制作・出演 : プリテンダーズ
ルース・スクリュールース・スクリュー
4年ぶりのニュー・アルバム(8枚目のオリジナル作)。いかにもベテランらしいゆったりとして落ち着いた演奏に思えるが、ドラムなど、リズムへのこだわりが感じられるのが印象的。大人の色香を漂わせたクリッシー・ハインドのヴォーカルも聴きものだ。★
プリテンダーズ・ベストプリテンダーズ・ベスト
79年のデビュー曲「ストップ・ユア・ソビン」から「ドント・ゲット・ミー・ロング」まで全16曲を収録したベスト盤。さすがはロック界のフィーメイル・ボス、といったところか。
愛しのキッズ愛しのキッズ
最新作を除く3枚。『ラーニング…』以降メンバー交替をくり返してきているが、クリッシー・ハインドさえいればこのバンドは成立するし、ギター中心のR&Rサウンドを聞ける。独特の調子を持つ感情を抑えたヴォーカルや、ギターを持ってマイクに向かう忽然とした姿に、成熟した女の底の深さを感じるし、可愛らしさもあるんだよね。ギターとロックが最高に似合うカッコいい人だ。
ライヴ・フロム・ジ・アイルライヴ・フロム・ジ・アイル
昨年5月にロンドンのスタジオで収録されたプリテンダーズのアコースティック・ライヴ・アルバム。ストリングスにクリッシー・ハインドが切々と歌うデビュー・ヒット曲(5)他、ソフトなアレンジによってメロディックな楽曲本来の魅力が蘇る。
ザ・グレイト・プリテンダーズザ・グレイト・プリテンダーズ
クリッシー・ハインドとUB40の共演シングル(16)を含むベストCD。デビュー当時はニュー・ウェイヴ的な意匠をこらしたマージー・ビート・バンドという感じだった彼らが、次第に“黒っぽさ”を身につけていったことが良くわかる編集だ。これはお買い得。
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