制作・出演 : ステイシー・ケント
市街電車で朝食を市街電車で朝食を
NY出身、ロンドンを中心に活動する女性歌手のブルーノート移籍第1作。これまで同様、夫君のサックス奏者ジム・トムリンソンのコンボをバックに歌っているが、従来のスタンダード路線とは若干異なり、オリジナルやスティーヴィ・ニックスの曲なども。癒しの歌声。
ザ・ボーイ・ネクスト・ドアーザ・ボーイ・ネクスト・ドアー
着実にファンを増やしている女性シンガーは、スタンダード以外にもC.キング(8)やS&G(16)も取り上げている。これらの曲でも彼女は自分の個性で見事に感情移入し、そのニュアンス豊かな、温もりのある歌声は魅力的だ。こんな曲をきっかけにさらにファンが増えるかも。★
ベスト・オブ・ステイシー・ケントベスト・オブ・ステイシー・ケント
キュートな声質とチャーミングな歌唱で、女性ヴォーカル愛好家の間で支持を集めるステイシーが自ら選曲したというベスト盤(初登場1曲を含む)。夫のトムリンソンもゲッツ風のソロで好サポート。彼女の歌声を知らない方には最初の一枚として推薦したい。
イン・ラブ・アゲインイン・ラブ・アゲイン
キュートな声質が魅力の美人歌手ステイシー・ケント。これは彼女が英国の一流ミュージシャンの全面的なバックアップで完成させたリチャード・ロジャース作品集。情感豊かな歌唱とけだるい雰囲気が絶妙にブレンドされ、心地よい時間を演出してくれる。
クローズ・ユア・アイズクローズ・ユア・アイズ
ニューヨーク生まれながら英国で基盤を築き、2001年にブリティッシュ・ジャズ・アワードも獲得。親しみやすいナチュラルな歌で注目を集めるケントが、97年に発表したデビュー作の再発。スウィング・エラの佳き時間が、もう一度進み始めたような心地良さ。
テンダー・トラップテンダー・トラップ
アルバム『ドリームズヴィル』が日本でもブレイクした英国の人気女性シンガーの2作目の再発。収録曲はスタンダードの名曲。当時から、飾らない、ピュアでチャーミングな歌声は今と同じ。端正でアコースティックなジャズ・サウンドが彼女のヴォーカルを引き立てる。