制作・出演 : スティーヴ・ハウ
イエスでの活動で知られるギタリストが96年以降発表してきたデモ音源集の4作目が発表されるのを期にリリースされる、4作品をまとめた日本独自企画のボックス・セット。70年代から近年に至るまでの長いキャリアにおけるさまざまなグループで発表された楽曲、ソロ作品として発表された楽曲などの原曲・原形などが次々と飛びだしてくるファンにとっては興味の尽きないものだが、彼自身の解説を読みながら聴くことで、彼の根本にある変わっていないもの、時代の変化に伴って変わっていったものがよくわかる。音による自叙伝的側面も。
正確にはイエスのギタリストが率いる、ふたりの息子も参加したグループ、スティーヴ・ハウズ・レミディ名義によるアルバム。ボーナス・トラックを加えた17曲の大半がインスト・ナンバーだが、ジャズやカントリーを含む、多彩なスタイルと腕前を披露する。
友人でもあるジャズ畑とロック畑の二人の英国人名ギタリストが、世界的に有名なギターの名器の数々を演奏。テクニックを駆使しながらも、二人の嬉々とした表情が感じられる、その心温まるデュオ演奏は聴いていて楽しいし、ギターの音色や響きの味わいも格別だ。★
イエスのメンバーとしてあまりに著名な英国人ギタリストのサード・ソロのリマスター再発盤。全曲インストで、彼の持つ繊細な感覚が、得意とするエスニックなテイストも交えて存分に堪能出来る。天才ドラマー、ビル・ブラッフォードの参加も話題だろう。
イエス独特の目眩くギター世界の創世主ハウが、関係者総出演大所帯によるイエス再結成への参加を経て93年に発表したソロ4作目の新規デジタル・リマスタリング再発盤。ひさびさにイエス的コンセプトを打ち出して静かにプライドを主張しているのが微笑ましい。
イエス、エイジア、GTRと、輝かしい道を歩き続けるギタリスト、スティーヴ・ハウのギター・ソロ・ライヴ・アルバム。イエス時代の名曲の再演も聴け、まだまだパワフルなサウンドはファン感涙の必聴盤!
イエス、エイジアでお馴染みのスティーヴ・ハウのソロ作。34本ものギターを操ったことが最大の売りである本作。エレクトリックからアコースティックに至るまで多彩な音色が、素朴な曲を演出。極めてプライベートな内容だが、これが一服の清涼剤となるんだなー。
ジャンル
アンダーソンとハウ、そしてブラッフォードが中心となり、プロデューサーにアラン・パーソンズを迎えた1枚。オーケストラをメインに昔の名曲を新鮮なアレンジで聴かせてくれる。セレクトも広く、WONDEROUS STORIES SURVIVALなど、意外な曲もあり楽しめる。