制作・出演 : ベルリン・フィル
シューベルト:交響曲第9番<ザ・グレート>シューベルト:交響曲第9番<ザ・グレート>
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ユニバーサルミュージック(1)はブラームスの4番、トリスタンなどと共にフルヴェン芸術の頂点ではなかろうか。自由自在なアゴーギグで、音の背後にあるものを開陳してみせる。(2)は何とも愉快な演奏。ハイドンに不可欠の明るい躍動感と微笑があり、アンチ・フルヴェン派も聴いてほしい演奏。
チャイコフスキー、グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲チャイコフスキー、グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲
若手の成長株ヴェンゲーロフとアバドの組み合わせが興味の的。豊麗なヴァイオリンの響きが堪能できるグラズノフがお薦めだが、チャイコフスキーの優美な表現にも注目したい。いつになく情熱的な演奏を聴かせるアバドの溌剌とした指揮も聴きものである。
ラフマニノフ:交響曲全集ラフマニノフ:交響曲全集
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ユニバーサルミュージック20代、30代、60代と生涯の各時期に1曲づつ3曲の交響曲を残したラフマニノフ。彼の音楽はいつの時代もロマンティックだが、これらの交響曲を聴いていると、それぞれに若さや情熱が感じられ、円熟度が違って聴こえるから面白い。マゼールも熱演だ。