制作・出演 : ソウル・フラワー・ユニオン
9曲収録の豪華・多彩なマキシ。独特のスケール感がある「アクア・ヴィテ」を軸に、哀悼を込めた初期RCサクセションの「ぼくの好きな先生」とマイケル・ジャクソン「ヒューマン・ネイチャー」、曽我部恵一リミックスの「閃光花火」、ライヴ音源の3曲など、音楽性同様のハイブリッドな内容を持つ。
10年ぶりのライヴ・アルバム。ソウルフラワーとしての活動も十余年。メンバーも中川敬と奥野真哉以外は入れ替わりもあったが、基本は何も変わらない。あらゆるジャンルを取り込んだ祝祭的なサウンドに乗って歌われるのは、つまるところ生きる喜び。救いとなるのは、こういう音楽なのだ。★
リリースが多いので間が空いた感じはしないが、アルバムとしては3年ぶり。トラッドからラテンまで、あらゆるジャンルを雑食に取り入れ、すべて自分たちのカラーに変換してしまう高度な音楽性。そして徹底した人間讃歌と言えそうな祝祭性。素晴らしい。★
7曲入りの、贅沢なマキシ・シングル・シリーズの第3弾。近年最もソウルフルな日本の歌の「海へゆく」やリクオの作品を取り上げた「アイノウタ」に、既発表曲のライヴ録音4曲などを加えた内容で、中川敬を筆頭に、グループの枠に収まらない、スケールの大きさに圧倒される。
ソウル・フラワー・ユニオンがキューン・ソニーに在籍した93年から99年の間に発表したシングル、マキシ・シングル、ミニ・アルバムの音源を時系列に収録した2枚組。未発表曲やデモ・ヴァージョンなど6曲のボーナス・トラックも追加収録されている。
レーベルの枠を超えて制作されたべスト・アルバム。「うたは自由をめざす!」など、彼らのスタンダードともいえる作品のほか、登川誠仁との共作「緑の沖縄」や新録の「永遠の語らい」も収録。
1〜3曲目が新曲。なかでもリクオとブラック・ボトム・ブラス・バンドのメンバーが参加した「ラヴィエベル(人生は素晴らしい!)」は、景気のいいアレンジとあいまって、今後のライヴを盛り上げる一曲になりそう。後半は2006年のライヴからの収録。「ブルー・マンデー・パレード」には「ビール腹に捧げます」という自虐MCも。