制作・出演 : ピーター・ワシントン
リニーが長年在籍したバンドの親方で、恩師でもある故ジョー・ヘンダーソンに捧げた作品で、収録曲はどれも故人の愛奏曲。恩師の優れた音楽性を浮き彫りにしながら、しかもそこに彼女自身の個性が輝く編曲が斬新。刺激的で創造性あふれるピアノ・トリオ演奏だ。
これは理屈抜きで楽しめるピアノ・トリオ。82年生まれ、ピーターソンやウィントン・ケリー、ガーランドなど、50年代に活躍した人気ピアニストの影響を色濃く感じさせるニマーのヴィーナス第3弾。安定感のあるベテラン二人のリズムを得て、お馴染みのスタンダードをフレッシュに演奏。
エリック・アレキサンダーの好敵手と目されるカナダ出身のテナー奏者の新レーベル移籍第1弾。ソニー・ロリンズを思わせる逞しい音色とフレーズが、この人の持ち味。ギターのバーンスタインもソロイストとして大活躍。親しみやすい選曲で初心者も気軽に聴ける一枚だ。
制作・出演
ウェイン・エスコフェリー / ジミー・グリーン / ドン・シックラー / ピーター・ワシントン / フレディ・ブライアント / ベン・ライリー / ベン・ライリーズ・モンク・レガシー・セプテット / 北川潔発売元
株式会社ポニーキャニオン某BIGBAND JAZZ CONTESTで優秀ソリスト賞を受賞した女性トランペッターの第2作。彼女はホットに超絶技巧で、というタイプではない。安定感ある技巧でメロディをじっくりと紡いでいく奏法。奏でられる音には柔らかな感性が息づいている。
制作・出演
ウイントン・マルサリス / ウォレス・ルーニー / クラウディオ・ロディッティ / ジュニア・マンス / ジョン・ファディス / ディジー・ガレスピー / ドク・チータム / ピーター・ワシントン発売元
ユニバーサルミュージックジャンル
“シャーラップ”が正しい発音の、ビルのコンボでの最高作だ。ジャズ喫茶好みのこの作品からは、トリオでのソフトな感覚は感じられない。いいじゃないビル、と声を掛けたくなる。BNらしいマンハッタン・ジャズな世界が広がる。選曲も言うまでもなくいい。
ジェイムス・ウィリアムスとイリノイ・ジャケーに捧げたM&Iの第2弾。粒の揃ったビートが心地よいナッシュ、パーカッシヴなヴァイブのネルソンとのトリオだけに両者が引き立つ。(10)はウィリアムスからトミー・フラナガンへの贈呈曲で、フラナガンの録音時ナッシュがドラマーを務めた。