの聴き方を提案した“イマージュ・クラシーク”シリーズ。第5弾となる本作は、初期ロマン派の作曲家、シューベルトの作品集。オーケストラ曲から歌曲まで、シューベルトの魅力的なメロディが満載だ。
音楽を聴く歓びを心ゆくまで満喫できるコジェナーの新録音。日頃舞台では歌わない役柄まで掌中におさめた歌唱はどれも名醸ワインのふくよかさと極上のシャンパンの切れ味を持つ。機知に富む演奏でモーツァルトの楽譜に命を吹き込むラトルの指揮も比類ない。★
古楽的視点が、後期ロマン主義的な拡大主義と過剰な美を洗い流し、曲の持つ純粋美を抽出させるインマゼールの手法が、ロマン派の典型的作品とも言えるリムスキー=コルサコフの作品を一変させた。
アニマ・エテルナと共に、常に刺激的な演奏を繰り広げているインマゼールによるハイドン。ハイドンには比較的珍しい短調の交響曲と、自身が独奏を受け持ったピアノ協奏曲という興味深いカップリング。
《ベスト・クラシック 100》から人気作を選んでハイブリッド盤化したシリーズ20点からの1枚。鬼才インマゼールが、ビルスマ率いるラルキブデッリと共演した、美しいシューベルト。
希代のフォルテピアノ奏者とラルキブデッリのチームワークを堪能する名演。古楽器による室内楽演奏は、古楽器の特徴のマイナス面の方が顕著に出てしまって演奏に入っていきにくいものが多いなか、この「ます」たちはいとも簡単にこのハードルを超越した。
深い古楽演奏経験に裏打ちされた、ヴィヴィッドな室内楽の楽しみを満喫できるベートーヴェン。楽器の響きや美音に頼らず、親密なアンサンブルによって作られる、この顔ぶれならではの音楽だ。
もうとっくに演奏しつくされ聴かれつくされたかのような両曲なのに、インマゼールの演奏で聴くと、どこか今までの聴体験をリセットしてくれるような新鮮な面白さと驚きがある。そしてこうした演奏を受け入れて、なおも生き続ける曲のエネルギーも再認識。
指揮者インマゼールがベートーヴェンの交響曲に初挑戦! 使用楽譜はすっかり定着した感のある新ベーレンライター版。ホール・エコーを多く取り入れた響きが壮麗さと透明感を両立させ、第九の巨大な世界観もしっかり表現されている。歌は総じてあっさり。
バロック・チェロが生彩ある響きを奏でると、フォルテ・ピアノがさらに活気のあるフレーズで歌い継ぐ。二人のオリジナル楽器の名手による緊張感にあふれたかけあいの醍醐味。難曲であることを忘れさせてくれる奔放なまでの巧みさ。いま、最高に斬新な演奏。