音楽むすび | 制作・出演 : ドビュッシー

モワ〜ンとした抽象的表現ではなく、1音1音をしっかりと弾き切ったクリアなドビュッシー。まるで無数の宝石がキラキラと舞い降りてくるような美しさに満ちている。時にはかなり激しい表現も加えられ、仲道ならではの個性が感じられる。

ドビュッシーの20歳代に作られた歌曲が集められている。アップショウのクリーミーな声とピアノを弾くレヴァインの泡立つようなきらきらとした音色。難しく考えられがちなドビュッシーの歌曲が、とても身近でチャーミングに感じられる。★

62年生まれ、フランスの若いピアニスト。これは個性的な演奏です。かしこまったドビュッシーではありません。大きな音楽の流れは無いけれど、小さなところにケレン味たっぷり、12のエチュードを自分の芸風で一色に染め上げています。

日本でもその薫陶を受けた演奏家は多いピュイグ＝ロジェ。これは72歳の時に日本で行なった録音で、彼女の愛するドビュッシーとフォーレの曲を演奏したもの。1曲1曲に細やかな愛情の感じられる、まさに珠玉の作品集が、廉価盤でCD化された。