制作・出演 : ブルックナー
ブルックナー:交響曲全集 Vol.2::ブルックナー:交響曲第9番ブルックナー:交響曲全集 Vol.2::ブルックナー:交響曲第9番
この曲の第3楽章の響きにこれほど多様な表情が潜んでいたのかと認識が洗われる。殊更な仕掛を弄しているわけではない。敬虔崇高な構えを作らず、沈着に耳を働かせて響きの色や質感の違いを引き出すことで、遥かな想いが巡りゆく未見の音の姿が浮かび上がる。★
カラヤン プレミアム2CDシリーズ 5::ブルックナー:交響曲第4番&第7番カラヤン プレミアム2CDシリーズ 5::ブルックナー:交響曲第4番&第7番
LP3枚組のセットで発売され、1971年のレコード・アカデミー賞を受賞した作品のCD版。ブルックナーの歌謡性と叙情性を徹底的に磨き上げ、さらに大衆性を抽出している。カラヤン美学のひとつの典型がここにある。
マタチッチ N響 伝説のライヴ マタチッチの芸術::ブルックナー:交響曲 第9番 ニ短調マタチッチ N響 伝説のライヴ マタチッチの芸術::ブルックナー:交響曲 第9番 ニ短調
来日時にブルックナーの交響曲第5番を取り上げ、注目を集めたマタチッチが、再び取り上げたブルックナー。来日直前にプラハの春事件が起きたためか、マタチッチの指揮にも気迫がこもり、緊張感みなぎっている。
ブルックナー:交響曲第6番[ノーヴァク版]ブルックナー:交響曲第6番[ノーヴァク版]
2008年2月のライヴ録音。さすがにブルックナー演奏では定評あるオケだ。音響面でも旋律の歌いまわしでも自然に沸き起こってくるように違和感がない。2002年以来交響曲全曲録音に取り組んでいるデイヴィスとの蜜月時代もいよいよ佳境に入ってきた感がある。
ブルックナー:交響曲第9番ブルックナー:交響曲第9番
ブルックナー:ミサ曲 ヘ短調WAB.28[原典版]ブルックナー:ミサ曲 ヘ短調WAB.28[原典版]
朝比奈隆唯一のブルックナー、ミサ曲を収録したアルバム。83年にデジタル録音された音源にリマスタリングを施している。発売当初から絶賛された演奏で、朝比奈及びブルックナー・ファンは必聴だ。
ブルックナー:交響曲全集 Vol.1::ブルックナー:交響曲第7番ブルックナー:交響曲全集 Vol.1::ブルックナー:交響曲第7番
たとえば、第3楽章がこれほど軽やかな演奏は珍しいかも。前半の二つの楽章ではあまりにも繊細と思われる箇所もあるが、その反対にかつて体験したこともないすがすがしさもある。決定盤とは言えないが、曲に新しい光をあてた演奏として注目。