制作・出演 : ブラームス
それぞれソリストとしても活躍している国際的なピアノ・デュオ、中井恒仁&武田美和子のブラームス。「ハンガリー舞曲集」では1887年製の、「ワルツ集」では現代のスタインウェイを使い、聴き比べの楽しみもある。
2011年3月で読響を退団するクラリネット奏者、四戸世紀の区切りとなるブラームス・アルバム。清水和音、向山佳絵子をいう豪華メンバーを迎え、ブラームス晩年のクラリネットの傑作を並べた意欲作だ。
フランス、ターラ盤によるフルトヴェングラーの廉価盤シリーズ。1945年にイッセルシュテットの下結成された北西ドイツ放送響(現北ドイツ放送響)に唯一客演した時の記録だ。名盤として有名なアルバムだ。
発売元
キングレコード株式会社ブラームスはEMI音源のメニューインの戦後の名演のひとつと言われているもの。シューマンは、有名なDG録音の3ヵ月後、ルツェルン音楽祭でのライヴ録音。フルトヴェングラー的即興の妙と集中力に富んだ名演だ。
「ヘンデルの主題〜」では各変奏の性格描写からフーガの壮大なスケールまで、構築性と抒情をひとつとし、この作品の魅力を十全に描き出した名演。和声のバランス、声部間の奥行き、音の色や質などどれも見事で、作品118の有名な第2曲などまさに熟成の味わい。第5、6曲の音色や詩情もリリシストの名にふさわしい。★
一世を風靡したコンビによる全集は、第3番が初CD化とのことだが、他も国内ではCD初登場。中でもルッブラ編のヘンデル・バリエーションは珍品だ。全盛期には響きの明るさをもてはやされたコンビだが、現在ではフレーズ処理のふくよかさや思い切りの良さが耳を捉える。わかりやすく聴きやすいブラームスだ。
暗い抒情に彩られた第1番と、円熟の技をみせる第2番に、マイスキー自身の編曲版歌曲を加えたブラームスらしさが充満している1枚。思い入れたっぷりのマイスキーの演奏が心に迫る。
若きブラームスのメランコリックなロマンティシズムが充満している第1番と、ピアノ紗重層の世界を広げたベートーヴェンの「大公」の組み合わせ。豪華メンバー3人による極上のひと時を味わえる1枚だ。
若きパールマンの気迫あふれる演奏が印象的な、1976年録音のブラームスのヴァイオリン協奏曲をHQCD化。ジュリーニが指揮するシカゴ響楽団の演奏に支えられたパールマンの伸びやかな響きが、ロマンティックでスケールの大きなブラームスを聴かせる。
メニューインが、ジャンドロンら豪華メンバーと共演したブラームスの弦楽六重奏曲をHQCD化。名手たちによる阿吽の呼吸の演奏は、おおらかなで美しいブラームスを聴かせる。