制作・出演 : ジョージ・セル
最高の音で楽しむために!
伸びやかでノスタルジックな旋律美とソロの華麗なパッセージが魅力的な、ドヴォルザークのチェロ協奏曲。この作品に内在する郷愁や憧憬を雄大なスケールで、しかも詩情豊かに表現した、フランスの名チェロ奏者フルニエの演奏で収めた一枚です。この曲の決定盤として広く親しまれているアルバムで、バックを務めるセルとベルリン・フィルハーモニーの万全のサポートぶりも見事の一語に尽きます。ハイドンのチェロ協奏曲第2番を併録。
カラヤンでなければ実現できなかったと思われるメンバーによる、1969年録音のトリプル・コンチェルト。“掛け値なしの夢の競演”として当時大きな話題となった一枚だ。巨匠たちの有無を言わさぬ名演が聴ける。
発売元
日本コロムビア株式会社ハンガリーのヴァイオリニスト、シゲティ(1892〜1973)がヴァンガードに残した録音を集めた11枚組。もちろんすべて1940〜1950年代のモノ録音。バッハの「無伴奏」、ベートーヴェンのソナタ全曲に、モーツァルトのソナタ集、バルトーク(自作自演アリ)と共演したリサイタルのライヴなど、じつに盛り沢山の内容。また他のピアニストも、アラウやセルなどという豪華版。そうした巨匠たちの理知的でシャープなピアノに対して、シゲティは微塵も臆せず、ストイックで求心的な音楽を熱くひたむきに奏し続ける。
2000年に初めて発売された、不世出の指揮者ジョージ・セルと主兵クリーヴランド管弦楽団の、唯一の来日公演(万国博覧会のための来日)の模様を収録したライヴ・アルバムです。レコードにおいては、彼らの合奏の驚異的な精度は話題になっておりましたが、ここに聴くライヴでも、想像を絶するアンサンブルの妙が確認できます。当時の聴衆も相当度肝を抜かれたこと間違いないでしょう。正確無比で端正でありながら、その音楽はまさに「うた」にあふれています。この公演後、セルは急逝しますが、このライヴ演奏を聴くと、さらに長生きしてもっと我々に素晴らしい音楽を聞かせてもらいたかったと思うことしきりです。
マーラーの交響曲とも深い関係がある「子供の不思議な角笛」の名盤。当代きっての名歌手シュワルツコップとフィッシャー=ディースカウ、それに巨匠セルの指揮でマーラーの真髄に触れることができる。