制作・出演 : ハンス・グラーフ
アンリ・デュティユー:管弦楽曲集成アンリ・デュティユー:管弦楽曲集成
制作・出演
アンリ・デュティユー / オリヴィエ・シャリエ / シャルル・ミュンシュ / ジャン=ギアン・ケラス / ジョージ・セル / ハンス・グラーフ / フランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団 / フランソワ・ル・ルー / ボストン交響楽団デュティユー(1916〜)は今やフランス音楽界の最長老だが、メシアンのエキゾティシズムやブーレーズのセリエル的前衛主義と比較すれば、最もフランス的な伝統にのっとった中道を歩んできたといえる。それを再認識する上でも、またフランス現代音楽の“名作”を探る意味でも、彼の管弦楽の主要作品が収録された本アルバムはまことに有益。最初期の「檻」(世界初録音)を収め、ケラスやシャルリエなどの豪華なソリスト陣、それにシャープな解析力で切り込む指揮のグラーフなど演奏のクオリティがすこぶる高いのも魅力。
モーツァルト:ピアノ協奏曲選集 6モーツァルト:ピアノ協奏曲選集 6
ハイドシェックの演奏は今、絶頂期の至芸の域に達したようだ。粒立ちのよい音質ながらうるおいと「コク」のある音色、深みのある解釈など、ハイドシェックならではの独創的なモーツァルトが展開される。今後のモーツァルト演奏の指標ともいうべき演奏である。
モーツァルト:ピアノ協奏曲選集 3モーツァルト:ピアノ協奏曲選集 3
熱狂的な支持者を持つことで知られるハイドシェクの最新録音。縦横自在に動くテンポと細かな表情付けはこのピアニストの独壇場といえよう。けれども、聴き進めるうちに少々疲れてくるのも事実。筆者個人としては以前のハイドシェクの素直な演奏をとりたい。
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