制作・出演 : タイガース・オブ・パンタン
若獅子ジョン・サイクス(シン・リジィ/ホワイトスネイク/ブルー・マーダー)の才能が開花した歴史的瞬間! 1981年、ノッティンガムの夜を熱く焦がす伝説の全盛期ライヴ! 1970年代後半から80年代初頭までイギリスを席巻し、アイアン・メイデンやサクソンらを輩出したムーヴメント N.W.O.B.H.M. (ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル)。 ジョン・サイクスを輩出したことで知られるタイガース・オブ・パンタン(以下タイガース)は、 このムーヴメントを語る上で決して避けては通れない重要バンドだ。 サイクスは『スペルバウンド』『クレイジー・ナイツ』(共に1981年)、 そしてシングル「ラヴ・ポーションNo.9」(1982年)でプレイした後、シン・リジィに加入。さらにホワイトスネイク、 ブルー・マーダーでハード・ロック/ヘヴィ・メタル・シーンを代表するトップ・ギタリストとなっている。 いわばサイクスの原点となるバンドがこのタイガースだ。 本作『ライヴ1981〜ヘルバウンド・スペルバウンド』は、ハード・ロック/ヘヴィ・メタルの名盤と呼ばれる 『スペルバウンド』発売に伴う1981年の英国ツアーから、4月23日 ノッティンガム・ロック・シティでのライヴ・パフォーマンスを収めたアルバムだ。 この時期のバンド・ラインナップは、タイガース史上最強の布陣と呼ばれるもので、彼らのライヴの熱気を捉えるべく、 『スペルバウンド』をプロデュースしたクリス・タンガリーデスが『ローリング・ストーンズ・モバイル・スタジオ』でレコーディングしたものの、 長年お蔵入りになってきた。その後一度発売されたきり、現在まで長く廃盤となっていたが、このたび最新リミックスが施された新装盤として見事に蘇った。 『ワイルド・キャット』『スペルバウンド』の2作からの楽曲を中心に選曲された本作。 アルバム発売から38年を経て、『スペルバウンド』からのナンバーはライヴでさらに荒々しく、血湧き肉躍るヴァージョンへと生まれ変わり、 『ワイルド・キャット』からの曲がサイクスとデヴァリルを得て、さらにエキサイティングに変貌を遂げているのも嬉しい。 サイクスが強引にねじ込む弾丸のようなギター・ソロも見事だ。 この1年後にはサイクスがバンドを去るため、ライヴ・アルバムとして楽しむことはもちろん、歴史的ドキュメントとしても極めて価値の高い作品だ。 『ライヴ1981〜ヘルバウンド・スペルバウンド』は、彼らが天高く上昇していった栄光の瞬間を追体験することが出来る貴重な作品だ。 【メンバー】 ジョン・サイクス(ギター) ジョナサン・デヴァリル (ヴォーカル) ロブ・ウィアー(ギター) ロッキー (ベース) ブライアン・ディック(ドラムス)
ニュー・ウェーブ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタルブームの中で秀でた存在だったタイガース・オブ・バンタンの2ndアルバム。天才、ジョン・サイクスの加入により楽曲のみならずテクニカル的にもクオリティ・アップしたセカンド・アルバム。(1981年発表)
メロディ・ラインを重視し、ヴォーカルを前面に押し出した風格のタイガース・オブ・パンタンのサード・アルバム。ジョン・サイクスは、今作リリース後脱退した。(1982年発表)